月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

余裕綽々

2011年11月26日 20時26分46秒 | 仏々相念(住職日記)

よその星から・・・

 

疲れ切った帰り道、少しでも楽になろうと温泉に立ち寄る。

いつもと変わらぬ空き具合、

1126で語呂合わせ、「良い風呂」の日なのだそうですがガラガラなのです。

やっぱりここいいよな~って・・・

 

疲れ切った身体をリフレッシュ!

サウナに直行でいい汗を流させていただいたことです。

今日もいい具合で入れます、30分、25分。

「ここのサウナ、入り易いよな~」って3度目に・・・

「ま~、20分でいいかな~」って思いながら暫く入っていると20代くらいの方が入って来られた。

何も考えず20分で出ようと思っていたのですが、何か感じるのです・・・

調子いいし、いいかな~って軽い気持ちで始まります。

途中で入って来られた方も出るほどになりました・・・

これ、ヤバイやろ・・・敵わんかもしれん。

30分が過ぎました・・・こうなったらヤケです、サウナだけに顔は真っ赤に焼けながら付き合うことに。

30分以上って経験したことなくて、「お~っ!」って密かに感動したりして続きます。

もうジッとしとれんのですよね、相手の方も辛いのでしょうね汗を払い流したりしながら頑張ります。

どうみても意識しています、私が先に出ることを・・・

 

35分頃決着、出て行かれました。

目の前の水風呂に気持ち良さそうに浸かっておられます。

ここで直ぐに出ては「いかにも」で感じ悪いのでまだ耐えているのです、コイツは・・・

「大丈夫ですか?」横のオジサンが心配してくださいます。

「ありがとうございます、大丈夫です!」

「もう、かなり入っておられるでしょう?」

「37分くらいでしょうか・・・」

「え~、よその星の方ですか?」

「いえいえ、近くから来ました。」ってつまらぬ返事をしてしまい後々後悔するのです・・・

「しまった!コリン星からです!とでも言えばよかったかな~」って・・・

ここでも会話を断ち切ります、成長しません。

38分、限界でした。

この時の水風呂、気持ち良かったな~!

 

ラストにしようともう一回・・・

先程の方が又入って来られました。

「長く入られるんですね~、25分くらいでしたか?」

「いえいえ、38分でした!」

「えっ、え~さ、さ、38分ですか!凄いですね!」

「いえいえ、大したことないっすよ!」って言いながらヘロヘロでいっぱいいっぱいなのに余裕の顔!

あなたのお陰ですから~・・・一人では入れませんから・・・

やっぱり意識されていたのでしょうね。

この時は早かったですよ、20分も経たないうちに先に出られました。

お陰で予定通り25分で終えたことです。

 

毎度、何をやっているやら・・・

「しょ~もないことを」って、また娘に叱られます。

でも、もの凄く身体が楽になります。

ここのサウナ最高です!

 

体重・・・3キロ減。

帰って最高のビール飲んで元々に・・・これでいいのだ!


曾孫之涙

2011年11月26日 20時00分49秒 | 仏々相念(住職日記)

お坊さ~ん・・・

 

尊いご縁に会わせていただきました。

お爺ちゃんを慕い子どもさんは勿論のこと、お孫さん、ひ孫さん・・・沢山沢山のお参りでした。

 

今の時代、直葬なんていうことも言われる時代・・・

いいのか、わるいのか、私がとやかく言うことではなく各々の問題なんでしょう。

そんなことも思いつつ今日のご縁・・・

皆が泣かれている、小さい小さいひ孫ちゃんもエンエン泣いている。

なんと尊いひと時なのでしょうか・・・

各々がいろんな思い出を胸に思いっきり泣くのです。

やっぱり通夜、葬儀って大切なんでしょう、そう感じた尊いひと時でした。

 

小さい子どもたちも胸の中で思うのでしょう、

「死ぬ」ってこうなっていくんだ・・・

冷たくなり、硬くなり・・・

変わりゆくその姿を目の当たりとしながら、何となく「死」を感じる。

周りの人々の涙を見ては、辛くやるせなさを感じる。

 

大切な人の温もりを感じながら「生きよう!大切に生きよう!」そう思わせていただけるひと時となる。

 

御葬儀、御出棺、そして還骨法要、一七日と勤め終えホールを出てニコニコさんに向かう駐車場、「お坊さ~ん、バイバ~イ」と駆け寄って下さったひ孫ちゃん達。

あんなにいっぱい泣いていたのに、親戚同士で駆け回って楽しそうにしていました。

それでいい、それでいい・・・

ちょっとずつ大きくならしていただいて、今日の日を思い出す時があるかもしれません。

「あ~、大切に生かさせていただかなくては・・・」

そう気付きながら歩ませていただこうね!