月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

秋之味覚

2012年11月02日 21時38分53秒 | 仏々相念(住職日記)

娘が・・・

 

コイツの宝物が帰ってきました。

学祭で3連休になったので帰ってきたのです。

どんなに休日でも日曜日以外は休みではなく講義があるのです。

だから世の中は3連休っていっぱいあるのですが娘にとっては久しぶり(?)の長期休暇となりました。

 

いいもんです・・・

娘もいる、息子もいる・・・

最高のビールを飲みながら思うコイツでした。

 

この3ッ日間は娘のリクエストで食事のメニューが決まるようです。

朝も昼も夜も娘の陰でおいしいものをおいしくいただくことです。

 

娘も息子も「おいしいね~!」

連発するこの言葉に願生っている日常が見えます。

コイツも程よく入れられる突っ込みをいただきつつ、普段しないお代わりまで勢いに任せていただいたことです。

 

肩を寄せ合うように優しく一つに慣れる家族・・・

いいものです。


毎日特別

2012年11月02日 20時55分12秒 | 仏々相念(住職日記)

毎日がスペシャル・・・

 

何気に生きているような日常。

何と生き抜くい今日でありました。

そんなひと時の中にあなたに会えました・・・

感謝です!

 

どの家もどの家もお参りさせて頂きやすいようにしといてくださいます。

総代さんが振れて回っていて下さるお陰です。

「こんにちは~!お寺で~す!」

「遠いところ、ようおいでていただきました!さあ、どうぞどうぞ!」

「ご無沙汰してすいませ~ん!お変わりなかったですか?」

 

どこにお参りしてもこの挨拶・・・

でも、有難くて・・・

どんなに失礼しているようなコイツでも子や孫を迎え入れるごとく招いて下さる。

どれだけこのことの有難いことか・・・

御開山のご苦労を思えば本当に恵まれた環境であります。

親友のコメントに家の中に入れることの強みを牧師さんより教えていただいたとありましたが、正しくその通りだと思うのです。

コイツのいつもそのことを思っていました。

 

何年くらい前でしょうか・・・

10年ほどになるかもしれません。

苦い思い出です。

 

あるご門徒とちょっとしたことで不穏な空気となりました。

ご縁どころではありません。

お会いしても交わす会話もありませんでした。

勿論、お取り越しのご縁も遠ざかっていたことです。

でも、ちょっとずつちょっとずつ近づき、挨拶を交わす・・・

少しずつ話すようになりお茶を飲むようになる。

ご縁にも会って下さるように・・・

 

今日、その方と話し込んでいるのです。

「ご院さん、コーヒー飲む?」

「ありがとうございま~す!」

コーヒーをいただきつつ趣味の話になる。

盛り上がりあれあれ時が流れます。

ふっとその方のお顔を見ながら、「あ~、よかった・・・話すことができるようになって・・・」そう思うコイツがいたことです。

コイツが可愛いということもあるのですが、ご縁のひと時が穏やかにあることが嬉しいのです。

折角のご縁が罪を作るひと時になっては申し訳がありません。

 

参りやすい環境のなかでそれが当たり前のようにしていては横柄な姿になります。

偉くもないのに偉くなっている姿がありませんか・・・

コイツを含めてでありますが、僧侶の姿が問われているです。

恥ずかしい姿を見聞きするに襟元を正さなくてはおれなくなります。

そのうちに門前払いを食らうようになります、必ず・・・

そういったところにあるのです、今!

 

オベンチャラを言えというのではないのです。

その家に入れていただく喜び・・・

穏やかに話せる嬉しさ・・・

そして、何より皆さんと一緒に阿弥陀さまに包まれる温もり・・・

それを感じつつお参りさせていただきたいものです。

 

それが何より御開山への報恩でありましょう・・・

 

特別な一日を大切に・・・