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創業106周年きものと洋服のお手入れ専門店 一級染色技能士の仕事事例と日常生活

染物について(洋服の染替え)

2013年10月04日 | 洋服(染・染替え)

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

「三ツ屋染舗と言うのに染物はやっていないんですか?」とか

「染物は着物だけですか?」とお客様より尋ねられますが、

「着物の他にも洋服も染められますよ、特にウールと絹の天然素材は良く染まります

あと普通に染まるのは綿と麻です。あまり良く染まらないのは化学繊維です。」

とお答えしています。

当店も、初代の祖父の頃より色々オーバーや柔道着やズボンやTシャツ、下着等を

染めていました。年配のお客様の中には、薬局にて都染めの染料を買いご自分で染められた方も

多いと思いますし、当店でロックミシンに使用している糸を仕入れる手芸品の問屋さんも昔は

沢山染料を販売した事をお聞きしています。

染も両親の頃はクリーニング店の下請けでオーバーやジャンバー等染ていましたが、

ヤケが出たりしみが発生したりしてトラブルも有りました。

この事は、着物でも一緒で京染に出しても染ムラやしみの発生により、お客様にご迷惑お掛けする事も

有りました。昨今呉服業界やクリーニング業界で行っている撥水加工(ガード加工)も全体染では

染ムラを起こし易く非常に有害な加工です。必ずガード加工抜きを行ってから染を行います。

 

それでは、当店で行っている全体染の工程をご説明致します。

染物は必ず被染物を水洗いして汚れや生地に付いている糊や不純物を落とし綺麗に洗います。

綺麗に洗わないと染めムラやしみの部分が濃く染まり染め上がりが悪くなります。

染色煮込み中

染料と適切な助剤を入れ下記の釜で蒸気で加熱しながら20分~60分煮込んで染めます。

煮込む事で繊維に染料が浸透して定着していきます。被染物が痛まぬ様、染ムラが発生しない様に

棒で被染物が浮上がら無い様にて沈め時折かき混ぜながら煮込んでいきます。

余分な染料を除去する為に洗います。(ソーピング中)

良くゆすぎ染料を落とします。

定着剤に漬け込み中

最後の濯ぎを行い、仕上げ剤を付け乾燥ご仕上げを行い完成です。

レースニットのスーツ  Before

レースニットのスーツ  after  エンジ染替え

  

*注意*

染替えは新品でも染ムラ、ヤケ、が出る場合が有ります。

その時はご了承下さい。

すべて繊維が、ご指定の色にも染まりません。

必ず事前の受付でご納得頂けた方のみのお引き受けとなります。

一部の品物は、成り行きOKとなりますので、ご了承下さい。

(平成27年9月8日一部書き換えいたしました。) 

洋服の染替えは、

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

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