月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

九十七歳

2010年10月09日 20時03分51秒 | 仏々相念(住職日記)
重いよな~・・・

机の上に置かれていた懐かしい本。
坊守の父が発行された遺稿集『念仏しつつ』。

久しぶりにパラパラと捲っていました。
そこには坊守の祖父・曾祖母・母のお念仏に包まれながらの人生がつまっています。

いつでもお念仏を通し味わい、お念仏でつながっていることを歓んでおられます。

百歳で御往生される曾祖母が九十七歳の時に書かれた手紙、
「何だか近づかして頂いたように思われます。お念仏の世界に出させていただいた事うれしく思ひます。」
としっかりした筆跡が写真を通して伺えることです。

辛いこの人生、
確かなる御手に包まれる人生のど真ん中、「よかった、今生に命いただいて本当によかった」
と、この一文から聞かせていただいたことです。

よくよくの縁いただき、今生に命いただき、「つまらん人生だった」で終わっては申し訳ありません。

お念仏に出遇わせていただいたお陰で、死もまたお浄土に生まれさせていただく縁と歓べるのでしょう・・・
つながっているって温かいですね・・・

でも、でもやっぱり死にたくないです・・・君たちの成長、一緒にあじわいたいよ。

母さん猫のはなし

2010年10月09日 06時58分06秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
おはようございます。
昨日からの雨がまだ残っていて(小雨ですが)、傘をさしながらウォーキングしています。

先ほど、道端に出されてあるごみ袋の陰から、ごそごそっとなにかが飛び出てきて、びっくり!
傘のせいで、よく見えてなかったのですが、どうやら三匹の子猫と母さん猫がそこにいたようです。
わたしもびっくりしましたが、猫さん一家もびっくりしたのでしょう。
子猫の三匹のうち二匹は同じ方向に走り、あとの一匹は反対方向へ猛ダッシュ!
残る母さん猫はというと、走る足を止めて、一匹だけで逃げ出した子猫の行方をじっと確かめるように目で追っていました。

なんか、その母さん猫の姿になんともいえない温かさを感じました。

あ、雨が上がっていました。
猫さん一家、ちゃんと再会できたかな……
ごめんね、びっくりさせちゃって。


今日から三連休!
お出掛けの方はどうぞお気をつけてください!