月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

万歳万歳

2012年11月17日 19時14分53秒 | 仏々相念(住職日記)

何が万歳なんや・・・

 

どうなるのかと不安になります、これからの日本。

っていうか、コイツの人生・・・

たのむよ、しっかりしてくれよ~・・・

 

そりゃ~誰もが自分が可愛いのですが、テレビを通してではあるがホンマの人間の姿が見えるとホトホト嫌になります。

自らの運動を実現しようとすると大きなところに行かなくてはっていうのはよく理解できます。

何とかいい社会をって思ってくれるところもあるのでしょうが・・・

嫌な世界です、全然知りませんが、知りたくもありません。

 

夕方、少しの時間が空きその時間で見ることができる番組ないかな~ってハードディスクを見ていると、

かなり以前、見かけて止めていた「はじめてのおつかい」が残っていました。

好きな番組です。

特に兄弟姉妹でおつかいに行くのが好きです。

最初は元気いっぱいです・・・

でも、途中や帰り道で弟妹がグズり始めます。

兄や姉も一緒に泣きたいのに歯を食いしばり涙を堪えます。

重い荷物を持ち上げ弟妹の手を握る。

数個の買い物袋は腕からずり下がる。

その堪らなくもどかしい姿にエールを送るコイツがいます。

 

あの角を曲がればお母さんがいる・・・

そう思うと歩くのです。

しんどくて崩れそうになりながらも歩くのです。

 

お母さんが玄関で出迎えます。

しんどい思いをしてきたことがよく分かるから涙を流しつつも優しく微笑まれる。

よくガンバったね・・・

えらかったね・・・

バンザ~イ!

温かい御手を広げるお母さんのその胸元に駆け寄ります、飛び込みます。

涙がこぼれます・・・

 

豆腐がグチャグチャになろうとも、違ったモノを買っていてもお母さんは喜んでいるのです。

それが目当てではないから・・・

やりきってほしいだけだから・・・

 

コイツの人生、

豆腐問題ですから・・・

間違えんようにいつもドギマギしてますから・・・

こんなんで生き切れるのかと不安になることショッチュウ。

 

だからあの幼き子たちの姿に勇気をもらえるのでしょう。

ず~っと案じてくれる親心の下での旅であることに気付くのでしょう。

コイツにも真実の親がおってくれた!

バンザ~イ!

 

明日も生き抜こう!