初夏が一番好き

初夏がいちばん好きだから、
ショカ。
幼いころから植物好き。
ずっといっしょに
暮らしています。

ハイアワユキセンダングサ     熱くてつめたいうつくしいなまえ     東京都江東区都立の森

2019-10-26 00:39:55 | みんなの花図鑑

 

ウチのホソナガ花壇の子はまだぽつんぽつん咲きで這淡雪にならない。

アイノコセンダングサと並んで咲かせようとしたけど、

何だか負けてる。

 

(這淡雪栴檀草)キク科センダングサ属。1年草。

熱帯アメリカ原産。九州以南中心に野生化。

花期、南関東では7月~12月。温暖地では1年中。

花径、3~4cm。草丈、1mくらいに。

沖縄では、一番目立つ花らしい。

名の由来、センダンは、大好きな、

樹木のセンダンの葉に似ていることから。

這淡雪は群生の印象から。

 

 

 

 

アーカイブ。

7月中旬。

 

7月末。

 

9月初め。

 

10月下旬。

 

12月初め。

 

 

仲間。

アイノコセンダングサ

(合の小栴檀草)キク科センダングサ属。1年草。

アメリカ大陸原産。

コシロノセンダングサとコセンダングサの自然交配。

 

 


モッコク     王様の実が咲きました       東京都江東区都立の森

2019-10-25 00:05:51 | みんなの花図鑑

 

王様の実が咲きました。

マタライネン。

 

 

(木斛) ツバキ科モッコク属。常緑。

原産地:日本、中国、東南アジア。

花径、1~1.5cmくらい。

花期6~7月。うつくしい香り。

実は10月に熟す。樹高、6~15mに。

庭木の王様と。

古くより、うつくしい樹形、光沢のある葉から、

江戸五木(アカマツ、イトヒバ、カヤ、イヌマキ)のひとつに。

日本三大庭木(モチノキ、ギンモクセイと)の一つでも。

名の由来、蘭の一種の「石斛(セッコク)」に、

花が、香りが似ている事から転訛との説。

石斛の斛とは水瓶の意味も、硬い茎を表現。

 

 

 

 

アーカイブ。

6月中旬。

 

 

 

6月下旬。

 

9月下旬。

 

 

10月初め。

 


ウツギ    かすかなのこり夏をたたんでマタライネン      東京都江東区恩賜の森

2019-10-24 00:11:39 | みんなの花図鑑

 

かすかなのこり夏をたたんで紅葉準備の、

仄暗い木洩れ日の東京、恩賜の森。

初夏のころには辺りを照らすヒカリを放つように咲く。

華やかで、清楚な花スガタから、

カッコよくて勇ましい実に。

マタライネン。

 

(空木)アジサイ科(ユキノシタ科)ウツギ属。

原産、日本、中国。 北海道南部以南に分布。

「卯(う)の花」は頭文字から。

旧暦4月、卯月は「卯の花の咲く季節」の意。

『夏は来ぬ』で歌われる初夏の風物詩。

おからを「卯の花」と呼ぶのは、咲いてるようすや空(から)の茎からの説。

花期、5~7月。 花径、1cmくらい。樹高、4mくらいに。

茎が中空のため空木(うつぎ)。

科や属の異なる種でも幹が中空な植物はウツギと呼ばれる。

 

 

 

アーカイブ。

5月下旬。

 

6月初め。

 

6月中旬。

 

 

 

ウツギとつく仲間。

難解ななまえ。

 

サクラウツギ       

(桜空木)アジサイ科(ユキノシタ科)ウツギ属。

ウツギの交配種。

花期、5~6月。

 

 

コゴメウツギ

(小米空木)バラ科コゴメウツギ属。

日本、東アジアに分布。

花期、5~6月。花径、4~5mm。

 

 

 

タニウツギ

(谷空木)スイカズラ科タニウツギ属。

別名、紅空木(ベニウツギ)。

原産地 日本。

花期は4~6月、8~10月(一般的には5~6月)。

  

 

ハコネウツギ

(箱根空木)スイカズラ科タニウツギ属。

各地の海岸近くに自生。

しかし、箱根に特別多いとうことではない、と。

花期、5~6月。

 

 

バイカウツギ

(梅花空木)ユキノシタ(アジサイ)科バイカウツギ属。

南東ヨーロッパや小アジアが原産。

花期、5~7月。花径、~4cm。

  


トウカエデとサオトメカズラ    ソラをゆくうつくしいなまえ     東京都江東区恩賜の森

2019-10-23 00:19:50 | みんなの花図鑑

 

風に木で、楓。

ソラをゆくうつくしいなまえ。

 

(唐楓)カエデ科(ムクロジ科)カエデ属 (落葉高木)。

中国原産。江戸時代、中国から幕府に寄贈。

日本全土に分布。

花期、4~5月。樹高、20mくらいに。

名の由来、中国産で唐。

楓は、「風」で「木」の葉や種子を飛ばす樹木を表す。

 

 

 

 

アーカイブ。

5月中旬。

 

 

 

10月末。

 

 

 

12月中旬。

 

 

 

サオトメカズラ

 

トウカエデを抱きしめてソラへ。

 

植物たちへの感謝をことばにする、

できるだけうつくしいことばで。

うつくしいにほんごで。

宇宙の果てに捨ててきたい標準悪名、屁 糞 葛(ヘクソカズラ)。

 

 

(早乙女葛)アカネ科ヤイトバナ属。

原産地  日本、東アジア。

花冠は長さ約1cm。花期は7〜9月。

実の汁は、しもやけ、あかぎれに薬効。

 

古からの別名には、

ヤイトバナ(灸花)。

~灸をすえているようすや、花の中心の姿形をお灸の痕に見立てた。

サオトメバナ(早乙女花)・サオトメカズラ(早乙女葛)。

~早乙女の田植え姿や、早乙女の笠やかんざしに見立て。

 

また、葉に光沢がある以外ほとんど同じ、

海岸に生えるハマサオトメカズラ(浜早乙女葛)という種も。

 

花を早乙女に例え、伸びるようすを葛と重ねた、

サオトメカズラ(早乙女葛)。

この美しい花・葉・実にふさわしい、

 

 

 

 

アーカイブ。

7月中旬。

 

 

8月末。

 

 

1月末。


ハゼノキ    仄かなあかり     東京都江東区恩賜の森

2019-10-22 00:25:53 | みんなの花図鑑

 

うつくしい樹形・葉が好まれるのでしょう。

緑地、公園にはかならず植栽されている。

古き良き日本の夜を仄かに照らした和蝋燭。

この樹も、ヒトと生きてきた。

 

 

(櫨の木、黄櫨の木)ウルシ科ウルシ属。

原産、東南アジア~東アジア。

木蝋を採取目的に、江戸時代頃に琉球王国から渡来。

花期、5~6月。秋に1cmくらいの実が熟す。

雌雄異株、樹高は10mくらいに。

ウルシほどではないが、かぶれることも。

名の由来、ヤマウルシ(古名ハゼ)は、

その紅葉の色が、埴輪をつくる粘土に似て、ハニシとされ、

ハジ、ハゼと訛った説。

 

 

アーカイブ。

5月中旬。

 

 

6月下旬。

 

10月末。

 

 

11月上旬。