月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

修多羅のはなし

2012年05月30日 21時33分21秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
全長25㎝のミニ修多羅です

お友だちにプレゼントするために編んでみました

紐が2.5mしかなかったので、編み目を詰めてギリギリで仕上がりました


「修多羅」とは「スートラ」というインドの言葉を音訳したものです

意味は「たて糸」…つまり「お経」ということです


仏さまのおはたらきが、私の人生を貫く「たて糸」となってくださるのです

その「たて糸」に、様々な出遇いやご縁が「よこ糸」となって織られてゆき、私の人生の景色となるのでしょうね

今日もいちにち、暮れました…


あっ、そうそう

暗くなった境内でホタルが光って飛んでいるのを見ました

もう、ホタルの飛ぶ時季なんですね…

おやすみなさい

初之参拝

2012年05月30日 21時07分19秒 | 仏々相念(住職日記)

子や孫に・・・

 

お母さんのご祥月の御縁にお参りいただきました。

丁度、今年はお年忌も当っており先日御自宅でお勤めされたのですが、続いての御縁をいただいたことです。

 

「子どもや孫は未だ徳正寺さんにお参りしたことがありませんので、ご祥月に皆で改めてお参りさせていただきます。」

ということでした。

その施主様自身も久しぶりだった様子で、「あ~、小さい時にお参りして以来だわ~・・・」って感慨深げ。

お子さんも見渡されながらいい表情をされています。

お孫さんは、つまらなそうでお母さんに纏わりついていました。

 

有難いご縁です。

自らが有縁の方々のおはたらきをいただきこの本堂に座らせていただいたように、子や孫を導きここに座って下さる。

決して消えない繋がりに気付くように・・・

 

今日、つまらなそうに座っていたお孫ちゃんもいつの日か齢を重ねてここに座るかもしれません・・・

「お婆ちゃんやお母さんと一緒に座ったよな~」って・・・

懐かしくて有難くて涙さまがいっぱいこぼれます、きっと。

 

大事に送日して下さい。

徳正寺の本堂はいつでも開けておきますから・・・