月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

法要案内

2012年05月25日 22時10分57秒 | 仏々相念(住職日記)

「明日から永代経法要が勤まります!」・・・

 

本堂での御縁をいただいたことです。

お参りされたのは10人ほどでしたでしょうか・・・

 

間の休みに坊守がお茶を出しながら永代経法要のご案内をしてくれていました。

「明日の夜7時からと明後日の昼1時から永代経法要をお勤めさせていただきます。是非、皆様お誘い合わせの上お参りください!お待ちしています!こんだけの方がお参り下さったら尚賑やかになりますから!」

「いつもテレビばかり見よるもんな~・・・ハハハ・・・」

「テレビはいつでも見れますよ!でも、御法要は年に数回しかありませんので参って下さいね!」

「罰、被らいな~。ハハハハ・・・」

 

深い深い御縁を結ばれてもお念仏を喜ぶことのできない方・・・

罰が当たるとか当らないとかそういうところで終わってしまうのです。

否、この姿が大半なのかもしれません。

ま~、こうやって義理はりしていれば罰は当たらんやろ・・・

ひょっとしたらいいことがあるかも・・・

なんて感じでしょうか。

 

御縁に会わせていただく喜びとは、本当の自分に気付く事なのでしょう。

今日、御縁いただいて本堂にお参りしたひと時・・・

「この縁無くば・・・」そう思う時、テレビを観ている自分が見えるのでしょう。

そんな日常の中に、今日、よくよくの御縁をいただいて本堂に座らせていただく。

「あ~、そうやった!参らんこの身を引きずり出して下さったあなたでしたね!」って喜ぶことが出来るのでしょう。

 

罰が当たるとか当らんとか、そう言うところで右往左往している私を案じ呼び通しのおはたらきでしたね。

あの方もこの方も、皆みん~な仏さまのおはたらきとなり喚び通し・・・

「いつでもどこでも・・・今ここを一緒にいるから!」

そう出会うひと時なのです。

御法要とは「あなたのお陰で・・・」って温かく過ごさせていただけるものです。

 

大切に御聴聞させていただきましょう!

 

追伸、阿弥陀さまは罰を当てるようなことはなされません。

かと言って、恥ずかしいことを恥ずかしいとも思わないような生き方は改めながら生かさせていただきたいものですね。


遠慮之人

2012年05月25日 21時54分33秒 | 仏々相念(住職日記)

優しい人・・・

 

大好きな御門徒のおばちゃん。

苦労して苦労して・・・

でも、もの凄く優しくて・・・

仏さまのように一緒に泣いてくれて口に笑みを湛えられる。

そんなお方です。

大好きでいつも抱きしめたくなります。

 

どこにいても誰に対しても接する姿は変わりません。

遠慮して相手の事ばかり気遣います。

見習わないといけんな~って常に反省です。

 

御主人も最近身体の調子が優れません。

お二人での生活ですので不安がいっぱいでしょう・・・

だから・・・やっぱり寄り添うように大切になさいます。

靴を履かれるにしても、杖を突かれるにしても、歩く時も・・・

寄り添うことの優しい姿・・・

 

仏さまのような姿を参道から見えなくなるまで前拝からお見送りしたことです。

各ありたい・・・そう思いつつ。