月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

山々之色

2011年06月23日 19時28分15秒 | 仏々相念(住職日記)

グングングン・・・

 

今日も暑くなりましたね。

宇和島では32度だったとか・・・湿気もあるので大変です。

 

パソコンを置いてある窓のところにグリーンカーテンということで坊守が網を張ってくれています。

毎日ボケ~ッと見るのに琉球エンドウと時計草がグングン伸びています。

葉っぱも大きくなり命を感じることです。

色形、どれを見ても同じものはなく、それぞれに命の色を輝かせています。

 

私は、図画も嫌いで・・・こんな事ばっかり書くと本当に学校が嫌いだったことが感じていただけるかもしれません。

風景画を描いても、緑の山と青い空は欠かせなかったのです。

そんな山がどこにあるのかと言われるほど絵に描いたような山が出現します。

それと青い空と白い雲・・・

絵具の緑と青は直ぐに無くなっていました。

面白い訳がない・・・

琉球エンドウや時計草の葉の色を見ても一つとして同じものは無いのに・・・

でも、山は緑に輝きます。

 

今日のご縁ではお内仏の金色についてお味わいさせていただいたことです。

金色に輝くお浄土・・・

でも、金一色でできている訳ではなく、いろんな色の蓮の色もあれば、眩いばかりに輝くいろんな色の宝石もある。

みんながそれぞれに照らしあい支え合って一つの色、金色に輝くのでしょう。

そんな生き方でありたいですね・・・

それぞれにそれぞれの人生を歩まれ、今日ひと時同じ空間に座らせていただく。

それぞれにはそれぞれの色がある。

でも、その色は決して一人で輝く色ではないのでしょう・・・

横にいるあなたが支えていて下さってたからこそ輝いてた色でしたね。

そして、隣の人の色も又あなたの支えがあればこそ輝いていた色なのです。

お互いがお互いの命を思い合えるときこの空間がお浄土の色になるのでしょう・・・

ホンワカとした温かい空間に・・・

 

今日の一日どんな一日でしたか・・・