懐かしい声が・・・
分からない事があります。
「どうしたものかな~・・・」って悩んでいますとある方の顔が浮かびます。
「お~、そうや!あの人に聞いてみよう!」ってご縁をいただきながら思い付きました。
私の継職を控えた年でありましたので7年程前になりますでしょうか・・・
偶々、ある会社の店長さんで赴任されてきてご挨拶に来ていただき、お里がお東(東本願寺)のお寺であるということから度々来て下さるようになったのです。
ホントに度々来られていました・・・
私みたいな者と話に来ようとするのですから余程のお方なのです、確かに話は上手かったですね・・・
私より年上でしたが明るくて楽しいお方で、私も兄のように慕っていたことです。
継職法要の準備から当日のご縁まで我が事のように力をいただいたことです。
これからも良き相談相手ができたと喜んでいましたが、法要が終わると事情ができ間なしに福岡に帰ってしまわれました。
まるで私の為に宇和島に来たようにさえ思ってしまいます。
「宇和島の徳正寺です。」
「あ~、ご院家さん、御無沙汰しています。お元気でしたか?」
懐かしい声を聞きながらお顔、雰囲気を思い出していたことです。
「実は、教えていただきたいことがありまして・・・」
「私のような者がお答えできればいいんですが・・・」
適切なアドバイスをいただき「あ~、そういうことか・・・」って少し道が開けたような思いがしました。
「私で良ければ何でも言ってくださね!」
そんな力強いお言葉をいただきながら、当時と変わりないお心に感謝したことです。
何ら変わることのないおはたらきというのはホッとします。
私は老け顔なのか年より上によく見られます。
初対面の方でも年上のように接していただくことが多くあるのですが、年齢を聞いて年下だと分かると急に態度が変わる方がおられます。
「おいおい、さっきとエライ態度が違うじゃん!」って思うこともしばしば・・・
何か嫌ですよね、こういうの・・・もの凄くイラッときます。
中高生じゃないんだから恥ずかしい態度すんなよ!って・・・
されて嫌なことはしないことです。
年が上であろうが下であろうが優しく接することです。
お互いを思い合えるような生き方でありたいですね、手を合わさせていただきながら・・・
懐かしい声を聞き、一日ホンワカとした温かい日になったことです。