月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

法要終了

2012年05月27日 19時06分25秒 | 仏々相念(住職日記)

大丈夫?・・・

 

昨日、今日と永代経法要の御縁をいただきました。

ひと時、優しい空気のなかに座らせていただいたことです。

 

「住職、大丈夫?また痩せたんじゃない?どこか悪いんじゃないの?気を付けてよ!大事な方なんだから!」

仏婦会長のあねさんやあねさんのお母さんが案じて下さいます。

「ウチでも言いよるんで~!」

知らないところで案じて下さるのです。

「一年掛けてだから身体は大丈夫だと思うのですが・・・」

検診を受けている訳ではないので「大丈夫!」って思っているのはコイツのいい加減なところで、ホンマはどうだか分かってないのです。

皆さんが案じて下さるので、「ん~・・・」って不安になったりすることです。

何か病が元で痩せているのか・・・

痩せれば痩せたで心配で、太れば太ったで又心配・・・憂いは尽きません。

 

いろいろ悩みが尽きることなくあるものですから気分的に重たいのも事実。

気分的に重たいとやっぱり身体も動き難くなります。

何事も自分の中で掛け声を掛けないと動けなくなりました。

 

「をっしゃ~、いくか!」

「さ~て、やるか!」

 

奮い立たせるように御尊前にてお勤めをさせていただく。

オレが、オレが、オレが・・・どこまでもオレが。

そんなコイツを部活と重ならなかった息子が支えてくれる。

部活の声出しで鍛えられるのでしょうね、張りのある声で私のカスカスの声をカバーしてくれる。

勿論、坊守も・・・

 

有難いことです。

こうやってひと時、親子で御浄土の御荘厳にならせていただくことの嬉しさを噛みしめつつ・・・

後何回、こうやって一緒にお勤めさせていただけるのだろう。

別に私や坊守が「お勤めしなさい」という訳ではないのですが、

息子自ら思い立ち一緒に座って下さることの有難さ・・・

このひと時あればこそ又歩んでいけます。

 

どのような道に進もうとも帰っていける依り所があるということは崩れることがありません。

 

あなたが一緒にいて下さるのですから・・・

 

そう気付く御縁なのでしょうね。