飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

オバマ大統領東京演説!!

2009-11-15 18:28:51 | バラク・オバマ

オバマが日本に来た!!
演説をした
天皇陛下に会った
その記録......。


 それらのことを、虚心坦懐に眺めてみよう。いろいろの憶測がある。いろいろの観測がある。歓迎も批判もある。報道もにぎやかだ。評論もいろいろある。

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 大事なことは、この目で確かめてみることだ。出来れば触れてみたいが、それは叶わない。演説だけでも聴いてみたいが、まだ、全編は公開されていない。演説文は公開された。英文もある。それを全部目を通してみた。

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 それによると、格調は高いものである。穿った見方はさておいて、政治的魂胆云々はさておいて、字義通りざっと読むことは意義がある。その上で、様々なことを考えればよい。バラク・オバマの言っていることは、納得できる。


 日米関係は、一衣帯水の強固な同盟関係にあることは間違いない。そして、その関係が今後とも強化されることは重要である。それは正常な国と国民にあっては当然のことと考えられる。

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 その両国が、共にチェンジしていこうとしている。これは冷静に、且つ、期待をこめて見守られなくてはならない。少なくとも演説文を読めば、その事に疑いを差し挟む余地はない。日本もアメリカもチェンジの最中にいることは間違いがない。日米関係もそれを避けて通ることはないものと思われる。


 それをオバマ大統領と鳩山総理は目指すのではなかろうか。そう確信した。それを懐疑する向き、思わしく感じない向きも多いだろう。だから、いろいろ諸説が流布する。そんなとき直接事実を検証するしかない。限られた事実の中で、演説文前文を直接に目を通す事は良いことだ。英文を同時に読むこともお勧めする。翻訳文から英文と順に読むと、分かりやすいし、手間(辞書引く手間)が省けて効率的だ。

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 真相を掴むコツは、事実を直接拾う事しかない。直接に当たった事実をつなげて、鑑識力を働かせることしかない。識別能力は誰にでも備わっている。それを信じて、せめて演説文を読みこなしてほしい。評論家の意見を聞くのはそれからだ。

 



両陛下と昼食会に臨むオバマ大統領「非常に光栄」(09/11/14)
http://www.youtube.com/watch?v=_J3y0TY7MlI
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【転載開始】オバマ大統領:アジア政策演説の要旨

政策演説するオバマ米大統領=東京都港区のサントリーホールで2009年11月14日午前10時15分(代表撮影)
政策演説するオバマ米大統領=東京都港区のサントリーホールで2009年11月14日午前10時15分(代表撮影)

 オバマ米大統領のアジア政策演説の要旨は次の通り。

 今回の旅行を日本から始めた理由は簡単だ。私たちのアジア太平洋地域での取り組みは、永続的で活性化された日米間の同盟に根差している。就任当初から、日本との結束の強化に努めてきた。

 この半世紀、同盟は安全保障と繁栄の基盤として持続し、日米が世界の2大経済大国となる一助となった。日本がイラクの再建や、最近のアフガニスタ ンやパキスタンへの支援まで世界で重要な貢献を果たし、日米同盟も発展した。私と鳩山由紀夫首相は同盟をさらに深化させることで合意した。沖縄の米軍基地 についてワーキンググループを通じ、できるだけ早く進むことに合意した。平等と相互尊重のパートナーシップを求め続ける。

 アジアと米国は、太平洋によって隔てられているのではなく太平洋によってつながっている。私はすべての米国人に、この地域の未来が自分たちの利害に影響することを知ってもらいたい。

 中国の台頭を、米国がどう見ているか心配する人がいる。だが私たちは、一国の成長、利益が、他国の利益を脅かすという見方をしない。中国が国際社 会でより大きな役割を果たそうと努力することを歓迎する。米国は中国を封じ込めたりしない。強く豊かな中国の台頭は、地域の国々を強める源となる。ただ、 米国は(人権など)基本的価値を(中国に)求めることを決してやめない。多国間の組織がこの地域の安全と繁栄を促進すると信じる。米国は近年、この場から 離れていたが、それは過去のものだ。

 我々は経済回復を強化し、均衡ある持続的な成長を追求する。我々は国際経済構造の変革への歴史的歩みを始め、G20(主要20カ国・地域)は今や国際経済協力の最優先の討論の場となった。

 コペンハーゲンでの(気候変動枠組み条約第15回締約国会議の)成功へ努力する。すべての国が責任を果たすべきだ。米国を含む温室効果ガスの大量排出国は明確な削減目標を持つ必要がある。

 核兵器による脅威に対応する努力を強化しなければならない。

 日米ほど核兵器の威力を知っている国はなく、日米は核兵器なき世界を求めなければならない。ただ、核兵器が存在する限り、米国は日韓を含む同盟国を守るため、強力な核抑止政策を取り続ける。

 しかし、アジア地域での核兵器競争は数十年続く安定と成長の基盤をむしばむ。

 数十年間、北朝鮮は対立と挑発を続けてきた。われわれは脅しに屈しない。北朝鮮が国際的な義務を果たさない場合、北朝鮮の安全保障は強まるのではなく、弱まる。

 米国は北朝鮮に別の未来を提供する準備がある。実現への道は明確だ。6カ国協議に復帰し、核拡散防止条約(NPT)への復帰も含む約束を守り、朝鮮半島の非核化を実現することだ。

 また周辺国との関係正常化は、日本人拉致について被害者の家族が完全な説明を受けない限り実現しない。

 アジア太平洋地域では人権擁護が安定をもたらす。これを日本の民主主義に見て取れる。言論の自由などの原則はビルマ(ミャンマー)にも該当する。我々は直接(軍政)指導層に民主改革を求め、アウンサンスーチーさんの解放を求める。

 米国初の太平洋(出身)の大統領として、私はこの非常に重要な地域における我々の指導力を強化・維持すると約束する。【転載終了】


【転載開始】

オバマ大統領:東京演説 全文(英文はここ

政策演説するオバマ米大統領=東京都港区のサントリーホールで2009年11月14日午前10時33分、代表撮影
政策演説するオバマ米大統領=東京都港区のサントリーホールで2009年11月14日午前10時33分、代表撮影

 オバマ米大統領は14日午前、東京都港区のサントリーホールで米国のアジア政策について演説した。演説の全文は以下の通り。

 ◇オバマ大統領東京演説 全文

 ARIGATO。おはようございます。東京に来られて大変光栄だ。大統領として初めてアジアを訪れる中での最初の訪問地だ。古くからの友人である 新駐日大使のルースさんら、日米両国の結びつきを強化するために日夜尽力されている日本と米国の皆様とご一緒できることをうれしく思う。

 日本を再訪できたことは、大変すてきなことだ。子供のころ、母親が鎌倉へ連れていってくれた。何世紀もの間、平和と静寂の象徴であり続けた大仏を そのとき見上げたのだが、子供だった私は抹茶アイスクリームへの関心の方が強かった。昨晩の食事にアイスクリームが出て、そうした思い出の一つを共有でき たので、鳩山(由紀夫)首相に感謝したい。(あの時)故郷から遠く離れた若い米国人に、日本人が向けた温かいもてなしの心を忘れたことはない。

 この訪問でも同じ心を感じる。鳩山首相の丁重な歓迎に。即位20年を迎えられた天皇、皇后両陛下とお会いできる光栄に恵まれることに。そして日本の人々の手厚いもてなしに。もちろん、日本の(福井県)小浜市の皆さんへのあいさつと感謝の気持ちを忘れてはいけない。

 この旅を、ここから始めた理由は簡単だ。(大統領)就任以来、私は米国の指導力を回復することと、相互の利益と尊重に基づき、米国が世界に関与す る新時代を追求することを目指して働いてきた。そして、我々のアジア太平洋地域での努力は、少なからず、永続的で活性化された日米同盟に根差している。

 就任当初から、私たちは互いに両国の結束を強めようと努めてきた。私がホワイトハウスに迎えた最初の外国指導者は日本の首相だった。そしてヒラ リー・クリントン国務長官が最初の訪問地にアジアを選んだが、これも国務長官としては約50年ぶりのことだった。その旅も日本から始まった。

 あと2カ月で、我々の同盟関係は50周年を迎える。アイゼンハワー大統領が日本の首相の隣に立ち、「対等と相互理解」に基づく「壊しようのない関係」を作ると宣言した日だ。

 半世紀もの間、この同盟関係は我々の安全保障と繁栄の基盤であり続けた。日米が世界の2大経済大国となる一助となった。北米を除けば、日本は米国 にとって2番目に大きな貿易相手国だ。日本が、世界を舞台により大きな役割を果たし、世界の安定に向けて貴重な貢献を果たすようになったことで、日米同盟 は少しずつ進化した。イラクの復興や(ソマリアなど)「アフリカの角」沖での海賊対策、アフガニスタン、パキスタンの人々への支援のことだ。最近も、(首 相の)見事な指導力によって、両国での国際的な開発支援への追加援助が打ち出された。

 何よりも、我々の同盟は共通の価値観を反映しているから持続した。それは、自由な人々が自身の指導者を選び、夢を実現できる民主主義的な権利に対 する信念だ。その信念が「チェンジ(変革)」という約束を掲げた鳩山首相と私の当選を可能にした。そして我々は手を携え、我々の国民と同盟のために、新し い指導者たちによる新しい時代を築くことを誓う。

 歴史のこの重大局面において、私たち2人は同盟を再確認するだけでなく、深化させることで合意した。沖縄の米軍基地再編については、共同作業グ ループを通じ、両国政府の合意を迅速に実行に移すことで一致した。そして同盟関係は未来に向けて発展、適応していく。そして、アイゼンハワー大統領がかつ て述べた、対等と相互尊重に基づくパートナーシップという精神を守る努力を続ける。

 私たちのこの地域への関与は日本で始まるが、日本で終わるわけではない。米国の歴史は大西洋側に連なる港や街から始まったかもしれないが、米国は 何世代にもわたって太平洋の一国であり続けてきた。アジアと米国は、太平洋によって隔てられているのではなく、結びついているのだ。私たちは、過去の歴史 によっても結ばれている。米国の発展を助けたアジアからの移民、アジアの安全と自由を守るために尽くした米兵によって。私たちは、繁栄を共有することに よっても結ばれている。何百万もの家庭や仕事の基盤となっている貿易や商業による繁栄だ。私たちは、それぞれの国民によっても結ばれている。米国人の生活 をすべての面において豊かなものにしてくれているアジア系米国人や、私たちの国と同様に、お互いの生活が密接に重なりあった人々によって。

 私自身の人生も、アジアと米国の物語の一部だ。私はハワイに生まれ、インドネシアで少年期を過ごした。私の妹のマヤはジャカルタに生まれ、中国系 カナダ人と結婚した。母は東南アジアの村々で10年近く働き、女性たちがミシンを購入したり、世界経済の中でよりどころとなる教育を受けるのを助けた。環 太平洋地域は、私の世界観を形作る手助けをしてくれた。

 当時から、これだけ急速かつ劇的に変化を遂げた地域は他にないかもしれない。統制経済は市場経済に変わり、独裁は民主主義に変わった。生活水準は上がり、貧困は減った。これらの変化を通して、米国とアジア太平洋地域の運命はかつてないほど密接になった。

 私はすべての人に、もちろんすべての米国人に、この地域の未来が自分たちの利害に影響することを知ってもらいたい。なぜならこの地域で起こること が私たちの生活に直接影響するからだ。私たちはこの地域で多くの商業活動を行い、また多くの物を買っている。この地域にはもっと多くの製品を輸出できる し、それによって米国内に雇用を生み出すこともできる。この地域での核兵器の軍拡競争は、より広い地域の安全を脅かす。偉大な宗教を冒(ぼう)とくしてい るこの地域の過激主義者たちは、私たちの両大陸への攻撃を計画している。またエネルギーの安全保障や気候変動の問題は、アジア太平洋地域に台頭する国々を 抜きにしては解決することはできない。これら共通の難題を解決するために、米国は昔からの同盟関係を強化し、新しいパートナーシップを構築する。そのため に、私たちは日本、韓国、オーストラリア、タイ、フィリピンとの同盟に期待する。これらの同盟は、過去の時代の歴史文書ではなく、私たちが共有する安全の 基礎となる永続的な約束だ。

 これらの同盟は、安全と安定の礎をもたらし続ける。そして私が初めて日本を訪れた時には想像もできなかったような機会や繁栄を、これらの国々や人 々が追求することを可能にしてきた。米軍が世界で二つの戦争を行う中ですら、日本とアジアの安全保障に対する私たちの献身は揺るがない。その決意は、この 地域への米軍の展開、とりわけ若い兵士たちの派遣を通して見ることができるはずだ。彼らのことを誇りに思う。

 私たちは、アジア太平洋地域やさらに広い地域で、より大きな役割を果たす構えのできている新興国に期待する。インドネシアやマレーシアなどは民主主義を導入し、経済を発展させることで国民の潜在能力を引き出した。

 21世紀においては、ある国の安全保障や経済成長のために他国が犠牲になる必要はない。私たちは、台頭する大国を見る時にそう考える。中国の台頭 を米国がどう見ているか、疑問に思っている人が多いことを知っている。だが、既に述べたとおり、相互に結びつきを強めた世界における国同士の力関係は、一 方の利益が他方の損失になる「ゼロサム」ゲームである必要はない。他国の成功を恐れる必要はないのだ。影響力を競うのではなく、協力関係を育てることが、 アジア太平洋地域の発展につながる。

 どの国に対するのとも同じように、米国は中国に対し、私たちの利益に重点を置きながら近づく。まさにそうした理由から、相互にかかわる問題におい て、中国と実利的な協力を求めることが重要だ。なぜなら、21世紀の難題に一国だけで取り組むことはできず、中国と米国が一緒に取り組めば、お互いにより 良い状況を迎えることができるはずだからだ。中国が世界の舞台でより大きな役割を果たそうと努力することを私たちは歓迎する。経済の発展と、それに基づ く、より大きな責任を伴う役割だ。中国との連携が、経済再生に向けた努力にとって重要であることは明らかだ。中国はアフガニスタンとパキスタンの安全と安 定を促進し、核不拡散体制に尽力し、朝鮮半島の非核化を後押ししている。

 米国は、中国を封じ込めることを望まない。また中国との関係強化が、私たちの(他の国々との)2国間同盟を弱めることにはならない。それどころ か、強く豊かな中国の台頭は、地域の国々の共同体を強める源となる。だから、今回の北京訪問を契機に、私たちは戦略や経済の対話を深め、軍同士の連絡を改 善する。私たち(米中)が、すべての問題で意見が一致することはないだろう。米国は、大切にしてきた基本的価値観を主張することはためらわない。その価値 とは、すべての人々の宗教、文化に敬意を払うことなどだ。人権や人間の尊厳を支えることは米国に深く根付いているからだ。私たちは、憎しみよりもパート ナーシップの精神で、これらの議論を進めることができる。

 さらに、私たちは2国間関係だけでなく、多国間組織の発展が地域の安全と繁栄を深めると信じる。米国が近年、多国間の組織から離れていたことを 知っている。しかしはっきりと言う。それは既に過去のことだ。アジア太平洋地域の一国として米国は、地域の未来を形作る議論にかかわり、適切な機関が設立 され、発展した時に、完全に参加する意向を持っている。

 これこそが、私が今回の外遊で始める仕事だ。アジア太平洋経済協力会議(APEC)は地域の通商と繁栄を促進し続ける。私は今夜、APEC(首脳 会議)に参加するのを楽しみにしている。ASEAN(東南アジア諸国連合)は東南アジアの対話、協力、安全保障の触媒であり続ける。私は、加盟10カ国の 指導者すべてに会う初の米国の大統領になるのを楽しみにしている。そして、米国は、今日の課題に取り組む中で、東アジアサミット(首脳会議)に米国がより 公式な立場で関与することを楽しみにしている。

 我々が、より深く、幅の広い(アジアへの)関与を追求するのは、我々全体の未来がかかっているからだ。その未来がどのような形になるのか。我々の繁栄、安全保障、普遍的な価値観や願いを前に進めるために何をすべきかについて少し述べたい。

 まず、我々は力強い経済回復を実現し、均衡ある持続的な成長を追求しなければならない。

 アジア太平洋諸国やその他の国々による迅速で前例のない協調行動が経済的破滅を回避し、我々が過去数世代で最悪の不況から浮上し始めるのを助け た。我々は、国際経済構造を変革するという歴史的一歩を踏み出し、G20は今や国際経済協力のために最重要視される討議の場となった。

 G20へのシフトは、国際金融機関において、アジア諸国が発言力を強めたことと相まって、米国が21世紀において、より広く、より包括的な関与を 追求していることを明示している。日本は、G8の主要メンバーとして、将来の国際金融構造の形成において指導的役割を果たし続けてきたし、今後も果たし続 ける。

 我々は今、経済回復の入り口にあり、回復の持続を確実にしなければならない。世界的不況をもたらした景気過熱と不況という、これまで通りのサイク ルに戻ることは絶対にできない。不均衡な成長をもたらした従来通りの政策を続けることはできないのだ。今回の不況が教えてくれた重要な教訓の一つは、成長 を続けるために米国の消費者とアジアの輸出に大きく依存することには限界があるということだ。米国人が借金を負い職を失ったとき、アジア製品への需要は急 激に落ちた。需要が急に落ちた際に、この地域からの輸出は急激に落ち込んだ。アジア諸国の経済があまりに輸出に依存しているため、成長が止まった。これが 世界不況を深めてしまった。

 我々は今、歴史的にもまれな曲がり角に立っており、違う道を選択する機会を得ている。まず、我々がピッツバーグのG20で合意した、均衡ある成長のための新たな戦略を追求するという誓約から始めなければならない。

 このことについてはシンガポールでさらに話すつもりだが、米国において、この新戦略は、貯蓄を増やし、消費を減らし、財政システムを改革し、長期 的赤字を減少させることを意味する。また、我々が全世界に対して製造、生産、販売できる輸出をより重視することを意味する。米国にとってこれは一つの雇用 戦略だ。現在、輸出は給与のいい何百万もの米国人の雇用を支えている。たとえ少しでも輸出が増えれば、さらに何百万人(の雇用)を生む可能性がある。これ らの雇用は、風力タービンや太陽光パネルから、日常で使う技術に至るまでのすべてから生み出される。

 この不均衡を改善することによって、アジアの労働者と消費者は、より高い生活水準を享受する機会を与えられる。彼らは生産性を著しく改善すること でこれまで高い生活水準を可能としてきた。住宅、インフラ、サービス業への投資を増やすことにもなる。世界経済がより均衡を取れるようになれば、繁栄はさ らに伸び、深まる。

 何十年もの間、米国は世界で最も開放的な市場を有し、この開放性こそが20世紀の全般にわたってこの地域と他の多くの国々の成功をもたらした。新たな時代にあって、世界中の他の市場を開放することは、米国の繁栄のみならず、世界にとって非常に重要だ。

 この新戦略で不可欠な部分は、野心的で均衡の取れた(世界貿易機関=WTO=の多角的貿易交渉である)ドーハラウンドの合意へ向けた前進だ。どん な合意でもよいというわけではなく、全世界の市場を開放し、輸出を増大させる合意でなければならない。この目標を我々がタイムリーに達成できるかどうか。 それを確かめるため、我々はアジアのパートナー諸国と協力する用意がある。また、我々は地域的貿易パートナーをも協議のテーブルに招きたい。

 我々は、アジア諸国・地域の経済統合が継続的に続くことによって、すべての国々の労働者、消費者、ビジネスが利益を得ると信じている。同時に、我 々は韓国の友人たちと、(自由)貿易協定の前進のために必要な課題を克服していく。米国は、環太平洋パートナーシップ諸国(シンガポール、ニュージーラン ド、チリ、ブルネイ)とともに、広範な加盟国を持ち、21世紀の貿易協定に値する高い基準を持つ地域協定を形成するという目標を目指す。

 パートナー関係を持ちながら、我々はこのようにして回復を維持し、共通の繁栄を進めていくことができる。しかし、均衡ある成長の追求だけでは十分でない。我々には、持続可能な成長も必要だ。これは我々の惑星のためであり、ここに暮らす未来の世代のためだ。

 すでに米国は過去10カ月間、気候変動の問題に対して近年にない取り組みを進めてきた。最新の科学を採用し、新エネルギーに投資し、エネルギー効 率の基準を高め、新たなパートナーシップを築き、気候変動に関する国際的な交渉に参加してきた。米国は、まだすべきことが残っていることを知っている。だ が、我々は責任を果たそうとしており、また果たし続けるだろう。

 コペンハーゲン(で開かれる気候変動枠組み条約第15回締約国会議)の成功をめざす取り組みもこれに含まれる。私は、これが容易だという幻想は 持っていない。しかし、前進すべき道の輪郭は明確だ。すべての国が責任を受け止めなければならない。米国を含む温室効果ガスの大量排出国は、明確な削減目 標を持つ必要がある。途上国は、経済支援と技術支援を受けながら具体的な排出抑制策を取らなければならない。各国が国内で取る行動には透明性と説明責任が 求められる。

 私たち一人一人が、地球を危険にさらさずに経済を成長させるため、できる限りの努力をしなければならない。我々は共に協力すべきだ。私たちが正し い規制策と奨励策をとれば、私たちの有能な科学者や技術者、起業家の創造力を解き放つ。新たな雇用やビジネスを作り出し、まったく新たな産業を生む。

 私たちはこのような21世紀の課題に取り組むと同時に、20世紀の負の遺産である安全保障問題に対する努力も倍増させなければならない。核兵器の脅威のことだ。

 プラハで私は、世界から核兵器を廃絶する米国の決意を断言した。そして、この目標に向けた包括的な課題を示した。日本がこの取り組みに参加してい ることをうれしく思う。日米両国以上に核兵器の威力を知る国はない。私たちは共に核兵器のない未来を追求すべきだ。これは、我々に共通の安全保障に欠かせ ず、私たちすべてに通じる人間性が大きく試されている。我々の未来そのものが不安定な状態に置かれている。

 一点だけ明確にしておく。核兵器が存在する限り、米国は強力で効果的な核抑止力を維持し、韓国と日本を含む同盟国の防衛を保障する。

 しかし、アジア地域で核兵器の開発競争が拡大すれば、数十年にわたって築かれてきた安全と繁栄が覆される。我々には核拡散防止条約(NPT)の基 本的な約束の堅持が求められる。すべての国は核の平和利用の権利を持ち、核保有国は核軍縮を進める責任があり、核を持たない国は(核兵器開発を)放棄する 責任がある。

 実際、日本は、真の平和と力を獲得するために、この道を歩むしかないという好例を世界に示している。数十年にわたって日本は核兵器開発を拒否しつつ、核の平和利用の利益を享受してきた。これによって日本の安全は増し、地位も高まった。

 我々の責任を果たし、プラハで私が示した課題を前進させるため、私たちは国連安保理において、(核兵器全廃に向けた)国際社会の努力に関する決議 を満場一致で採択した。ロシアとは備蓄核兵器の削減に関する新たな合意を目指している。我々は核実験全面禁止条約(CTBT)の批准に取り組み、条約発効 を目指している。(オバマ大統領の提唱で開かれる)来年の「核安全保障サミット」では、(盗難などの)危険にさらされている世界の核物質を4年以内に安全 に確保するという目標を前進させる。

 以前に述べたように、世界的な核拡散防止体制を強化するということは、特定の国を挙げて非難することではない。すべての国が責任を果たさなければならない。その中にイラン・イスラム共和国が含まれる。北朝鮮も含まれる。

 北朝鮮は何十年にもわたって核兵器の開発を含む対決的姿勢と挑発行動を続けてきた。その道がどこに行き着くかは明白だ。われわれは平壌に対する制 裁を強化してきた。彼らの大量破壊兵器に関する活動を禁じる、かつてないほど包括的な国連安保理決議を可決した。我々は、脅しには屈しない。我々は、言葉 ではなく行動によって明確なメッセージを送り続ける。北朝鮮が国際的な義務を果たすことを拒絶するなら、(北朝鮮の)安全は強まるのではなく、弱まるだけ だ。

 北朝鮮には、取り得るもう一つの道もある。米国は、我々のパートナー諸国と協力しながら、さらに(米朝の)直接外交にも支えられながら、北朝鮮に 別の未来を提供する用意がある。北朝鮮は、自国民への恐ろしい抑圧につながる孤立の代わりに、国際社会への統合という未来を持ち得る。貧困にしがみつく代 わりに、経済的な機会という将来を持つことができる。貿易と投資、観光は、北朝鮮の国民により良い生活の機会をもたらすことができる。不安定を増大させる 代わりに、安定と尊敬される将来を得ることができる。こうした尊敬は、好戦的な態度によっては得られない。国際的な責務を完全に果たすことによって、国際 社会の中で地位を占めようとする国でなければ獲得できないものだ。

 北朝鮮がこの将来を実現するための道筋は明白だ。6カ国協議に復帰し、NPTへの復帰を含む過去の約束を守り、朝鮮半島の完全かつ検証可能な非核 化を実現することだ。また周辺諸国との完全な関係正常化は、拉致された人々について被害者の日本人家族が完全な説明を受けない限り実現しない。これが、自 国民の生活向上に関心を持ち、国際社会に参加したいならば、北朝鮮政府が取ることのできるすべてのステップだ。

 この(北朝鮮)問題に注意深く対処するのと同時に、我々はアジアのすべてのパートナー諸国と協力し、国境を越える21世紀の脅威と闘う。無実の市 民を殺す過激主義者を根絶し、我々のシーレーンを脅かす海賊行為をやめさせ、感染症防止の我々の取り組みを強化し、今の時代でも続く厳しい貧困の撲滅に取 り組み、女性や子ども、移民の弱みに乗じた人身売買人を廃業に追い込み、現代の奴隷制といえるこの悪に永久に終止符を打つ。

 まさに我々が協力すべき最後の分野は、基本的人権と全人類の尊厳の擁護だ。

 アジア太平洋地域には多様な文化がある。素晴らしいさまざまな伝統と個性の強い各国の歴史がある。我々は、この地域の諸国民の著しい才能と推進力 によって、人類が進歩発展してきたのを繰り返し見てきた。だが、もう一つ明確なのは、地域の伝統文化と経済発展は人権を尊重することによって阻害されず、 逆に強化されたことだ。人権を守ることによって、末永く続く安全がもたらされる。これはいかなる形でも金で買うことができない。これこそ、米国の民主主義 と同様、日本の民主主義に見られる物語だ。

 自由と尊厳は、すべての民族が抱く願いだ。人類共有の思いがある。自分の思いを語り、指導者を選ぶ自由。情報へのアクセスが可能であること。自分 の望む形の礼拝。法の支配への信頼。そして、公平な法の運用だ。これらは安定を阻害する要因ではなく、安定の礎石だ。だから、我々はいつもこうした権利を 求める人々の側に付く。

 この信条が、ビルマ(ミャンマー)に対する我々の新しいアプローチを導いている。長年の善意もむなしく、米国による制裁も、他の諸国による関与政 策も、ビルマの人々の生活改善に成功しなかった。このため、我々は今、(軍政の)指導部と直接対話を行い、民主改革へ向けた具体的ステップがみられなけれ ば、現行の制裁が続くことを明確にしている。我々は、統一された、平和で繁栄し、民主的なビルマを支持する。ビルマがその方向に動けば、米国との関係改善 は可能だ。

 取られるべき明確なステップがある。まずアウンサンスーチーさんを含む政治囚の無条件解放と少数民族との紛争終結。さらに、政府と民主的野党勢 力、少数民族の間で共通の将来展望を探る真の対話だ。これこそ、ビルマ政府が国民の要求に応える方法だ。これがビルマに真の安全と繁栄をもたらす道だ。

 これらが、アジア太平洋における繁栄、安全保障、人間の尊厳を改善するために米国が取るステップだ。我々は、日本との親密な友好関係を通じてこれ を行う。日本との関係は、この地域における我々の取り組みの要だ。我々はパートナーとして、また、私が今日話した関与拡大によってこれを行う。また、太平 洋国家として、地球のこの地域で人格形成の一時期を過ごした大統領を持つ国として、これらを実現する。さらに我々は、かつてと同じ目的意識を持って、これ を行う。その目的意識は、50年近く日本の人々との関係を導いてきた。

 こうした関係がどのように結ばれたかの話は、前世紀半ばにさかのぼる。太平洋における実戦が静まり、しばらくしてからだった。そのとき、日本の安 全保障と安定に対する米国の関与が始まり、日本人のふんばりと勤勉さもあって、「日本の奇跡」と呼ばれた現象を導いた。世界でもまれに見る急速かつ力強い 経済成長期だった。

 その後、何年、何十年と、この奇跡は地域に広がった。そして、たった一世代で、何百万人もの人々の生活と運命が、永遠によい方向へと変わった。こ の進歩は、ようやく手に入った平和によって支えられ、(日米の)相互理解の新たな懸け橋によって強められたのだ。この懸け橋は広く大きな空間を隔てた両国 をしっかりと結びつけた。

 しかし、我々には、まだやるべき仕事がある。科学技術の新発見によって太平洋両岸で雇用を創出し、地球温暖化を防ぐ。そして、死の兵器の拡散を食 い止め、分断された朝鮮半島で、南の人々を恐怖から、北の人々を欠乏から解放することだ。また、若い女性が身体でなく人格で判断され、どの国の若者たちも 自分の才能、力、選択によってどこにでも行けるようにすることだ。

 どれを取っても容易なことではない。後退や困難もあるだろう。しかし、この変化の時に、この奇跡の土地で、歴史は我々に不可能はないと教えてくれ る。これが、米国にとっての政治課題だ。これが、日本との、またこの地域の国々、人々とのパートナーシップの目的だ。疑いがあってはならない。米国初の太 平洋(出身)の大統領として、私は、この太平洋国(米国)が、非常に重要なこの地域における我々の指導力を強化し、維持すると約束する。どうもありがと う。【転載終了】


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【転載開始】2009年11月14日(土)

鈴 木 宗 男

 10時からサントリーホールでの「オバマ大統領東京演説」に出席する。

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 昨年の選挙中の演説も凄いと思ったが、今日の演説に出席者は十分感激と感銘を受けたことだろう。勿論私もその一人である。

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 約40分の演説の中で「私も鳩山首相も、国民によるチェンジ(変革)で民主的に選ばれた。民主主義の勝利だ」と強調されていた。私はこのフレーズを聴きながら、デモクラシーが普天間問題を解決する一つのポイントになるのではないかと思った。

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 民主主義の勝利というなら、選挙結果を尊重しなくてはならない。沖縄の想い、心を十分受け止めなくてはいけない。沖縄県民の総意はどこにあるかを冷静に 考え、あわせて日本政府は沖縄の声をしっかり米国に正しく伝え、新しい枠組みの中でしっかり議論していくことである。ロードマップ見直しについても、議論 しても良いのではないか。

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 オバマ大統領の演説を聴いて、改めて「言葉は力なりき」を痛感しながら、その言葉をしっかり受け止めて対応すべきである。

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 今日は9時から釧路市で民主党の主催で、釧路管内市町村、各種団体との「地域主権民主党政策懇談会」が行われ、私も出席する予定だったが、アメリカ大使 館からオバマ大統領演説の案内が来たので、釧路には行けなかった。秘書が代理出席しているので、懸案事項をよく把握し、きちんと対応していく。

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 16時から東京陸別会。19時から医療関係者との懇談会。

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 20時から我が故郷足寄町の「足並み会」研修団と懇談。

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 土曜だったが、忙しい一日だった。 【転載終了】

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オバマ大統領 東京演説全文

2009-11-15 17:44:13 | インポート

オバマ大統領 東京演説全文【英語】   2009/11/14 15:50

REMARKS BY PRESIDENT BARACK OBAMA

Suntory Hall

Tokyo, Japan

10:12 A.M. JST


PRESIDENT OBAMA: Thank you so much. Arigatou. Thank you very
much. (Applause.) Good morning. It is a great honor to be in Tokyo --
the first stop on my first visit to Asia as President of the United
States. (Applause.) Thank you. It is good to be among so many of you
-- Japanese and I see a few Americans here -- (applause) -- who work
every day to strengthen the bonds between our two countries, including
my longtime friend and our new ambassador to Japan, John Roos.
(Applause.)


It is wonderful to be back in Japan. Some of you may be aware that
when I was a young boy, my mother brought me to Kamakura, where I looked
up at that centuries-old symbol of peace and tranquility -- the great
bronze Amida Buddha. And as a child, I was more focused on the matcha
ice cream. (Laughter.) And I want to thank Prime Minister Hatoyama for
sharing some of those memories with more ice cream last night at dinner.
(Laughter and applause.) Thank you very much. But I have never
forgotten the warmth and the hospitality that the Japanese people showed
a young American far from home.


And I feel that same spirit on this visit: In the gracious welcome
of Prime Minister Hatoyama. In the extraordinary honor of the meeting
with Their Imperial Majesties, the Emperor and Empress, on the 20th
anniversary of his ascension to the Chrysanthemum Throne. In the
hospitality shown by the Japanese people. And of course, I could not
come here without sending my greetings and gratitude to the citizens of
Obama, Japan. (Applause.)


Now, I am beginning my journey here for a simple reason. Since
taking office, I have worked to renew American leadership and pursue a
new era of engagement with the world based on mutual interests and
mutual respect. And our efforts in the Asia Pacific will be rooted, in
no small measure, through an enduring and revitalized alliance between
the United States and Japan.


From my very first days in office, we have worked to strengthen the
ties that bind our nations. The first foreign leader that I welcomed to
the White House was the Prime Minister of Japan, and for the first time
in nearly 50 years, the first foreign trip by an American Secretary of
State, Hillary Clinton, was to Asia, starting in Japan. (Applause.)


In two months, our alliance will mark its 50th anniversary -- a
day when President Dwight Eisenhower stood next to Japan's Prime
Minister and said that our two nations were creating "an indestructible
partnership" based on "equality and mutual understanding."


In the half-century since, that alliance has endured as a
foundation for our security and prosperity. It has helped us become the
world's two largest economies, with Japan emerging as America's
second-largest trading partner outside of North America. It has evolved
as Japan has played a larger role on the world stage, and made important
contributions to stability around the world -- from reconstruction in
Iraq, to combating piracy off the Horn of Africa, to assistance for the
people of Afghanistan and Pakistan -- most recently through its
remarkable leadership in providing additional commitments to
international development efforts there.


Above all, our alliance has endured because it reflects our common
values -- a belief in the democratic right of free people to choose
their own leaders and realize their own dreams; a belief that made
possible the election of both Prime Minister Hatoyama and myself on the
promise of change. And together, we are committed to providing a new
generation of leadership for our people and our alliance.


That is why, at this critical moment in history, the two of us have
not only reaffirmed our alliance -- we've agreed to deepen it. We've
agreed to move expeditiously through a joint working group to implement
the agreement that our two governments reached on restructuring U.S.
forces in Okinawa. And as our alliance evolves and adapts for the
future, we will always strive to uphold the spirit that President
Eisenhower described long ago -- a partnership of equality and mutual
respect. (Applause.)


But while our commitment to this region begins in Japan, it doesn't
end here. The United States of America may have started as a series of
ports and cities along the Atlantic Ocean, but for generations we have
also been a nation of the Pacific. Asia and the United States are not
separated by this great ocean; we are bound by it. We are bound by our
past -- by the Asian immigrants who helped build America, and the
generations of Americans in uniform who served and sacrificed to keep
this region secure and free. We are bound by our shared prosperity --
by the trade and commerce upon which millions of jobs and families
depend. And we are bound by our people -- by the Asian Americans who
enrich every segment of American life, and all the people whose lives,
like our countries, are interwoven.


My own life is a part of that story. I am an American President
who was born in Hawaii and lived in Indonesia as a boy. My sister Maya
was born in Jakarta, and later married a Chinese-Canadian. My mother
spent nearly a decade working in the villages of Southeast Asia, helping
women buy a sewing machine or an education that might give them a
foothold in the world economy. So the Pacific Rim has helped shape my
view of the world.


And since that time, perhaps no region has changed as swiftly or
dramatically. Controlled economies have given way to open markets.
Dictatorships have become democracies. Living standards have risen
while poverty has plummeted. And through all these changes, the
fortunes of America and the Asia Pacific have become more closely linked
than ever before.


So I want everyone to know, and I want everybody in America to
know, that we have a stake in the future of this region, because what
happens here has a direct effect on our lives at home. This is where we
engage in much of our commerce and buy many of our goods. And this is
where we can export more of our own products and create jobs back home
in the process. This is a place where the risk of a nuclear arms race
threatens the security of the wider world, and where extremists who
defile a great religion plan attacks on both our continents. And there
can be no solution to our energy security and our climate challenge
without the rising powers and developing nations of the Asia Pacific.


To meet these common challenges, the United States looks to
strengthen old alliances and build new partnerships with the nations of
this region. To do this, we look to America's treaty alliances with
Japan, South Korea, Australia, Thailand and the Philippines -- alliances
that are not historical documents from a bygone era, but abiding
commitments to each other that are fundamental to our shared security.


These alliances continue to provide the bedrock of security and
stability that has allowed the nations and peoples of this region to
pursue opportunity and prosperity that was unimaginable at the time of
my first childhood visit to Japan. And even as American troops are
engaged in two wars around the world, our commitment to Japan's security
and to Asia's security is unshakeable -- (applause) -- and it can be
seen in our deployments throughout the region -- above all, through our
young men and women in uniform, of whom I am so proud.


Now, we look to emerging nations that are poised as well to play a
larger role -- both in the Asia Pacific region and the wider world;
places like Indonesia and Malaysia that have adopted democracy,
developed their economies, and tapped the great potential of their own
people.


We look to rising powers with the view that in the 21st century,
the national security and economic growth of one country need not come
at the expense of another. I know there are many who question how the
United States perceives China's emergence. But as I have said, in an
interconnected world, power does not need to be a zero-sum game, and
nations need not fear the success of another. Cultivating spheres of
cooperation -- not competing spheres of influence -- will lead to
progress in the Asia Pacific. (Applause.)


Now, as with any nation, America will approach China with a focus
on our interests. And it's precisely for this reason that it is
important to pursue pragmatic cooperation with China on issues of mutual
concern, because no one nation can meet the challenges of the 21st
century alone, and the United States and China will both be better off
when we are able to meet them together. That's why we welcome China's
effort to play a greater role on the world stage -- a role in which
their growing economy is joined by growing responsibility. China's
partnership has proved critical in our effort to jumpstart economic
recovery. China has promoted security and stability in Afghanistan and
Pakistan. And it is now committed to the global nonproliferation
regime, and supporting the pursuit of denuclearization of the Korean
Peninsula.


So the United States does not seek to contain China, nor does a
deeper relationship with China mean a weakening of our bilateral
alliances. On the contrary, the rise of a strong, prosperous China can
be a source of strength for the community of nations.


And so in Beijing and beyond, we will work to deepen our strategic
and economic dialogue, and improve communication between our militaries.
Of course, we will not agree on every issue, and the United States will
never waver in speaking up for the fundamental values that we hold dear
-- and that includes respect for the religion and cultures of all people
-- because support for human rights and human dignity is ingrained in
America. But we can move these discussions forward in a spirit of
partnership rather than rancor.


In addition to our bilateral relations, we also believe that the
growth of multilateral organizations can advance the security and
prosperity of this region. I know that the United States has been
disengaged from many of these organizations in recent years. So let me
be clear: Those days have passed. As a Asia Pacific nation, the United
States expects to be involved in the discussions that shape the future
of this region, and to participate fully in appropriate organizations as
they are established and evolve. (Applause.)


That is the work that I will begin on this trip. The Asia Pacific
Economic Cooperation forum will continue to promote regional commerce
and prosperity, and I look forward to participating in that forum this
evening. ASEAN will remain a catalyst for Southeast Asian dialogue,
cooperation and security, and I look forward to becoming the first
American President to meet with all 10 ASEAN leaders. (Applause.) And
the United States looks forward to engaging with the East Asia Summit
more formally as it plays a role in addressing the challenges of our
time.


We seek this deeper and broader engagement because we know our
collective future depends on it. And I'd like to speak for a bit about
what that future might look like, and what we must do to advance our
prosperity, our security, and our universal values and aspirations.


First, we must strengthen our economic recovery, and pursue growth
that is both balanced and sustained.


The quick, unprecedented and coordinated action taken by Asia
Pacific nations and others has averted economic catastrophe, and helped
us to begin to emerge from the worst recession in generations. And we
have taken the historic step of reforming our international economic
architecture, so that the G20 is now the premier forum for international
economic cooperation.


Now, this shift to the G20, along with the greater voice that is
being given to Asian nations in international financial institutions,
clearly demonstrates the broader, more inclusive engagement that America
seeks in the 21st century. And as a key member of the G8, Japan has and
will continue to play a leading and vital role in shaping the future of
the international financial architecture. (Applause.)


Now that we are on the brink of economic recovery, we must also
ensure that it can be sustained. We simply cannot return to the same
cycles of boom and bust that led to a global recession. We can't follow
the same policies that led to such imbalanced growth. One of the
important lessons this recession has taught us is the limits of
depending primarily on American consumers and Asian exports to drive
growth -- because when Americans found themselves too heavily in debt or
lost their jobs and were out of work, demand for Asian goods plummeted.
When demand fell sharply, exports from this region fell sharply. Since
the economies of this region are so dependent on exports, they stopped
growing. And the global recession only deepened.


So we have now reached one of those rare inflection points in
history where we have the opportunity to take a different path. And
that must begin with the G20 pledge that we made in Pittsburgh to pursue
a new strategy for balanced economic growth.


I'll be saying more about this in Singapore, but in the United
States, this new strategy will mean that we save more and spend less,
reform our financial systems, reduce our long-term deficit and
borrowing. It will also mean a greater emphasis on exports that we can
build, produce, and sell all over the world. For America, this is a jobs
strategy. Right now, our exports support millions upon millions of
well-paying American jobs. Increasing those exports by just a small
amount has the potential to create millions more. These are jobs making
everything from wind turbines and solar panels to the technology that
you use every day.


For Asia, striking this better balance will provide an opportunity
for workers and consumers to enjoy higher standards of living that their
remarkable increases in productivity have made possible. It will allow
for greater investments in housing and infrastructure and the service
sector. And a more balanced global economy will lead to prosperity that
reaches further and deeper.


For decades, the United States has had one of the most open markets
in the world, and that openness has helped to fuel the success of so
many countries in this region and others over the last century. In this
new era, opening other markets around the globe will be critical not
just to America's prosperity, but to the world's, as well.


An integral part of this new strategy is working towards an
ambitious and balanced Doha agreement -- not any agreement, but an
agreement that will open up markets and increase exports around the
world. We are ready to work with our Asian partners to see if we can
achieve that objective in a timely fashion -- and we invite our regional
trading partners to join us at the table.


We also believe that continued integration of the economies of this
region will benefit workers, consumers, and businesses in all our
nations. Together, with our South Korean friends, we will work through
the issues necessary to move forward on a trade agreement with them.
The United States will also be engaging with the Trans-Pacific
Partnership countries with the goal of shaping a regional agreement that
will have broad-based membership and the high standards worthy of a 21st
century trade agreement.


Working in partnership, this is how we can sustain this recovery
and advance our common prosperity. But it's not enough to pursue growth
that is balanced. We also need growth that is sustainable -- for our
planet and the future generations that will live here.


Already, the United States has taken more steps to combat climate
change in 10 months than we have in our recent history -- (applause) --
by embracing the latest science, by investing in new energy, by raising
efficiency standards, forging new partnerships, and engaging in
international climate negotiations. In short, America knows there is
more work to do -- but we are meeting our responsibility, and will
continue to do so.


And that includes striving for success in Copenhagen. I have no
illusions that this will be easy, but the contours of a way forward are
clear. All nations must accept their responsibility. Those nations,
like my own, who have been the leading emitters must have clear
reduction targets. Developing countries will need to take substantial
actions to curb their emissions, aided by finance and technology. And
there must be transparency and accountability for domestic actions.


Each of us must do what we can to grow our economies without
endangering our planet -- and we must do it together. But the good news
is that if we put the right rules and incentives in place, it will
unleash the creative power of our best scientists, engineers, and
entrepreneurs. It will lead to new jobs, new businesses, and entire new
industries. And Japan has been at the forefront on this issue. We are
looking forward to being a important partner with you as we achieve this
critical global goal. (Applause.)


Yet, even as we confront this challenge of the 21st century, we
must also redouble our efforts to meet a threat to our security that is
the legacy of the 20th century -- the danger posed by nuclear weapons.



In Prague, I affirmed America's commitment to rid the world of
nuclear weapons, and laid out a comprehensive agenda to pursue this
goal. (Applause.) I am pleased that Japan has joined us in this
effort, for no two nations on Earth know better what these weapons can
do, and together we must seek a future without them. This is fundamental
to our common security, and this is a great test of our common humanity.
Our very future hangs in the balance.


Now, let me be clear: So long as these weapons exist, the United
States will maintain a strong and effective nuclear deterrent that
guarantees the defense of our allies -- including South Korea and Japan.
(Applause.)


But we must recognize that an escalating nuclear arms race in this
region would undermine decades of growth and prosperity. So we are
called upon to uphold the basic bargain of the Nuclear Non-Proliferation
Treaty -- that all nations have a right to peaceful nuclear energy; that
nations with nuclear weapons have a responsibility to move toward
nuclear disarmament; and those without nuclear weapons have a
responsibility to forsake them.


Indeed, Japan serves as an example to the world that true peace and
power can be achieved by taking this path. (Applause.) For decades,
Japan has enjoyed the benefits of peaceful nuclear energy, while
rejecting nuclear arms development -- and by any measure, this has
increased Japan's security and enhanced its position.


To meet our responsibilities and to move forward with the agenda I
laid out in Prague, we have passed, with the help of Japan, a unanimous
U.N. Security Council resolution embracing this international effort.
We are pursuing a new agreement with Russia to reduce our nuclear
stockpiles. We will work to ratify and bring into force the test ban
treaty. (Applause.) And next year at our Nuclear Security Summit, we
will advance our goal of securing all the world's vulnerable nuclear
materials within four years.


Now, as I've said before, strengthening the global nonproliferation
regime is not about singling out any individual nations. It's about all
nations living up to their responsibilities. That includes the Islamic
Republic of Iran. And it includes North Korea.


For decades, North Korea has chosen a path of confrontation and
provocation, including the pursuit of nuclear weapons. It should be
clear where this path leads. We have tightened sanctions on Pyongyang.
We have passed the most sweeping U.N. Security Council resolution to
date to restrict their weapons of mass destruction activities. We will
not be cowed by threats, and we will continue to send a clear message
through our actions, and not just our words: North Korea's refusal to
meet its international obligations will lead only to less security --
not more.


Yet there is another path that can be taken. Working in tandem
with our partners -- supported by direct diplomacy -- the United States
is prepared to offer North Korea a different future. Instead of an
isolation that has compounded the horrific repression of its own people,
North Korea could have a future of international integration. Instead
of gripping poverty, it could have a future of economic opportunity --
where trade and investment and tourism can offer the North Korean
people the chance at a better life. And instead of increasing
insecurity, it could have a future of greater security and respect.
This respect cannot be earned through belligerence. It must be reached
by a nation that takes its place in the international community by fully
living up to its international obligations.


So the path for North Korea to realize this future is clear: a
return to the six-party talks; upholding previous commitments, including
a return to the Nuclear Non-Proliferation Treaty; and the full and
verifiable denuclearization of the Korean Peninsula. And full
normalization with its neighbors can also only come if Japanese families
receive a full accounting of those who have been abducted. (Applause.)
These are all steps that can be taken by the North Korean government if
they are interested in improving the lives of their people and joining
the community of nations.


And as we are vigilant in confronting this challenge, we will stand
with all of our Asian partners in combating the transnational threats of
the 21st century: by rooting out the extremists who slaughter the
innocent, and stopping the piracy that threatens our sea lanes; by
enhancing our efforts to stop infectious disease, and working to end
extreme poverty in our time; and by shutting down the traffickers who
exploit women, children and migrants, and putting a stop to this scourge
of modern-day slavery once and for all. Indeed, the final area in which
we must work together is in upholding the fundamental rights and dignity
of all human beings.


The Asia Pacific region is rich with many cultures. It is marked
by extraordinary traditions and strong national histories. And time and
again, we have seen the remarkable talent and drive of the peoples of
this region in advancing human progress. Yet this much is also clear --
indigenous cultures and economic growth have not been stymied by respect
for human rights; they have been strengthened by it. Supporting human
rights provides lasting security that cannot be purchased in any other
way -- that is the story that can be seen in Japan's democracy, just as
it can be seen in America's democracy.


The longing for liberty and dignity is a part of the story of all
peoples. For there are certain aspirations that human beings hold in
common: the freedom to speak your mind, and choose your leaders; the
ability to access information, and worship how you please; confidence in
the rule of law, and the equal administration of justice. These are not
impediments to stability, they are the cornerstones of stability. And
we will always stand on the side of those who seek these rights.


That truth, for example, guides our new approach to Burma. Despite
years of good intentions, neither sanctions by the United States nor
engagement by others succeeded in improving the lives of the Burmese
people. So we are now communicating directly with the leadership to
make it clear that existing sanctions will remain until there are
concrete steps toward democratic reform. We support a Burma that is
unified, peaceful, prosperous, and democratic. And as Burma moves in
that direction, a better relationship with the United States is
possible.


There are clear steps that must be taken -- the unconditional
release of all political prisoners, including Aung San Suu Kyi; an end
to conflicts with minority groups; and a genuine dialogue between the
government, the democratic opposition and minority groups on a shared
vision for the future. That is how a government in Burma will be able to
respond to the needs of its people. That is the path that will bring
Burma true security and prosperity. (Applause.)


These are steps that the United States will take to improve
prosperity, security, and human dignity in the Asia Pacific. We will do
so through our close friendship with Japan -- which will always be a
centerpiece of our efforts in the region. We will do so as a partner --
through the broader engagement that I've discussed today. We will do so
as a Pacific nation -- with a President who was shaped in part by this
piece of the globe. And we will do so with the same sense of purpose
that has guided our ties with the Japanese people for nearly 50 years.


The story of how these ties were forged dates back to the middle of
the last century, sometime after the guns of war had quieted in the
Pacific. It was then that America's commitment to the security and
stability of Japan, along with the Japanese peoples' spirit of
resilience and industriousness, led to what's been called "the Japanese
miracle" -- a period of economic growth that was faster and more robust
than anything the world had seen for some time.


In the coming years and decades, this miracle would spread
throughout the region, and in a single generation the lives and fortunes
of millions were forever changed for the better. It is progress that
has been supported by a hard-earned peace, and strengthened by new
bridges of mutual understanding that have bound together the nations of
this vast and sprawling space.


But we know that there's still work to be done -- so that new
breakthroughs in science and technology can lead to jobs on both sides
of the Pacific, and security from a warming planet; so that we can
reverse the spread of deadly weapons, and -- on a divided peninsula --
the people of South can be freed from fear, and those in the North can
live free from want; so that a young girl can be valued not for her body
but for her mind; and so that young people everywhere can go as far as
their talent and their drive and their choices will take them.


None of this will come easy, nor without setback or struggle. But
at this moment of renewal -- in this land of miracles -- history tells
us it is possible. This is the --America's agenda. This is the purpose
of our partnership with Japan, and with the nations and peoples of this
region. And there must be no doubt: As America's first Pacific
President, I promise you that this Pacific nation will strengthen and
sustain our leadership in this vitally important part of the world.


Thank you very much. (Applause.)