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創業106周年きものお手入れと洋服のメンテナンス店一級染色技能士の仕事事例と日常生活

染紬袷(解き済み)洗い張り 正絹素材

2022年01月14日 | 着物(洗い張り)

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

いただいた着物を自分の寸法に仕立て替えを行う為に洗い張りをして欲しいとの

ご依頼です。以前、和裁検定を目指していたとのお聞きした事と洗い張りの為

着物の解き代が発生する事をお知らせすると解いて頂けたので感謝、感謝です。

染紬袷(解き済み)

海老色の染紬で紬なのに表地は柔らかかったです。

染紬袷は縫い後

染紬表地 洗い張り中

洗浄液に入れいると糊が大量に出て来て洗っていると地色も出て来ました。

洗い張り後の洗浄液

製造時の染色後の余分な染料を濯ぎだす水元が不十分だったと思われます。

当店の洗浄液には色止めの薬剤がブレンドしていますがこれだけの残留染料があると

しみ抜きを行うと胴裏に付着したりしみ抜きした部分が白っぽくなったりするので

再度色掛けをして修正しなくては行けませんので、根本解決にはならない為に

仕立て前の湯通しで糊と残留染料を取り除く事が、今後の染紬が雪や雨に濡れた場合に

他の物への移染を防ぐ事が出来るので根本解決に繋がります。

染紬袷 乾燥中

乾燥して見てびっくり、生地が硬くなりました。

製造時に使用していた糊が結城紬と一緒のうどん粉を使用していた為に

水に入れるとかなり柔らかかった表地がバリバリになりました。

結城紬と一緒の柔軟加工を行うと柔らかくなりました。

染紬袷 仕上げ後

生地も柔らかくなりましたし、残留していた染料と糊も抜けましたし、艶も出て

仕立て上がった後、着心地も良くなったと思いますし、早く新型コロナウイルスの感染拡大も

終息して、楽しい着物ライフを楽しんでいただくお手伝いが出来た事に幸せを感じます。

 

着物と洋服のお手入れは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる 

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

営業時間 9:00~18:00

休日 日曜・祝日

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

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