12月13日までの1か月予報を見てみた！…12月上旬も長野・新潟のスキー場は低温にはならなさそうだけど，異常高温傾向は緩和しそう

ということで．
今日もなんだか時間がない（泣）
でも，深夜にまた睡眠時間を削って
記事更新！！

…しかし．
最近，平日は天気系の記事ばっかり書いてる
気がするんですが…
なぜか最近，Yetiの滑走レポートより，天気
記事の方がアクセスが圧倒的に多いんですが…
なんでだろ…？

ってなことで．狙ったわけではないけど，
今日も天気の記事です…
今日は木曜ということで．ご存じの気象庁
1か月予報の発表日です！！



さぁ．
これから1か月の予報となると．
12月中旬となる，12月13日までの予想．
志賀高原も順調なら高天ヶ原クワッドも
オープンして，雪の早いシーズンなら
焼額のゴンドラも動き出している
時期になりますが…

果たして，12月上旬は冷えるのか，
気温が高いままなのか…！！？？
見てみましょう…
えい！！



…ぉぉ…
1週目，2週目は高温の確率が60％と，
相変わらずの高温予想だけど．
11/30以降の3，4週目は，平年並みの確率も
40%と，久しぶりに超高温傾向から外れる
予報になったよ…！！

まぁ，平年並みより下がる可能性は低いけど．
でも，これまでよりはマシな予報です！！

詳細を見てみると…
1週目，11/16-11/22までの200hPa流線関数を
みると，西日本が高圧性循環の赤丸に覆われて．
これだと，偏西風が緑線のように北寄りに押上げ
られる感じになりますね…



そのせいもあって．
1週目の850hPa気温を見ると，ちょい気温が高め．
ただ，緑色の平年比+2℃の領域に長野や新潟は
入っておらず．
平年比+1℃～2℃の間に収まりそうで，
これまでよりは気温が下がる傾向ですね…
18，19日に予想されている寒気の南下が
効いてるのかな？



そして，
11/23-11/29の2週目の200hPa流線関数を
見ると．
今度は日本の西に青丸の低気圧性循環が
見えて．このあたりは緑線で描いたように
偏西風がちょっと南側におされるかも
しれないけど…
ちょっと低圧性循環が西に寄りすぎ．
本州はその影響は受けなさそうかな（涙）



だもんで．850hPa気温を見ると．
日本より西側はちょい気温が低めながら…
本州の東側は，緑色で示した平年比+2℃の
領域に入ってしまい．
11月23日から29日の11月下旬の新潟や
長野は平年比+2度を越えて，気温が
高そうな気配です…（泣）



うーん…11月はダメか…！！
と思いながら，3，4週目となる11/30-12/13の
200hPa流線関数を見ると．
おっと！！
今度は西日本を中心に，本州が大体青丸の
低圧性循環に覆われて，日本付近で偏西風が
南下しそうな予想になってきました…！！



3，4週目の850hPa気温を見ると…
あれ？？
偏西風が南下しそうな予感なのに，
緑色の平年比+1℃の領域に入って
しまっているんですけど…！？？
平年より冷えないの…？？
まぁ，それでも赤い0℃線は志賀高原より
南まで下がってるし，まぁそこまで
高温じゃないかな…



あとさらに，上の図面の右側の解説に，
「高温傾向はやや控える」と書いてあります．
なので，上の図より気温が下がる可能性が
高い，と気象庁の達人は見ているようです．

どういうことかというと…
この下の図の赤矢印で示した，青く囲まれた
部分．
ここのスプレッドが大きい（予想のずれが大きい）
ことが示されていて…
予測に不確実性があるため，高温傾向の
予想を割り引いて考えるということのようです．



ということで．
コンピュータ予想ほどは高温にならないだろう…
と気象庁の達人がみこんでいるわけで．
それはつまり，下のグラフの赤矢印の，
3，4週目の期間の850hPa気温．
コンピュータ予想のこのグラフより実際の
気温は下回る可能性が高い…という
見立てですね！！
その見立てが正しいなら，赤矢印の期間は，
平年並みかそれより1℃高くなるかどうか…
とかいうあたりに落ち着くのかな…？？



うん．
もし，そうであれば．
平年より冷える
というほどのいいニュースではないものの．
平年比+3℃が続く
という最悪のニュースは逃れて，
平年並みかそれよりちょっとプラス
という，ここしばらくではかなりまともな，
普通の気温になりそうという予想だと
いうことで．

恐怖の12月を恐れて眠る必要はなく，
ちょっと安心して夜も寝られそう…
と，この1か月予報を見て胸をなでおろす
Skier_Sだったのでした…