月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

世界遺産

2013年06月22日 20時15分10秒 | 仏々相念(住職日記)

帰れる・・・

 

今日、富士山が世界遺産に登録されたとのこと。

外国の方々が絶賛してくださる富士の美しさに頷かずにはおれなかったことです。

きれいですよね~、富士山。

コイツも大好きです。

 

飛行機から、新幹線からと何度か見たことが・・・

多分、高校の修学旅行の時にはバスで5合目にも行ったような気もします。

その頃ってあまり興味もなく、ただ惰性で行ったようなことで・・・

感動も何もなかったので行ったかどうかも定かでないような次第で・・・

申し訳ないことです。

 

今度は自分で車を運転して行って、見て、感じたいと思っています。

いつ頃からでしょうか・・・

かなり以前より家族には言ってたことです。

そのこと強く思っています、コイツ。

いいでしょうね~・・・

富士五湖の辺りもドライブしたら気持ち良さそうです。

 

自然って美しいですね。

山・海・川・・・

 

大きくて深い海。

雄大ですべてのモノを受け入れるって感じがします。

でも、穏やかな時だけではなく激しく荒れることもあるのですね。

どんなものか、コイツには分かりませんが・・・

 

昨日、ニュースで流れたニュースキャスターの辛抱さん。

全盲の岸本さんと一緒に太平洋横断にチャレンジしていたがボートが浸水。

対策を施したが及ばす救助を要請されました。

結構好きなキャスターでしたので応援していたのですが・・・

夜のニュース番組で救助される様子、救助後のコメントが流れました。

 

ゴムボートに乗り移った後、

食糧・飲料等は大丈夫でしたが体温がみるみる低下。

二人で身体を寄せ合い励まし合うも死を覚悟したという。

その時、海自・保安庁等のボートの音が聞こえ「大丈夫ですか?」の一声を聞いた。

「帰れる」そう思った・・・って涙ぐまれながら辛抱さんがおっしゃった。

「本当にありがとうございました」って皆さんにお礼をおっしゃる。

 

4メートルの波がどんなものかは分かりませんが大変な救助だったのでしょう。

訓練でもしたこともないようななかで自らのいのちを懸け救助してくださったことに深く頭を下げられた。

そのお陰でこのいのちがある・・・

 

帰れることの嬉しさ・・・

心配してくれる人がいる・・・

待ってくれている人がいる・・・

共に生きここに立っている・・・

 

この自然の中で生かさせていただいているいのち。

まず、人のいのちありき・・・

雨が降れば降ったといい、降らなければ降らないという・・・

暑ければ暑いといい、寒ければ寒いという・・・

有難いとも思わずにワシが私がのいのちを生きる。

 

そんな生き方しているようないのちも自然の中に包まれている。

 

きれいな富士の姿を見つつチットは自然に思いをよせたことです。