皆様こんにち
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
クリーニング店から神主さんの狩衣に泥はねが付着している為に
しみ抜きをして欲しいとのご依頼です。
狩衣
狩衣(かりぎぬ)は、平安時代以降の公家の普段着。もともとは狩の時に着用したのでこの名前が
ついたが、活動的であることから次第に普段着として定着した。その後、時代を経るに従って公服
としての色彩を増し、直垂に次ぐ四位の武家の礼服ともなった。ただし、狩衣姿での参内(御所への
出入り)は一切認められなかった。明治時代以降には、神職の常装となった。
狩衣前上前身頃 泥はねしみ
狩衣前下前身頃 泥はねしみ
狩衣は糊で固めた生地なのでしみ抜きがしにくい生地です。
前身頃に大きな泥はねのしみがあります。
狩衣前身頃 しみ抜き後
最近は泥はねのしみ抜きを行う事が少なくなりましたが、油性しみ抜きで落とし切れる
事が多いですが、生地の関係なのか泥の成分なのか、油性処理で落ちなくて水処理でも
落ちなくて、酵素処理でやっと落とす事が出来ました。
狩衣後身頃裾 泥はねしみ
検品すると後身頃にも付いていました。
狩衣後身頃裾 しみ抜き後
綺麗に落ちました。
着物と洋服のお手入れは
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる
山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。
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