えー.
昨日.
「このブログはスキーヤーブログ」
「車ネタはメインでのネタではな~い!!」
と主張した,舌の根も乾かぬうちに.
今日は車ネタを….
…ってことで.
タイトルに書いた通り.
いろんな雑誌や記事に書かれている,
「4WDが直結状態になり,トルク配分が50:50に…」
って文ですが.
これ.
かなり前からツッコミを入れたくて
仕方がなかったんですけど.
簡単に考えれば,どシロートでも,明らかに
間違っていることがわかりますよね….
なのに.
すごく多いですよね.
こーゆー勘違い.
えーっと.
基本的に.
普通の車に用いられている,
ベベルギヤ式デファレンシャル.
いわゆる,「デフ」ですね.
こいつが,トルク等配分デバイスなわけですね.
デフとは,トルク配分が常に50対50になるように,
回転数差を生じさせるデバイスなので.
べべルギアのデフが入っているからこそ,
常に正確に50:50にトルクが等配分されるんですね.
…例えば.FR車でも,左右輪の間にデフが
入ってますけど.
雪道で片輪がスリップした場合,車が
進まなくなった経験がある人もいるはず.
…これは,たとえば左側のタイヤがスリップしやすい
路面に乗っかっちゃって,左側タイヤの路面にほんの
ちょっとしかトルク伝達できなくなった場合.
右タイヤ側もそれにつられて,左車輪と全く同じだけの,
わずかなトルクしか伝えらなくなるんですね.
…なので,車が進まなくなるわけですね.
つまり.
デフが入っている限り,トルク配分が50:50に
制限されるので,
左車輪が路面に伝えられるのと同じトルクしか,
右車輪に伝えられなくなるのだ.
だからこそ,左車輪が無意味にツルツル滑ってトルクが
伝えられなくなると,右車輪に力が伝わらない
状態になるのだ.
…この状態が,左右のトルク配分50:50の状況なのだ.
んで.
これを避けるための手法が,差動制限で.
ビスカスカップリングや差動制限クラッチなどで,
左右の回転数差を制限することによって.
滑っていない車輪側に,より多くのトルクを
配分できるようにする手法なわけなんですが…
…で,これをもっとも極端にしたものが,
究極の差動制限=デフなしで直結…
と,なるわけですね.
例えば,左右が完全に直結されている車輪を考えて
みましょうか…
この場合,例えば左側車輪が空中に浮いて,
左車輪のトルク伝達が0になっても.
右車輪が接地していれば,トルク伝達できますよね.
…この場合のトルク配分は,0:100ですよね…
つまり.
直結しているからこそ,50:50以外のトルク配分に
できるのだっ!!!!!!!
…ということで.
差動制限機構が何もない,単純なオープンデフの
センターデフ式4WDこそ,
絶対にトルク配分が50対50になっちゃうわけですね.
何らかの差動制限を行う…例えば,直結にするからこそ,
トルク配分が50:50以外になるんです.50:50以外にできるんです.
…なんだか.
ごくごくごく基本的なこのあたりを,
誤解している人が多い気がする…
ってなわけで.
「4WDが直結状態になるので,トルク配分が50:50になる…」
とか書いている人は.
「ブレーキを踏んだので,車が加速する…」
とか,
「燃費がいいので,燃料を多く消費する」
とか書いているのと同レベルの恥ずかしさを感じねば
ならん気がするんだけど…
あー.
そういえば.
時々,電子制御カップリング方式4WDの車の
カタログなんかにも.
「トランスファーをフリー~直結にすることで,
トルク配分を100:0~50:50まで制御します」
とか書いてあったりしますが.
…トランスファーを直結にしたら,負荷状態によって
トルク配分は0:100~100:0まで変化するので.
…カタログも間違ってますね.
#4輪の負荷が等しく,
#路面伝達可能トルク>駆動トルクの場合の
#直進状態に限れば50:50
しかし.
かりにも,ジドーシャの文章を書いてお金を稼いでいる人が.
シロートの私に指摘されるような,こんな基本的な
間違えを犯すってのも,
どうかな~…
#今日の記事は文字ばっかりであんまり面白くなかった…(涙).
昨日.
「このブログはスキーヤーブログ」
「車ネタはメインでのネタではな~い!!」
と主張した,舌の根も乾かぬうちに.
今日は車ネタを….
…ってことで.
タイトルに書いた通り.
いろんな雑誌や記事に書かれている,
「4WDが直結状態になり,トルク配分が50:50に…」
って文ですが.
これ.
かなり前からツッコミを入れたくて
仕方がなかったんですけど.
簡単に考えれば,どシロートでも,明らかに
間違っていることがわかりますよね….
なのに.
すごく多いですよね.
こーゆー勘違い.
えーっと.
基本的に.
普通の車に用いられている,
ベベルギヤ式デファレンシャル.
いわゆる,「デフ」ですね.
こいつが,トルク等配分デバイスなわけですね.
デフとは,トルク配分が常に50対50になるように,
回転数差を生じさせるデバイスなので.
べべルギアのデフが入っているからこそ,
常に正確に50:50にトルクが等配分されるんですね.
…例えば.FR車でも,左右輪の間にデフが
入ってますけど.
雪道で片輪がスリップした場合,車が
進まなくなった経験がある人もいるはず.
…これは,たとえば左側のタイヤがスリップしやすい
路面に乗っかっちゃって,左側タイヤの路面にほんの
ちょっとしかトルク伝達できなくなった場合.
右タイヤ側もそれにつられて,左車輪と全く同じだけの,
わずかなトルクしか伝えらなくなるんですね.
…なので,車が進まなくなるわけですね.
つまり.
デフが入っている限り,トルク配分が50:50に
制限されるので,
左車輪が路面に伝えられるのと同じトルクしか,
右車輪に伝えられなくなるのだ.
だからこそ,左車輪が無意味にツルツル滑ってトルクが
伝えられなくなると,右車輪に力が伝わらない
状態になるのだ.
…この状態が,左右のトルク配分50:50の状況なのだ.
んで.
これを避けるための手法が,差動制限で.
ビスカスカップリングや差動制限クラッチなどで,
左右の回転数差を制限することによって.
滑っていない車輪側に,より多くのトルクを
配分できるようにする手法なわけなんですが…
…で,これをもっとも極端にしたものが,
究極の差動制限=デフなしで直結…
と,なるわけですね.
例えば,左右が完全に直結されている車輪を考えて
みましょうか…
この場合,例えば左側車輪が空中に浮いて,
左車輪のトルク伝達が0になっても.
右車輪が接地していれば,トルク伝達できますよね.
…この場合のトルク配分は,0:100ですよね…
つまり.
直結しているからこそ,50:50以外のトルク配分に
できるのだっ!!!!!!!
…ということで.
差動制限機構が何もない,単純なオープンデフの
センターデフ式4WDこそ,
絶対にトルク配分が50対50になっちゃうわけですね.
何らかの差動制限を行う…例えば,直結にするからこそ,
トルク配分が50:50以外になるんです.50:50以外にできるんです.
…なんだか.
ごくごくごく基本的なこのあたりを,
誤解している人が多い気がする…
ってなわけで.
「4WDが直結状態になるので,トルク配分が50:50になる…」
とか書いている人は.
「ブレーキを踏んだので,車が加速する…」
とか,
「燃費がいいので,燃料を多く消費する」
とか書いているのと同レベルの恥ずかしさを感じねば
ならん気がするんだけど…
あー.
そういえば.
時々,電子制御カップリング方式4WDの車の
カタログなんかにも.
「トランスファーをフリー~直結にすることで,
トルク配分を100:0~50:50まで制御します」
とか書いてあったりしますが.
…トランスファーを直結にしたら,負荷状態によって
トルク配分は0:100~100:0まで変化するので.
…カタログも間違ってますね.
#4輪の負荷が等しく,
#路面伝達可能トルク>駆動トルクの場合の
#直進状態に限れば50:50
しかし.
かりにも,ジドーシャの文章を書いてお金を稼いでいる人が.
シロートの私に指摘されるような,こんな基本的な
間違えを犯すってのも,
どうかな~…
#今日の記事は文字ばっかりであんまり面白くなかった…(涙).