月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

感想発言

2013年06月04日 20時07分04秒 | 仏々相念(住職日記)

きれいな色だね・・・

 

息子の食に対する真剣さっていろんなところで感じます。

この料理、おいしいね~・・・

てなことは常でして

食材の色、それぞれの色・・・

重なり合った時のコントラスト。

「きれいな色だね~・・・」

この味はこうだから美味しいね~・・・

本当にいただくことを喜んでいる姿があります。

 

コイツはというと・・・

息子が感じたようにそれを観る。

ほう・・・なるほど・・・

言われてみれば確かにこのモノにこの色の鮮やかさってあるよな~・・・

てな具合。

今日も息子の発言に感心しつつ頭を捻っていると

「おいしいね、って言っていいのよ」って坊守。

「スイマセンな~、舌足らずで・・・」

 

観て喜ぶっていうレベルではありません。

餓鬼のようにガツガツと空腹を満たすようなひと時。

寂しいことです。

 

美味しいのです、確かに・・・

でも、頷くことで満足しているコイツがいることです。

コイツが満足しているのです。

でも、その満足さって伝わらないんですね、コイツの有様では・・・

しかめ面に御馳走。

やっぱり言わなくてはいけませんね。

思い切って言ってみると横皺の顔になるのかもしれません。

コイツだけでなくみんなも・・・

 

よ~く味の染みたお料理をいただく息子。

「あ~それ、よく味が染みて甘くなってたね。」

ってボソッと言うコイツ。

「コメント言えるじゃない!」って拍手喝采の坊守。

これで拍手とか余程話さんかってことですよね。

 

今日も美味しくいただきました。

お陰で御馳走様でした。