NZニュージーランドの人口は約400万人、国土は日本の4分の3ほど。
羊ばかりが目に付きます。
約4千万頭の羊が放し飼いにされています。
畜舎も無く一面の草原に放し飼いにされていて、特に世話をすることも無いそうです。
特に寒い冬は生き延びれなくて死んでしまう羊もいるそうです。
時々テレビで被害情報が放映されるそうです。
「昨日は、この寒さで○○頭の羊が凍死しました」という具合に。
その羊について。
かつては8千万頭の羊がおったそうですが畜産の採算が合わないので減ってきて、最近は4千万頭前後に調整されているそうです。
放し飼いされているのは全てメスの羊、オスの羊は種付け用に別に僅かだけ飼われているそうです。
NZではオスの羊の生き残りは極めて難しい。
殆どの牡は食肉用になってしまうそうです。
繁殖期間に入ると数頭のオスがメスの中に放たれるそうです。
そうすると次々に繁殖行動に移る。
オスの腹には何種類かの特殊なペンキが塗られていて、繁殖行動をするとメスの背中とかお尻のところにそのペンキがついてどの程度のメスが妊娠したかが分るので、それで全体の数を調整するそうです。
確かにお尻に赤・青それに黄色などのペンキがついたメスの羊を見ることが出来ました。
大阪のおばちゃんはそれを見つけては喜んでおりました。
ついでに。
羊の尻尾は本来は長いらしいのですが、衛生面から子供のときに焼きゴテで焼ききってしまうそうです。
羊の寿命は8年。
歯が生えそろうのに4年、更に4年たつと歯が抜け落ちてしまう、そして草を食めなくなり死ぬそうです。
(写真は某レストランで飼われていた子羊で、ミルクを飲ませていました)