先日、私鉄駅近くのベンチで犬を3匹連れて毛のコートを頭からスッポリ被り、子犬を抱いてひだまりの中腕を組んでうつむいてじっと座っているおじさんがいた。
2時間後に同じ道を通ったらまだ同じ姿勢で座っている。
手押し車にはいろんなものを満載している。
それが彼の生活用品の全てなのだろう。
それが今日あるところでお喋りしていて、それは女性でありこの界隈では有名なのだそうだ。
寝場所は毎晩転々と変えているとか。
心無い男は
「あれはまだ50代やで、まだいけるでえ」
「駅前に立ったらまだいけるよ」
等と言っているらしい。
そして更に彼女は近所のスナックのママさんだったらしい。
ちゃんと家も持っていたという話だ。
この町を離れられないどんな理由があるのか分からないが、もしかしたら痴呆が進んでいるのだろうか、何が転機でそうなったのか、哀れというか、この寒空そう長く生きていけるとは思えない。
2時間後に同じ道を通ったらまだ同じ姿勢で座っている。
手押し車にはいろんなものを満載している。
それが彼の生活用品の全てなのだろう。
それが今日あるところでお喋りしていて、それは女性でありこの界隈では有名なのだそうだ。
寝場所は毎晩転々と変えているとか。
心無い男は
「あれはまだ50代やで、まだいけるでえ」
「駅前に立ったらまだいけるよ」
等と言っているらしい。
そして更に彼女は近所のスナックのママさんだったらしい。
ちゃんと家も持っていたという話だ。
この町を離れられないどんな理由があるのか分からないが、もしかしたら痴呆が進んでいるのだろうか、何が転機でそうなったのか、哀れというか、この寒空そう長く生きていけるとは思えない。
毎日厚化粧をして、冬はブーツを履いています。
年齢は60代後半のようです。
この付近では高級店と言われるクラブのホステスだったが、金銭トラブルからホームレスになったと噂があります。
男性が食品の差し入れをしているのを見たときは、噂は本当かもと思いました。
「こんなところで、寒いだろうな」
と私が言うと女房は
「カイロをたくさん貼り付けてると思うよ、今こういう形のベンチは廃止されていってるよ、ホームレスさんが占領するから」
「はあ」と思わず頷きました。