銀河のサンマ

何でもあり

サヴァ缶味御飯

2020-11-25 | 銀河食堂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こげなのが、流行ってるんだって。

鯖の缶詰のパプリカ・・・チリソースじゃて。

ほぉ、洒落とりますなぁ。

味御飯にしましょうよ、御義父さんっ。

これをかね?!

ほぉっ。洒落た、お御馳走になりましょうな。

生姜少し入れてみようかしら御母さん。

ローリエと玉葱みじん切りも入れてみんさい。

少し和風にもして御義父さん。

あいよ。色も大事やけの。

あの子好き嫌い激しいものね。

さ、火をつけますばい。

やがて土鍋が吹き、火を小さくし湯気がでて火を止める。

わーっ。出来たわっ!御母さん!

成功したごとありますな。

お御馳走になりましたなぁ。

3人は土鍋を満足げに眺める。

おや・・・地面が揺れだしたが。

あの子の心の揺らぎだわ。

さっ。銀河食堂の用意ですたい。

ワシが今日は出ましょうか?

いえな、私が行きますたい。

御義父さん!御母さん!私が行くわっ!じゃねー。

あれまっ・・・

一番若手の女が消えてゆく。

そして、あの子の前が歪みだす。

ふふ、っと笑みをこぼし女は木札を掲げる。

「小寒い虹蔵不見な日も銀河食堂営業中」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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