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職人気質

2013年11月04日 | コラム

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

仕事を通じてたくさんのすばらしい職人さんと出会う機会に恵まれました。

職人さん達は無口な方が多く一つの事をコツコツ行っています。

職人気質(しょくにんかたぎ)とは、辞書を引くと、

「自分の技能を信じ誇りとし、納得できるまで念入りに仕事をする実直な性質。」

と出ています。私もそうだと思いますし、そうありたいと思います。

ある時大先輩の仕立て屋さんとお話している時に

職人は上手く仕上げるのは当たり前の事、そこにさらに色気をつけなければだめなんだよ

と言うお言葉をいただきました。色気か~プラスアルファだな・・・・ 探求しなければですね。

特にプレス後いかに仕立て上がりに近づけるか、お客様にお渡し後にいい状態を保てるか

いまだに試行錯誤を続けています。

 

両親が昭和44年にアパートを建築を依頼した工務店が工事途中で倒産して工事停止の状態でした。

倒産した工務店の債権者会議で外壁工事の職人さんが「既にお金を払った事は良く分かっているが

我々に未入金なのであと13万円 出してくれればきちんとした仕事をする」と確約してくれたそうです。

当時のアパートの建築費用が150万弱ですからかなりの高額です。

お金を工面してその職人さんにお渡しして外壁の工事をしていただいたそうです。

アパートの外壁

40年以上経っていますが、ひび一つ入っていません。

職人気質の素晴らしいお仕事です。

 

他の建物の外壁

同じ時期に建てた建物ですが、あちこちヒビが入っています。

本来ならこんなふうにひび割れしていてもおかしくないのに

我が家のアパートは、何処にもひびひとつ入っていません。

この外壁工事の職人さんは東北の方だったそうですが、自分の仕事に誇りを持たれていた事を

心に深く感じます。もうすでに御存命かどうかは定かではありませんがこれぞ職人気質と思います。

大工さんの仕事は解体する時にこの大工の腕は良かったとか左官屋さんの腕が良かった言われます。 

東京タワーを建てたとび職の方の子孫に誇れる仕事をする心意気で

自分の行った仕事に責任を持つ事思いが伝わってきます。

 

昨今有名ホテルの食材の誤表示(偽装)問題で次々に広がっています。

5~6年前あるホテルで子供の誕生会で食事をした時に料理長がコスト削減して

良い料理を出すように上からの指示に頭を抱えていた事を思い出しました。

現場の料理人は、上からの指示で行っていたと、思います。

真面目な経営をしている方たちに大変迷惑な事を強く感じます。

いま料理長をされている方達はバブルの頃に料理人を志された方達です。

当時の事を考えると今は大変だと思います。日本の誇りをもう一度取り戻したいものです。

 

店舗をリフォームをした時にも素晴らしい業者さんと出会いました。

この方の連れてきた職人さん達には本当にたくさんの事を学びました。

腕の良い宮大工上がりの大工さん「自分は腕が悪かったので普通の大工をやっている」と

謙遜していました。綺麗な仕事をしてくれた設備屋さん、水道配管を見た他の業者さんも褒めてくれました。

他にも表具屋を親に持つクロス屋さんこの方はの貼るクロスは他の職人さんとはまるで違いました。

この方からは、自分の仕事の重要なヒントをもらいました。

私の仕事のこだわりはたくさんありますが当店の事は次回に述べさせてもらいます。

 

着物のしみ抜きは、厚生働大臣認定一級染色補正技能士のいる。

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時

休日 日曜 祝日

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