月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

余韻住職

2012年11月11日 19時56分07秒 | 仏々相念(住職日記)

余韻を・・・

 

夢のようなひと時をいただき只管車を走らせ日常に帰ります。

別れは悲しいものでバックミラーに映る娘は車が見えなくなるまで見送ってくれます。

雨の中、傘を差しず~っと見送ってくれる。

「よっしゃ!」気合い一発入れて帰ります。

 

道中の山々は紅葉がきれいです。

右に左に紅葉狩り・・・

 

それぞれが生きんがために・・・

でも、競い合うのではなくお互いを支え合っているような木々の色。

名も知らぬ木々・・・

山は優しき一つの色となります。

 

キツイ雨が降ります。

木々の葉の汚れを落とすように降り注ぎます。

ここにも一粒一粒のはたらきあり支え合い生き抜くことができる。

 

改めて法要仏事の有り方を思わせていただいたご縁でした。

一つになるのです・・・

それぞれがそれぞれの有様を抱えながらも、

ご縁頂き阿弥陀さまの御前に座らせていただく時・・・

一つにならせていただくのです。

これがお勤めだよな~って・・・

 

そんな余韻を胸に置きつつ、これからもご縁に会わせて頂こうと思います。

「仏縁に遇う」とはこんなにも素晴らしいことなんですよってお伝えしていこうと思うのです。

 

アサダ飴舐めつつガラスの喉を引っさげて声張っていきます。

また会えることを夢見て・・・