月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

最高麦酒

2011年11月04日 21時27分24秒 | 仏々相念(住職日記)

ただいま~・・・

 

連休を利用して娘が帰ってきました。

元気な姿に安心させていただきます。

私だけでなく皆が安心しているのです。

息子が登校した後に帰ってきたので息子が会ったのは夜でした。

部活でヘトヘトになって帰る息子の顔に何とも優しい笑みが浮かびます。

「いや~おかえり~」

「いやいや、久しぶり~」

一人でガンバっている姉を思う弟、自分も通った辛くしんどい弟の高校生活が分かる姉、2人だけの姉弟なので仲よくしてほしいな~・・・

 

家族が揃います・・・

温かい空気が流れます。

しんどいものを、つらいものをそれぞれがそれぞれに抱えています。

でも、そのしんどさが分かるからこそ優しくなれるし支えることが出来る。

 

最高のビールいただいたことです!

もう、胸いっぱい・・・


愛之御萩

2011年11月04日 20時50分20秒 | 仏々相念(住職日記)

徹夜だったのよ・・・

 

ご縁をいただきお参りさせていただきました。

「ご院さん、徹夜で作るのよ・・・おはぎ。しかも嬉しそうに・・・」

「恐縮です。」

 

牡丹餅が大好きです。

季節的には「おはぎ」なのでしょうが、言葉的にも「ぼたもち」が好きです。

 

ご法事のご案内をいただいた時に「おはぎ」作っとくからねって優しい言葉をいただいていました。

「オバサン、ご無理なさらないでお構いなく・・・」

「どうせなら喜んで欲しいから楽しみに来てください。」

「すいません・・・」

 

東京や名古屋からも兄妹が帰っておられました。

「ようこそ、お帰りです!」

「姉がね、徹夜で作るのよ!嬉しそうに・・・愛のおはぎね!住職さんに気があるんじゃないのってからかっていたのよ!」

嬉しさいっぱいのなかでご縁に会わせていただきました。

 

「ぼたもち」最高に美味しかった!

御門徒の中でも首位を争う味です。

「粒あんにしてますよ!」

「最高で~す!」

味だけではありません、私を案じ思う心の温もりが伝わる味でした。

 

御衣、御袈裟を着けさせていただいている・・・ただ、それだけなのに。

一口一口いただきながら、この私を案じて下さるのですか・・・

外面ばかり良くしている私なのに・・・

身体も痛いところやしんどいところを抱えておられるのに、私が喜ぶことを思い台所に立たれていたのです

私はオバサンのことを思って過ごしていたかって言われるとそうではありませんでした。

なのに、あなたは案じて下さっていたのです。

 

御門徒の皆さまにこうやって迎えていただきます・・・

気付かない私で申し訳ありません。

 

有難いです、本当に・・・

 

70億の人口のなかで私を案じて下さる方がどれほどいらっしゃることでしょう・・・

そのおはたらきに出会わせていただくだけで生きていけます、否、生かさせていただきます。

 

優しいひと時でした。