月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

口笛之力

2011年06月25日 20時07分24秒 | 仏々相念(住職日記)

暇やろ~・・・

 

坊守と娘・息子のなんと仲のいいこと。

傍にいながらその仲良しさを感じながら心地よささえ感じます。

ま~、私もおまけ状態ではありますが一緒に入れてもらっています。

 

娘は坊守との電話で始まり電話で終わります。

それが長い!本当に、本当に家族間無料携帯さまさまです。

嬉しかったこと、悲しかったこと・・・

気持ちの整理をするかのように自分を取り戻すような時間なのでしょう。

 

息子は、姉不在の日常を受け止めます。

誰に似たのかいつまでも喋る姉の後を任されても、どうみても私似のボソボソ話す息子にとって大変なことです。

それでもやっぱり坊守とは友だちのように傍に居り易いのでしょう。

学校のことは勿論、興味のある料理のこと等々ボソボソと・・・

 

私はというと・・・坊守無しではどうにもなりません。

波平さんには舟さんが何があっても必要なように・・・

 

皆それぞれが自分のことで精一杯。

自分のことで腹をたて、自分のことで得意満面になる・・・

そんな日常を受け止めてくださる坊守のおはたらき。

菩薩のようです・・・

 

坊守は坊守で精一杯の日常なのです。

しんどかろう・・・とは思うもののいつもいつも口笛を吹きながら一緒に乗り越えてくださる。

優しい微笑みにやっぱり甘えてしまって・・・

感謝せずはおれません。

 

夕方、娘から電話が掛かってきました。

携帯携帯の住職ですからパッとでます!

「お母さん、忙しいから電話したんよ。どうせ暇やったろ~!」

どう言われようとも嬉しいのです・・・

 

坊守のように口笛を吹きながら力を与えるようなこともできない私で申し訳ない・・・