皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます!!
振袖袷の裄出しの依頼を受けた仕立て屋さんが採寸すると、隠れていた肩山の墨打ちの部分が
見えてしまうので、直して欲しいとのご依頼です。
振袖袷
墨打ちとは白生地の上に袖、身頃などきものの各部を指定するために「印」を墨で打つ事です。
とくに、墨打ちが大切なのは印の位置がわずかにずれても、染上がった際に柄が合わなくなったり、
仕立て屋さんに思わぬ苦労をかけたりすることになるので細心の注意が要求されます。
振袖袷 袖付け
振袖袷肩山 墨打ち
振袖袷 袖付け
振袖袷肩山 墨打ち
肩山の墨打ち部分はは糊置きしている為に染まって居なくて白いですし、更に金加工もしています。
実際に肩幅を縫う所に切りびつけの糸印が付いています。
墨打ちは2カ所とも色掛け(色修正・染色補正・染直し・部分染)を行います。
理由は縫い代ギリギリの為、生地引っ張ると白い部分が見えるからです。
振袖袷袖付け 筋消し後
振袖袷袖付け 色掛け(色修正・染色補正・染直し・部分染)後
作業は最初に金加工の金のりを除去後に水処理してから
色掛け(色修正・染色補正・染直し・部分染)を行いました。
振袖袷袖付け 筋消し後
振袖袷肩山 色掛け(色修正・染色補正・染直し・部分染)後
バブル期はたくさんの着物が売れていて、裄の長くて墨打ち消しが結構ありました。
その時の事を思い返しながり作業を行いました。当時と使用薬剤も色掛けの染料も
アップデートしているので、作業時間も仕上がりも良くなっている事が実感しました。
振袖袷袖付け 筋消し後
綺麗に仕上がりました。
着物と洋服のお手入れは
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる
山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。
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