月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

最小最大

2010年10月17日 20時19分05秒 | 仏々相念(住職日記)
社会集団の・・・

娘が教えてくれました、
この集団で一番小さい集団が家族なのだそうです。
小さい小さい集団です。
皆さんの家族ってどんな家族・・・?

でも小さい集団ではありますが、これ程心強いものはありません。
共に悩み、共に泣き、共に怒ってくださる・・・
力無く、寂しがり屋の家族です。
肩を寄せ合い、擦り合う・・・
辛いけど、しんどいけどガンバろうぜ・・・って。

私にとって最大の力です。

美しい朝のはなし

2010年10月17日 07時02分44秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
おはようございます!

朝、境内に出ると小鳥の声が聞こえます。
銀杏の木から槿の木、三門の瓦の上から鐘楼堂と、あちこち飛び回りながらかわいい声で鳴いています。

お花も咲いています。
ピンク、黄色、紫、赤、白…それぞれの色や姿で精一杯に咲いています。

よく見ると、いろんな実もなっています。
小さいのや大きいの、紫色や緑色、ちゃんといのちをつなぐ支度ができています。

空は青く、高く、白い絹のような雲が光っています。

朝はこんなにも美しいものにあふれています。


昨日聴講させていただいた《夜回り先生・水谷修先生》のお話に

「朝、少しだけ早く起きて、美しいものを見てください。そして、美しいなあと感じてください。」

「1日30個、美しいことば、優しいことば、相手を認めることばを話してください。」

とありました。


水谷先生は、夜の世界に身を置いて苦しんでいる子どもたちに寄り添って、明るい生活へと連れ戻すという《夜回り》という活動を19年も続けていらっしゃるそうです。


いのちの輝く世界の中で、自分の存在が認められているということが、どれだけ《生きる力》になっているかということを聞かせていただきました。


わたしたちは、ひとりひとり、尊いいのちをつないでいただき、今を生かされています。
しかも、ただ今このいのちは阿弥陀さまが「あなたのいのちが尊い」と、しっかりと抱いてくださっています。


《生きる力》をいただいて、今日もいちにち願生(がんば)りましょうね!