月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

徳正寺報恩講法要のご案内

2012年11月19日 23時32分24秒 | 徳正寺からのご案内&お知らせ

徳正寺報恩講法要のご案内

 

今年も早いもので報恩講のご案内をする頃となりました。

寺においても門徒においても一年中で一番大切なご法要が「報恩講」であります。

親鸞聖人の御恩に報いるつどい・・・

親鸞聖人のお陰でこの人生を力強く歩める身にさせていただきましたことを感謝させていただきたいと思います。

下記の通りお勤めさせていただきますので、お誘い合わせの上お参り下さい。

坊守と一緒にお待ちしています。

 

 

日時12月15日(土)

 

昼1時~

夜7時~

 

       16日(日)

 

朝9時~

お斎を用意しております。どなたもお昼の心配をなされずに安心してお参り下さい。

昼1時~

御ぜんざいも用意しています。寒い時期です、心もお腹もポカポカでお帰り下さい。

 

講師、龍谷大学教授

鍋島直樹先生

私にとって心から先生って呼べるお方はこの方だけです。

優しくて温かいお話に一人でも多く触れていただけたらと思います。

どうぞ、どうぞ一人でも多くお参り下さい。

あなたをお待ちしています。

あなたを・・・


世界一品

2012年11月19日 22時58分37秒 | 仏々相念(住職日記)

朗らかななかに・・・

 

寒くなりましたね。

寒さに弱いコイツには辛い日々となります。

風邪などひかれませんように・・・

 

続いてお取り越しのご縁をいただいております。

御明かりをつけ、お香をたき、部屋を温めて待っていてくださいます。

「ごめんくださ~い!お寺で~す!」

「よう参ってくれたな~」

温かい空気の中、有難いご縁をいただくことです。

 

「ちょっとこっち来てくれや・・・」

「どうしたん、オジサン!」

居間に通されるとリフォームをされているのです。

「お~オジサン、ようなってるやん!大変やったね!」

「そうよ!」

 

ひと時、リビングのチェアーに腰かけて2人で話していました。

大きな掃出しの窓の向こうには池があります。

「オジサン、ここいいやん!夏は涼しそうやね!」

なんて会話をした後、「じゃ、お宿で待ってますからお参り下さ~い」

「おう、おう!」

プライベートの中まで招き入れて下さることの嬉しさ・・・

親しくないとできないことだと思うのはコイツだけでしょうか・・・

 

皆さんが集ってくださいます。

賑やかで穏やかなひと時が流れます。

今日はお宿を勤めて下さったお家のお孫ちゃん(小4)もお参りしてくださいました。

皆さんと一緒に「浄土真宗の救いの喜び」を読ませていただき、「正信偈」をいただきました。

法話の後はざっくばらんに話に花が咲きます。

 

あ~、穏やかで優しいひと時でよかったな~・・・

ご縁の席です、ギスギスするようなひと時にはしたくありませんもんね。

みんな笑顔で朗らかなそんなひと時にしていきたいものです。

 

「いきいきかがやき展」の常連の総代さん、

「オジサン、今年も何か出してくれる?」

「おう、大したもんもないがの、何でも持って行けよ!」

大作を2点お借りしました。

何でこういう発想になるかな~って素人には分からない芸術品(?)

見る人が見ればその作品の凄さたるや、半端じゃないのかもしれません。

面白いオジサンです。

一見の価値ありです!御講さんにお参りしていただきご覧になっていただきたいです。

 

「御講さんには参って来てね!」

「おう、お参りに行くけんの~」

 

てなわけで、今年も「いきいきかがやき展」を開催させていただきます。

もう出尽くした感もあるのですが、ところところでお願いして回っているところです。

どうか一品、手作りの品をお貸しください。

一つしかないかがやきで本堂をお飾り願えたらと思います。

自薦他薦は問いませんから・・・

 

そんなこんなで願生ってま~す!


小さなお導師さんのはなし

2012年11月19日 21時09分19秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
Mさんの七回忌のご法事にて…

ひ孫のひめちゃんとまあくんが仲よくお参りしてくれていました

ひめちゃんは6歳、まあくんはもうすぐ3歳です

お茶とお菓子を一緒にいただきながら、すっかりなついてくれました

さて、おつとめが始まります

「おりんを鳴らすお手伝いをしていただけますか?」

と、ふたりに尋ねると、こくりと頷いて、二人とも私のそばに来て座ってくれました

ひめちゃんはきちんと座って私の隣に、まあくんはちょこんと私のお膝の上に…

仏さまの前に座ると、何も言わないのに二人とも可愛い小さなお手てをあわせてくれるのです

まあ、なんと可愛くて、尊い姿なんでしょう

おりんをひとつずつ「ち~ん」と鳴らして、おつとめを始めます

お経の文字をひとつひとつ指でなぞりながら…

(ああ、昔、私もこうやって母がなぞるお経の文字を見ていたな~)

(子どもたちが小さい時も、こうやって抱っこしながらお参りしてたな~)


お経の区切りにはまた「ち~ん」と順番におりんを鳴らしてくれます

結局、お経が終わるまで、二人ともお導師をしてくれました

可愛い可愛い小さな二人のお導師さん

この子たちの手の上に、どれほどの手が重なっているのでしょう

あたたかくて、大きな手が…


小さなふたりのお導師さんのおかげで、和やかなご法縁のひと時でした