「明日から永代経法要が勤まります!」・・・
本堂での御縁をいただいたことです。
お参りされたのは10人ほどでしたでしょうか・・・
間の休みに坊守がお茶を出しながら永代経法要のご案内をしてくれていました。
「明日の夜7時からと明後日の昼1時から永代経法要をお勤めさせていただきます。是非、皆様お誘い合わせの上お参りください!お待ちしています!こんだけの方がお参り下さったら尚賑やかになりますから!」
「いつもテレビばかり見よるもんな~・・・ハハハ・・・」
「テレビはいつでも見れますよ!でも、御法要は年に数回しかありませんので参って下さいね!」
「罰、被らいな~。ハハハハ・・・」
深い深い御縁を結ばれてもお念仏を喜ぶことのできない方・・・
罰が当たるとか当らないとかそういうところで終わってしまうのです。
否、この姿が大半なのかもしれません。
ま~、こうやって義理はりしていれば罰は当たらんやろ・・・
ひょっとしたらいいことがあるかも・・・
なんて感じでしょうか。
御縁に会わせていただく喜びとは、本当の自分に気付く事なのでしょう。
今日、御縁いただいて本堂にお参りしたひと時・・・
「この縁無くば・・・」そう思う時、テレビを観ている自分が見えるのでしょう。
そんな日常の中に、今日、よくよくの御縁をいただいて本堂に座らせていただく。
「あ~、そうやった!参らんこの身を引きずり出して下さったあなたでしたね!」って喜ぶことが出来るのでしょう。
罰が当たるとか当らんとか、そう言うところで右往左往している私を案じ呼び通しのおはたらきでしたね。
あの方もこの方も、皆みん~な仏さまのおはたらきとなり喚び通し・・・
「いつでもどこでも・・・今ここを一緒にいるから!」
そう出会うひと時なのです。
御法要とは「あなたのお陰で・・・」って温かく過ごさせていただけるものです。
大切に御聴聞させていただきましょう!
追伸、阿弥陀さまは罰を当てるようなことはなされません。
かと言って、恥ずかしいことを恥ずかしいとも思わないような生き方は改めながら生かさせていただきたいものですね。