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HN天道(てんとう)

子供を護る本能

2005年05月22日 | Weblog
不思議な本能だなあと思う。
殆どあらゆる動物がそういう本能を持っている。
蛸でも卵が孵化するまで、自らは食を採ることもなく新鮮な海水を送り続けて卵を護る。
生命を継続してゆくために、生命体にそんな遺伝子が組み込まれていて、誰に教わることもなしに子供をまもる。
多くの哺乳動物も、生まれた子供を独り立ちさせるまで見事に護る。親離れしなければならない時期が来れば、突き放して自立させる。
本能的にそういう風に遺伝子が作用して振舞うのだろうか。
それを当り前と思わずに、実に不思議だ、と考えたりする人はあまり居らんか。

人間も同じだが、言葉を持ち知能が発達しすぎて、本来の本能的な行動を歪め逸脱した子育て例も多いように思う。

特に女性は卵の時期からお腹の中で育て続ける訳だから、子供を愛する気持ちは男とは違ったものがあるに違いない。
溺愛のあまり、親離れ子離れの時期を見失っていつまでもお腹の中に入れておきたいような、本来の本能を歪めて異常な犯罪に発展する例もある。
知能の極端な発達を遂げたために、異常な形で本能の修正が起こったら、人類種の継続に悪影響が起こってくるような気がする。

人間の社会生活から隔絶したパソコンの中ばかりで生きていると、そんなことが助長されていく気がする。
子連れのカルガモを見てホッとするのは、人間の本来的感情で本能回帰の感情なのだろうか。

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