月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

一応住職

2011年11月22日 22時58分07秒 | 仏々相念(住職日記)

坊さんにでも・・・

 

いろいろ思うところがあるのでしょう。

「ワシ、思うんやけど、坊さんにでもなっとったらよかった・・・」とおっしゃられる御門徒。

どういう思いでかは聞きませんでしたが、「今からでもすればいいじゃないですか!」

「とてもとても無理無理・・・」

「いやいや、思い立たれたのならすりゃいいじゃないですか!でもね、見るほど楽なもんじゃないですよ!やってみれば分かりますよ!何事も・・・」

 

私みたいな者でも一応住職としてやっているんですから誰でもできます。

でも抱えている重たさ・・・しんどいものです。

家に帰るとヘトヘト・・・

何の仕事でも同じですよね。

そのしんどさを表に出すか出さないかですよ。

大変な仕事をされているのにニコッと爽やかにされている方に出会うとプロだな~って思います、裏ではガタガタなのでしょうが・・・

 

私も思います、他の仕事してたらな~って・・・

その大変さも知らずに・・・

 

「もういい、何もかも捨てちゃろ!どうでもいいわ!・・・」って思うことしばしば。

でも、世間知らずの私は自分可愛さのあまりしがみ付いているのです・・・寺に。

仏さまや御門徒よりも、何よりも自分が可愛いから・・・しがみ付いているのです。

 

こんな人間でも・・・一応住職なのです。


ふるさとのはなし

2011年11月22日 18時30分39秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

今日、明日は私の里のお寺の報恩講です

昨夜、電話をかけてみると準備で大忙しの様子でした

京都から叔父も帰っていて、4歳の姪っ子とお供えのおみかんを並べていたとか…

そういえば、私も子どもの頃は、子どもも一人役でいろいろなお手伝いをしていた(させられていた?)な~と、懐かしく思い出していました

子ども心に、たくさんのお手伝いの方々が、わいわい!ばたばた!と、にぎやかに動かれる雰囲気が大好きで、台所や張場を行ったり来たりしていたお調子者の私
「本堂にお参りしんさい」と言われ、しぶしぶ本堂へ…
本堂にも大勢のお参りでした
ご法中も大勢ご出勤されていて、報恩講でしかなかなか聞けない美しい節のおつとめも好きでした


こちらもお取越しのご法縁の真っ最中ですので、ここ何年もお参りにも行っていませんが…

やっぱり懐かしく、青空にふるさとを思っていました
(光善寺の報恩講は晴れることが多いので…)


あ~、ちょうど今時分は、お夕飯の手打ち蕎麦が振る舞われている頃です!

懐かしいな~!
作法もののおつとめにあいたいな~!!
おときやお蕎麦、いただきたいな~!!
みんなに会いたいな~!!

ふるさとにかえりたいな~!!