第４連区青年布教使研修会のはなし

昨日から山口市で開催された《第４連区青年布教使研修会》に参加してきました。
写真は本願寺山口別院のお内陣です。

防府市のＪ寺様では、実演布教研修をさせていただきました。
ご講師の先生からは厳しいご指導、ご教導をいただき反省しきりでしたが、大変いい勉強になりました。

ますます研鑽を積み、願生(がんば)ろうと思います。


しかし、これも送りだしてくれる家族のおかげです。
おかげさま、ありがとう。

慚愧之涙

おっとう！おっかあ！・・・

朝早くに電話が鳴ります。
今年８８歳になるご門徒さん、言葉がなかなか聞き取れません。
どうやらご両親のご縁を勤めてほしいとのこと・・・
「おじさん、今から速攻で行くから待っててね！」

１時間程かけお参りさせていただくと、おじさんが玄関の掃除をされています。
「おはよう！おじさん、元気やった？」
「どちらのお寺さん？」
「どちらの・・・って徳正寺です。」ってズッコケながらいうと、
「お～徳正寺さんでしたか・・・で、今日は何用ですか？」
「何用・・・って、おじさんから電話もらってご両親のご縁に会いに来ました。」
「お～、そうやったそうやった」

玄関での問答が終わり、お内仏にお参りしますときれいに整えておられました。
「おっとう！おっかあ！すまんかったな～これからご縁に会わせてもらうけんな～
ナンマンダブ　ナンマンダブ　わしゃぁ、何もかも忘れてしもうた・・・地獄に堕ちてしまうわい・・・」
ご両親の優しさに出会われるのでしょう、
慚愧の涙がこぼれ落ちます・・・

子どもさんも皆関西方面、奥さんもなくされ１０数年・・・
寂しいのでしょうね、寂しくて堪らず呼ぶのでしょう、
「おっとう！おっかあ！・・・」

会いたくて・・・

８８歳の人生の大先輩が親を呼ぶ声、「いいもんだな～・・・」

ナンマンダブ　ナンマンダブ・・・２人でお念仏喜んで帰らせていただきました。