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剣道着(道着・袴)着用による退色 紺染・染替え 綿素材

2024年01月17日 | 剣道着・空手着

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

昇段祝いで贈られた剣道着(道着・袴)が長期間の着用で退色して来たので

以前道着店で染替えをしてくれていたのですが、染物店が廃業した為に

染物店を探して札幌染洗工業組合の印染店からのご紹介で当店にいらっしゃいました。

剣道着(道着)着用による退色
 
長期間着用で摩擦により退色して白くなっています。

剣道着(袴)着用による退色

藍染の道着も袴も長期間着用で膝周りが摩擦により退色して白くなっています。

以前は武具店を通じて本州で染替えを行っている業者がいたようですが、廃業したらしく

現在は取り扱っていないそうで、当店にご依頼にいらっしゃいました。

藍染は素晴らしいですが、生地に定着しずらいし、激しい運動量の剣道は大量の汗が

生地の付着するので、ネットで調べると畳んだ道着や袴をたらいに入れて水に漬け込んで

汗の除去をしている動画を見ました、洗剤を入れると藍が出る為に水に漬け込む事で

藍を出なくする事を考えると汗の水分は落ちますが、油成分やコレステロール等の

中間汚れが残留しやすいので、匂いなども気になってきます。

ネットで調べると防具用の藍染の補修液も販売していますし、何店か剣道着のクリーニングや

染め替えを行っているますが、当店はまた別の視点で作業を行います。

剣道着(道着・袴)水洗い後

水洗いをすると汚れと色が流れ出しました。

剣道着(道着・袴)染色後

染料と助剤として塩を入れて高温で煮込んで染めました。

剣道着(道着)仕上げ後

剣道着(袴)仕上げ後

カメラの露出の関係で青く写っていますが、実際は袴の仕上げ後の様な濃紺に染まりました。

染色後の袴はヒダが取れて仕上げが大変でしたが、何とかまとめる事が出来ました。

お客様は綺麗に仕上がったと喜んでいただきました

 

着物と洋服のお手入れは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる 

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

営業時間 9:00~18:00

休日 日曜・祝日

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

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