皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
昨今、着物の新反が売れなくなり、当店にも呉服屋さんから新反の加工が来ません。
まして絞りの新反の湯のしが来たのは、かなり久しぶりです。
絞り染めでは布の一部に糸で縛る、縫い締める、折るなどして圧力をかけた状態で布を染めることで、
圧力のかかった部分に染料が染み込まないようにし模様が作られる。布に圧力をかける作業は括り(くくり)と呼ばれ、
括りの際に布に出来る立体的な皺を絞り染めの表現の一つとして評価する場合もあります。
新反はこのように幅が狭く機械湯のしもしくは手のしで幅出しを行います。
絞り羽織身頃 湯のし(手のし)前 Before
絞りの新反の幅出し前は6寸位ですので、手のしで蒸気に当て適度に伸ばしていきます。
当店では三人で行っています。
手のし作業中
手のし作業中
私の小さい頃は、両親と共に頻繁に手伝った記憶があります
現在は、家内と子供達に手伝ってもらっています。
絞り羽織衿 手のし後 after
小さい頃は半分括ってあって半分括って無い事が不思議でしたが、
衿の部分ですので全て括ると衿が太くなりすぎて収まりがつかない事は理解出来ます。
絞り羽織身頃 手のし後 after
時折クリーニング店で着物の丸洗いをして絞りを伸ばされたとお聞きする事がありますが、
クリーニング店の職人さんの知識不足が原因です。
私自身は新反を仕立て屋さんに引渡しその後仕立て上がり顧客様のもとに行き、
その後しみ抜きや丸洗いや洗い張りで当店にやってきます。
絞りの湯のしや手のしを行い場合は絞りが伸び無い様にしなければなりません。
しみ抜きや仕上げのアイロンのプレスの最初の仕立て上がりの状態を熟知していますので安心してお任せ下さい。
絞りの湯のしや丸洗いとしみ抜きは、
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる
山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。
〒062-0902
札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号
電話011-811-6926 FAX011-811-7126
メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp
ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp
営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時
休日 日曜 祝日
ブログランキングに参加しています!
皆様の応援がとても励みになります
良い記事や参考になる記事には
ポチッと押してください。
よろしくお願いいたします。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓