夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

虎の巻

2019年06月15日 07時39分44秒 | 日記
昔々は小学館から小学●●年生とか少年クラブとかもっと古くは幼年クラブなんて言う月刊誌が出版されていた。それには毎月紙で作る工作キットなどが付録にあって【胸をときめかして】『早く寝なさい』と親に叱られるのを尻目に遅くまでやって結局失敗してガッカリした愉しい思い出がいっぱいある。

偶には国語宝典とか・・・こういうのなくなったなあ、最近、いつの間にか・・言うのもあった。この類で世間には【何やら虎の巻】と言うものもあった。造船所の設計部などにもそのものズバリ【虎】なる自作のデータ小冊子があって重宝したものである。

この【トラ】なる文言、どこから出て来たかと言うとヘブライ語の【トーラー】らしい。

ついでに書いて置く。その当時の連載もの・・・地球SOS、ポストくん、カバ大王様、アメンホテップ、ペンギンの化け物の異世界に落ち込んで出られない話、江戸川乱歩の何だったか・・。カバヤキャラメルはその頃出て来た、オマケと言うのが斬新だった、グリコはもっと前に出た。森永キャラメルは内箱の底に飛行機の切り紙細工用印刷があった。よく飛んだ!

今の子たちは【出来合いのモノ】を【買って】ただ【遊ぶ】。当時の少年たちは何でも作った、ピストルやナイフまで作った。私はグライダーと天体望遠鏡をいくつも作った。作っては壊し作っては壊し、満足できるまで何度も何度も、親に『またネ!?』と小言を言われながら・・・結局【満足】はなかった。多分その残滓が今のギター遍歴にある。これでもない、これでもない、ああ、俺の本当に欲しいのは何処にもない!と。

作るは創るであり、また造るである。それが愉しかった。学校の成績は【ぶんと屁】だったのがそういうのは上手かった。中学、高校に行くと鉱石ラジオ、普通にラジオなどを配線図を見ながら作った。大学に入ると自分用に車を造るのも居た。

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