月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

寺報活用

2012年11月26日 22時33分29秒 | 仏々相念(住職日記)

ご院さん、聞いて・・・

 

「あ~、嬉しいな~。」

こんなこともあるんだと・・・

 

法友との寺報についての扱い方云々。

それぞれにしていただいていいものなのですが、やっぱり気になるコイツがいるのです。

今日も一軒ずつお配りしてお参りさせていただいたことです。

 

「ご院さん、聞いて下さいますか。

この「月のひびき」をテーブルの上に置いていたのです。

すると2歳のひ孫がこれを見ながら、ウニャウニャ…チーンってご院さんの真似をするんですよ。

ビックリしました、こんな子どもでも見ているんですよね。

この写真がご院さんだと分かったんでしょうかね~・・・

その姿を見れて嬉しかった!」

 

この寺報がご縁で家族で仏さまを思うひと時になれてよかったです。

こうやって稀に喜んで下さる方がいるからこそ励みになります。

 

願生ろう!


御経上手

2012年11月26日 22時04分01秒 | 仏々相念(住職日記)

ワッハッハッハ・・・

 

これもお取り越しの空気なんだって思いました。

今日は、姉のように慕う総代夫人がおられる村。

度々、「Mちゃんです!」って電話をくれ案じて下さいます。

一生懸命に支えて下さるおはたらきに唯々頭が下がる思いです。

お陰で温かいひと時をいただいたことです。

 

ここは、昼座夜座が勤まるのですが御夕食をいただいた後は少し時間が空きます。

でも、昔から少し早目に来て下さり話伽になって下さる方々。

今日は、カラオケの話で盛り上がりました。

「下手なんですけど・・・」そう照れ臭そうにいろんなことを教えて下さる。

 

「いいですよね~、歌って!気分すっきりしますし最高ですよね!」

「そうなんです!家でも気持ち良く歌っていたら母に叱られるんですよ、お経を習いなさいって・・・

そう言われるからお経も練習するんですが、なかなかうまくなれません。」

「それはそれは勿体ないことです。

歌は、歌詞の味わいを深めて歌うところに良さがあるのでしょうか・・・分かりませんが。

お経さんも同じですよね、お経さんのお味わいを深めさせていただきたいですよね。

それは、お経が上手になるというものではなく、聞かせていただくひと時が勿体なくなります。」

 

お経さんは、漢文をそのまんま読んでいますとなかなか難しいもので、コイツみたいなものには理解不能であります。

でも、このお経をギュ~~ッと絞ったしぼり汁が「南無阿弥陀仏」と聞かせていただくと、

どうぞ、「南無阿弥陀仏」に好きな節に置き換えて歌えばいいんです。

気持ち良く・・・

切なく・・・

そこにズ~ッと一緒にいて下さるおはたらきを感じながら・・・

それが最高じゃないですか!

 

お念仏は「ここにおるよ!必ず救う まかせてくれよ!」と喚んでくださるおはたらき・・・

背中に聞こえる人生の諸先輩方々のお味わい深いお念仏を聞かせていただきながら生かさせていただく力をいただいたことです。

 

今日もご縁に会わせていただいて有難かったです。


銀杏のはなし

2012年11月26日 12時53分32秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
昨夜からの風雨で境内の銀杏の葉が大分吹き落とされました


昨日はあんなに美しかったのに…

「銀杏が見頃ですから、どうぞお参りください」と手紙に書いたばかりなのに…


《昨日の銀杏》


「いちにち」のことが、わからないものですね


あぁ、だけど…

銀杏の樹の足下には、落ち葉の絨毯…


《落ち葉の絨毯》


姿は変われど

かたちは変われど

いのちの輪の中…