店に入ったらいつもの「仲良し三人組」がいる。
年配の女性達。
3人とも似たような歌が好きらしくて楽譜とかカセットテープとかお互いに回しあっている。
歌もうまい。
そのうちの一人が最近良く泣く。
昨年実の兄を亡くしたのだ。
病気で療養中だったらしいが、突然に死を知らされ臨終にも間に合わなかったそうだ。
「天道さん、またあの歌を歌ってよ」
と言う。
この前その歌を聞いて泣いてたのに、又かい、と思うがリクエストとあれば歌いましょうとも。
案の定また泣き出した。
「あ~あ、また泣かしちゃった」とママが言う。
それが引き金になったのか、歌の歌詞から次々に兄への思いが連想されるのか、泣き通している。
3人組の一人が
「あ~あ、そんなに泣いて、鼻水ズルズルやん」
と言いながら
「もう1曲、極めつけの歌で泣かせてあげる」
と涙を誘うような歌でさらに泣かせる。
泣かせて悲しみを溶かしてあげようとしているような仲良し三人組だった。
彼女はいい友達を持っていて羨ましい。
年配の女性達。
3人とも似たような歌が好きらしくて楽譜とかカセットテープとかお互いに回しあっている。
歌もうまい。
そのうちの一人が最近良く泣く。
昨年実の兄を亡くしたのだ。
病気で療養中だったらしいが、突然に死を知らされ臨終にも間に合わなかったそうだ。
「天道さん、またあの歌を歌ってよ」
と言う。
この前その歌を聞いて泣いてたのに、又かい、と思うがリクエストとあれば歌いましょうとも。
案の定また泣き出した。
「あ~あ、また泣かしちゃった」とママが言う。
それが引き金になったのか、歌の歌詞から次々に兄への思いが連想されるのか、泣き通している。
3人組の一人が
「あ~あ、そんなに泣いて、鼻水ズルズルやん」
と言いながら
「もう1曲、極めつけの歌で泣かせてあげる」
と涙を誘うような歌でさらに泣かせる。
泣かせて悲しみを溶かしてあげようとしているような仲良し三人組だった。
彼女はいい友達を持っていて羨ましい。