なんと優しい・・・
ご縁をいただきニコニコさんで移動中、隣町でのこと。
丁度カーブの所で交差する道で国道に進入しようと待っている軽4、
前方の信号で3,4台ほど次々止まってきたため、前車の車との間隔を開けその軽4を行かせてあげようと止まりました。
最近では相手の車の反応がないと腹が立つので相手の方を見ないようにしています。
これってちゃんと相手との意思の疎通をしていないと危険なことなので間違いなのでしょうが、
どうしても「譲るのが当たり前!」って言わんばかりの態度に出会うと・・・
だから、危なくならない程度に見ないようにしています。
今日は、何気に視界に入ってくるのです。
助手席の白髪のお婆ちゃんがにっこりほほ笑みながらこちらに向かって頭を下げておられるのです。
「えっ・・・」(以前、こんなシチュエーションがあったような・・・)
私はというと、窓に肘を掛け頬杖をついて考えごと・・・
ひょっとしたら顔もしかめていたかもしれません。
そんな私に向かいニッコリと微笑んでおられるのです。
思わず窓から肘を降ろし頭を下げさせていただいたことです。
大したことではありません・・・
道を譲るなんて簡単なことです。
でも、その簡単なことがなかなか出来なくて・・・
急いでいる時は「入ってくるな!」と言わんばかりに突っ込みます。
一台くらい入れたところで何にも変わらないのに・・・
道を譲ったのに反応がないと腹が立つ・・・
小さいですよね~・・・
逆の立場になった場合、「行かせてくれてもいいじゃないか!」ってイライラしているのです。
車は可愛いのに、大きな顔の僧侶が顔をしかめて乗っています。
なのにあの笑顔・・・
「すいません、急いどるのに!お陰で助かりました!」そんな声が聞こえそうでした。
やっぱり、こうありたいな~・・・
譲る方も譲られる方も「どうぞ」「ありがとう」いっぱいの気持ちを通じ合わせながら過ごさせていただきたいですね。
リアバンパーには高齢者ドライバーのマークを貼っておられました。
あのお婆ちゃんのご主人が運転しているのでしょうか・・・
ドライブなのでしょうか・・・お買物なのでしょうか・・・
「お爺さん、道を開けてくださいましたよ。良かったですね!」って何気ない優しい会話を想像してしまいました。
そんな優しい歳の重ね方をしたいですね!
気持ちを通わせ合いながら・・・