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羽二重紋付・馬乗袴 プレス 正絹素材

2019年03月18日 | 着物・帯(プレス)

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

取引先のクリーニング店から羽二重紋付・馬乗袴のプレスの依頼を受けました。

羽二重紋付

羽二重は染も仕立てもプレスも難しい素材です。

染の場合は染ムラの発生が多い為に別染めの場合は購入した呉服店・問屋さんを通して

メーカーに染を出さないとクレームになった場合は最悪何も保証をしてもらえない場所があります。

仕立ても以前聞いた事ありますが、縫った後のコテの使用でアタリが出やすいので

外注の出す仕立て屋さんもいる位です。クリーニング店も一般のホーム(洋服)のしみ抜き目的の

前処理剤の使用で水分使用が多い場合は手描きの紋の色なきの原因になる為に注意が必要になります。

仕上げもアタリが出ない様に仕上げる事が重要になってきます。

羽二重紋付 仕上げ後

この紋付は袴を履く事を前提にしている為に足元の方を仮止めしてありました。

アタリを出さない様に仕上げをしました。

馬乗袴 

一般的な袴には大きく分けて2つの種類があります。

中が二股に分かれている馬乗り袴(うまのりばかま)と完全に筒状の行灯袴(あんどんばかま)です。

馬乗袴は江戸時代、武士の乗馬用の袴として着用されたものです。

キュロットスカートのように二股に割れており、馬に乗りやすいよう設計されています。

行灯袴は中仕切り(襠)がなく、いわゆるスカートの様な形状になっており、

主に婦人用/女学生用に使用されていたものです。

馬乗り袴と比べて簡易的な作りになっており、江戸後期には一般的なファッションだったとされています。

現在は男性用のものもあります。

馬乗袴 仕上がり後

仕上げに関しても馬乗袴は(まち)が付いている分が仕上げるのが少々厄介ですが

ひだをしっかり取ってバランスを崩さないように整えてます。馬乗袴は

の曲げ方がめんどうですが縫い目にそって折り曲げれば落ち着いて形が整います。

綺麗に仕上がりました。

 

着物と洋服のお手入れは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

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