月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

麦酒最高

2013年06月16日 20時11分50秒 | 仏々相念(住職日記)

コイツは・・・

 

どこに行っても、

どこにいても、

案じて下さる方がいる。

 

こんなコイツを・・・

コイツはしあわせ者です。

 

時には親父のように、また、兄のようにお導きくださる人生の先輩。

穏やかで優しいご門徒にお参りさせていただきました。

 

「住職…住職・・・」

そう言って親しくしてくださいますのでコイツも肩の力おもいっきり抜いて御縁に会わせていただきました。

あまりご門徒の前でグチグチ言うことはないのですが、

なぜでしょう・・・

ここではおもいっきりコイツでして・・・

穏やかで優しくて有難いひと時でした。

 

一方、坊守も優しいひと時をいただいた様子。

話を聞きつつ、

「あ~、いいご縁をいただいたんだ~」って聞かせていただいたことです。

 

「あ~、住職じゃないんだ~」

玄関で待ち受けて下さっていた我らがあねさん。

コイツを待ってて下さったようで・・・

 

「あ~、住職の為にこれ買って来たのにな~」

って、あいだあいだのお菓子の一つ一つ。

「Aちゃんだったらもっと大きなケーキにすればよかったね」

その時その時のお顔が見えるようです。

決して坊守が嫌いなわけではないのです。

コイツ以上に坊守のことを思っていてくださる、

そんなアネサンだからこそそう言える関係なのです。

でもね、アネサン・・・

「コイツもケーキ大きい方が最高に嬉しいです!ヨロシク!出来ればチョコレートケーキ!」

 

コイツは最高にしあわせ者です。

案じてくれて、待ってくれて、・・・

どこに行ってもどこにいてもコイツを思ってくれるおはたらきがある。

こんな外面だけのコイツをどこまでも大切に思って下さるおはたらきがある。

 

生かさせて頂こう・・・

そう思う一日でした。

 

今日は父の日・・・

息子からはニコニコさんのデッサン。

娘からは優しいメール。

この二人のお陰で親父にならせていただいていることです。

コイツが偉いから親父じゃなくてこの二人がささえてくれるからこその親父でありました。

力のないまんま・・・

カッコ悪いそのまんま・・・

親父にならせていただいていることです。

 

昨日、本堂のお荘厳をさせていただきながら

坊守の父のご法話のカセットをお聴聞させていただいていました。

 

孫のことを話しています・・・

ウチの二人の子どものこと、義姉の長男のこと。

聞きながらウルウルしてしまいました。

 

義姉の長男が生まれる時、坊守(コイツの妻・義姉の妹)は義父にファックスを送ったそうです。

このこと伝えてって・・・

 

「ママがんばれ

赤ちゃんがんばれ

みんな待ってる」

 

初めての出産の時に感じる思いがあればこそ義姉にエールを送る。

お腹の中の尊いいのちの音が分かるからこそ赤ちゃんにエールを送る。

一人じゃないから・・・

みんないるから・・・

そんな想いなのでしょうか・・・

 

義父のつぶやく声の中に坊守の心の温かさを感じ涙がこぼれ出ました。

 

そうでしたな~

おかあちゃんもがんばり

赤ちゃんもがんばって

今生のいのちの華ひらかせていただくんですな~

 

その言葉の深いこと・・・

 

赤ちゃんも願生ってるんだ。

お母ちゃんの最高のはたらきのなかで今生にいのちの華ひらかせるために・・・

たとえその時にそう思わなくとも母のいのちのなかで願生ってるんですね。

 

コイツもそうでした・・・

みんなそうでした・・・

阿弥陀ほとけに包まれてこのいのちある。

阿弥陀ほとけのいのちのど真ん中にコイツがある。

そう気付くと・・・

 

願生ろう!!!

 

今日の瓶ビール、最高に美味しかったな~!


向日葵(6月16 日午前6時24分撮影)のはなし

2013年06月16日 06時49分33秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

昨日の雨で、土もずいぶん潤ったようです

見えないけれども

土のなかでは、根がぐんぐん伸びているのでしょう

からだ中に水を運ぶ音がするようです


さあ、今日もいちにち

願生(がんば)りましょうね


(つづく…)


朝陽に照らされて…

 

今朝の空