夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

どうやらエデンの園は人の思いの中に”存在する”

2012年07月25日 08時42分37秒 | 日記
 『自分とは何か』を考え、覚醒を模索し続けていると最後には『自分』が無くなってしまう。同時に、『神』と『宇宙』が渾然一体になってしまう。且つまた、『自分』と『宇宙』の境目も見えなくなってしまう。
 こうして『充満する気』だけが『実在』し、その中に様々の『揺らぎ』があって、『揺らぎは形を現す』という三次元場に定められた原理によって『あたかも何かが存在しているように脳に感知される』
 そこで、エデンの園は実はあなたの想念・・・宇宙の中のひとつの揺らぎ、の中に在る。”想像故に創造”の神はそこに命の樹と智慧の樹を植えてある。その神が言う、”智慧の樹から実を採って食べてはならない、その樹に近寄ってもいけない、あなたは死ぬ”と。
 即ち『生きることは神に任せよ、計らってはならない』そして言外に『智慧の樹、計らいの能力を神の用にとって置け』と言っている。神の用とは何か、”地を随わせよ、つまり地上世界の管理”であったろう。
 ところが人類は”神の御用として地を随わせる”のではなく”自分の御用のために”地を随わせようと躍起になった。こうして”自分たちの想念の中で”地を掘りつくし、森林を伐り尽くし、汚染し尽くした。それが形になって今目の前に現われている。
 故にあなたが”生きるための計らい”から遠ざかるに随って”だんだんエデンが視野に姿を現し始める”。
 だがしかしこの宇宙と仮に呼ぶ充満するが感知されない『気』に全幅の信頼を置くことはなんと難しいことであろうか。”原罪”と言う言葉があるがまさにそれ、のような気がする。

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