月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

法友之声

2012年11月10日 22時50分36秒 | 仏々相念(住職日記)

なんて・・・

 

友という存在っていいものです。

それも仏法で、お念仏で結ばれた友というものは最高です。

 

久しぶりで全員集合でした。

それぞれに忙しく会えません。

会おうって言っていても突然のご縁で潰れることもしばしば。

 

そんな5人が友の7年忌のご縁をいただき会うことができました。

「お~っ、元気?」握手する手に力が入ります。

出会えてよかった・・・

友が会わせてくれたのです、間違いなく。

 

最高に美味しいビールいただきました。

浴びるように飲み、グテングテン・・・

最後は身の置き場がないほどに・・・

こんなになるまで飲めるのはこの法友とだけです。

 

次の日・・・

7年忌が勤まりました。

きれいにお飾りされたお内陣で「正信偈」をいただきました。

みんなで勤めたひと時のなんと有難いことか・・・

導師の声、巡讃での声・・・

それぞれがそれぞれに願生る日常・・・

いろんなことを胸に集い発する声・・・

「あ~・・・なんて有難いご縁だろう・・・」

その声の優しさに包まれながら涙が流れます。

やっぱ、みんな最高だよ!

お勤めってこうありたいと改めて思いました。

 

友のご両親が大切に接してくださいます。

それはそれは我が子に接するように・・・

 

お見送り下さるお母様が仰います、

「なぜにここに息子がいないんでしょう・・・」

私らに息子を重ねながら見といてくださったのです。

「大丈夫です・・・ここに一緒にいてくれます!」

そう言えた今日のご縁でした。

お前がご縁となってくれてこの尊いひと時を仕立てあげてくださったんですね・・・

そう感じながら優しき声に包まれたひと時だったから・・・

 

私の横で衣体を片付け終わり座りながらつぶやく友、

「また明日からがんばるか・・・」

コイツも思っていました、「よっしゃ!」って・・・

 

「それじゃ、また!」

そう言いながらそれぞれがそれぞれの日常に帰っていきました。

 

願生ろう!

 


童謡コンサートのはなし

2012年11月10日 22時47分13秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

今夜は、泉音楽教室のみなさんが本堂で《童謡コンサート~月によせて》を開いてくださいました

ふるさと、みかんの花咲く丘、小さい秋みつけた、月の砂漠、大きな古時計、雨降りお月さん、千の風になって、荒城の月……

誰もが歌ったことのある懐かしく、あたたかい曲を、伸びやかに歌ってくださいました

中にはみんなで歌ったり、自然と手拍子をしたりと、温かみのあるコンサートでした

ピアノの音色、太鼓のリズム、そして美しい歌声が堂内に響き、聴いている私たちに響きます

とても楽しく、ぬくもりのあるひとときでした




ご門徒さま以外の大勢の方々がお寺の本堂に上がってくださるいいご縁となりました




演奏者のみなさんの歌声は、お浄土で美しく歌う鳥《かりょうびんが》のようでした

みなさん、ありがとうございました