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HN天道(てんとう)

佐渡旅行6

2007年04月13日 | Weblog
友達に佐渡に行くといったら
「あ、たらい舟知ってる」
と言われた。

たらい舟といえば佐渡を連想するくらい佐渡との結びつきがあるらしい。
勿論乗りましたよ、小木港の近くで。
4,5人は乗っても大丈夫なほど大きなたらいの形をした船です。
近場の海で簡単な漁が出来るように開発された伝統的な小船のようです。
観光の漕ぎ手はすべて女性です。
1本の櫂で漕ぎます。

私は子供の頃港町で育ちましたので櫂も艪も操れます。
小船で親父とよく川を下って海辺の浅瀬に碇をおろしてつりをした記憶があります。
船を持っていたわけではなく釣りが好きな親父の友人の小船を借りたものです。

いささか腕に自信がありましたので私も漕がせてもらいました。
ところが漕ぎ方が全く逆なのです。
普通櫂や艪は船の船尾に備えてあり船を水で押していくように漕ぐのですが、たらい舟の櫂は進む方向の前方に備え付けてあり、船を引っ張っていくように漕ぐのです。

へえ、こんな漕ぎ方もあるんだと感心しました、新発見です。
従って水を引き入れるように漕ぐ必要があるのです。
進む方向を向いて櫂を操るのは理にかなっているのかもしれません。
理屈は納得しましたが、かつて漕いだ力の入れ方とは逆なので流石にうまくは進みませんでした。

でも
「ご主人は心得がありますね」
と褒められたようなお世辞を言われたような。
何となく気分を良くして船を下りました。

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