月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

遺影之顔

2011年11月01日 22時21分02秒 | 仏々相念(住職日記)

どの顔に・・・

 

写真っていいですよね。

デジカメとかというものになりフィルムを手にカメラ屋さんに行くこともなくなりました。

かと言ってプリントアウトしているかと言えばそんなややこしいことはすることもなく・・・

携帯の本体の中に保存されたままになって3機種程替わったでしょうか・・・

いつの頃からでしょうか写真アルバムは増えることもなくなってしまっています。

 

待ち時間など何もすることも無ければ携帯の写真をよく見ます。

ドンドン子どもたちは大きくならしていただき、私はそれ相応に年を重ねています。

「年取ったよな~・・・」

坊守よりもかなり上に見られてしまいます。

 

今日のご縁をいただいたところでも

「もの凄く痩せられましたね~、びっくりしました!病気じゃないんでしょ?」って心配顔で案じていただくのです。

「イケメンになっていいやん!」っておっしゃってくださる人も・・・(ここは強調して!)

本人は、健康的に痩せているつもりなのですが・・・

年を重ね痩せると貧弱にみえるのでしょうか・・・

数年前とどうかなって見比べたりもします。

 

携帯に収まる顔はほとんどが「変顔」。

決して遺影になるような顔はありません。

家族にしか見せれんような写真ばかりです。

いざという時に困るかな~・・・

偶には真面目な顔で撮っておかないと・・・

でも、楽しそうな日常の写真ってもの凄く辛くなりますよね、「あ~、あなたに会いたい・・・」って。

遺影見上げながら語りかけたらいいのです。

きっと、声なき声に出会われるでしょう・・・ね。

 

一緒にいるから・・・