これこそ、語るに落ちた話である。残念ながら、動画を掲載できない。まだ、アップされていない。しかし、それ以上の書き起こしがあった。転載する。つくづく感心する。世の中には律儀で苦労を厭わない人士が多い。この転載元作者に頭が下がる。
この番組は、『ザ・スクープスペシャル』の裏番組であったのだ。一説によると、わざとぶつけたという見方もあるが、いずれにしてもやぶ蛇であろう。いずれも機密費。方や検察調査活動費、方や官房報償費である。
上杉氏「あのー、弱くなると急にみんな攻撃的なんですよ。えー、強き者は助けると、ですから記者クラブ問題に帰
結するんですけど、結局政権が強い時はみんな叩かないで、
落ち目になると、麻生さんだろうが、鳩山さんだろうが、安倍さんだろうが福田さんだろうが寄ってたかって叩くと。
まっこれを何度も繰り返しているんで暴走に見えるんですけど、実際は権力とか、えー例えば検察とかそれからまぁメディア自身とか、強いものになると急にみんな口をつぐむと。
最近の機密費
問題に関しても、やはり自分たち含めて関わってくるとなると、テレビ等も何も言わないですよね。」
辛坊氏「あの機密費問題で、評論家だとかジャーナリストだとかに、お金が出てたってありました。名前誰が出てました?こん中にいま
すか。」
上杉氏「三宅さ
んも出てましたね。」
三宅氏「いやい
や、私の名前は出てませんよ。私は名前を出してもらいたいと思うんだよ。もし私が受け取ってるなら出してもらいたい。」
辛坊氏「あの中の言い方だと、基本的にテレビや新聞に関わっているような評論家だのジャーナリストはみんな機密費からカネもらってるような印象を
みんな受けますよね。
あの一言は。現実にどうなんですか。」
三宅氏「そんでねぇ、今ネットの世界ではねぇ、私の名前なんか名指しでね、ともかくもうテレビから下ろせと
かね、アイツ殺して
やるとか色んなのが出ているわけです。
現にさっき警察から電話があってね、警護しましょうかってゆう電話まで来てるわけですよ。
でねぇ、だけど私はハッキリ申し上げるけど、野中さんからビタ一文もらった事なんてありませんよ。
ああいう事を出す時にはね、ちゃんと名前を出してく
れたらいいんだよ、ちゃんと。そうじゃないとね、非常に貰ってない者は迷惑するんだよ、ホントにね。」
宮崎氏「官房機密費に関しては、政権が交代した場合にこれは見直すという方針でしたよねぇ。(民主党になって
から:上杉) 民主党になってから。
で、私はあのー、過去に遡ってこれはあの内訳、使途、支払い先という事を私明らかにすべきたと、、」
上杉氏「でも全然出ないですよね。平
野官房長官がそれを後ろ向き。鳩山総理、それから岡田外務大臣は明らかにしろと、指示したのにそこで止まってるんですね。
で普段だったらこれこそまさに、政治とカネの問題だ
から、マスコミがこれを追及するべきなのに基本的にはほとんどベタ記事程度でオワリと。」
宮崎氏「なんで追求しないんですか。」
上杉氏「やはりそれは当事者が、中にいっぱいいる、、」
辛坊氏「・・あれは、、田原さん、貰いました?」
田原氏「野中さん、もらってないって言ってくれてるじゃん。(えっ?!) 野中さんが何故か貰ってないと言っ
てくれてる、、」
辛坊氏「だけど官房機密費で飲食した記憶はありますか(えっ?) 出元はもしかすると、あのメシ食うたやつは官
房機密費かもしれない、、」
田原氏「ないと思う。僕はねぇ、政治家たちとメシを食う時は、必ず会費制かお互いに出し合うかどっちか。官房機
密費はないと思う。だからね、、」
辛坊氏「逆に言うと、逆に言うと、
あの田原さんの周りで、あるいは三宅さんの周りで官
房機密費もらってたような人たちを知ってます?」
田原氏「あのねぇー、ちょっと違うんでね、あの僕はねあのー、野中さんがね、名前出してくれたんだけど、あ
のー、、小泉純一郎って知ってる?」(スタジオ笑い)
辛坊氏「一応、辛うじて、、」
田原氏「彼がバレンタインのチョコレートを返したんです。ねっ、つまりバレンタインのチョコレートっても
らうのが当たり前なんです。
盆暮れのお中元とかお歳暮はもらうの当たり前。それ突っ返すってのはね、(失礼) 失礼。だからねぇ、しいて言うなら僕はバレンタインのチョコ
レートを返したようなもんで、そんなヤツはね、非常識な人間だと私は思っています。」
辛坊氏「じゃじゃ、ちょっと待ってください。今の話で言うと、野中さんの名前に田原さんも出ているわけです
か?」
上杉氏「官房長官は田原さんのみならず、かつてはたくさんいましたよね。」
田原氏「ちょっと、(辛坊氏を指差して)読んでるの?(読んでない) 読んでないから分かんない。何故か僕の名
前だけ書いて、田原さんだけは受け取らなかったと言っているわけ、、」
辛坊氏「じゃあ、田
原さん以外は全員もらってるっていう意味ですか。」
田原氏「野中さんはそう言ってるわけ」
上杉氏「たくさ
んもらった人がいるって、、」
辛坊氏「それだけじゃ、野中さん、めちゃくちゃだね、そりゃ。」
三宅氏「あのねぇ、あのね琉球新報を読むとね、詳しく書いてあるんだけどね、私は送ってもらって読んだんだけ
どねぇ、
例えば、日頃偉そうなね、事を言っている評論家が、その500万円も
らってですよ、500万円ですよ。そして『ご苦労』言ってやってると。まぁ中には政治家から評論家になった人が家を新築するんで3000万円よこせって
言ったとかね、
色んな話が書いてある。まぁ中にはそういう人いるかも分からんけどねぇ、その不特定で名前を出されると非常にね、これは訂正するも何もね
(笑)、」????のあれだからねぇ。」
上杉氏「三宅さ
んの名前が出たのはあの2000年5月31日号のフォーカスで、三宅さんの名前がそのまま、、」
三宅氏「それ、全くの誤報なんですよ。(
それを根拠にネットで広がってるんですよ:上杉)
これはね、ついでだから私的な事を言うけどね、
藤波孝生という私が学生時代から知ってる男だけどね、彼が官房長官になった時、確か年の暮れだったかな。ねっ。それで電話かかってきて新年に講演の
口を2つ頼まれていると。だけど官房長官は東京を離れるわけにいかんから、三宅さん良かったら肩代わりしてくんないかって事で行っただけの話なんです。
そしたら藤波さんの事務所から議員秘書が届けてきたんです。私はそん時、内閣機密費なんて全然、一瞬も考えないでもらったんです。それが出たって話を聞いた
けどね、後でね。取り消すほどの事もないからほっといたけどね。」
上杉氏「その記事は訴えたり、取り消し、抗議したりしないんですか。」
三宅氏「そんなもん、抗議したってしょうがないもん。」
村田氏「あの、官房機密費のね、あり方がどうあるべきかってもちろん議論すれば良いと思いますし、
念のために言っておきます もちろん私も一銭もも
らってませんけど、ただ私はね、官房機密費が全く無くてですよ、裏金が全くない政府なんて恐ろしいと思う、、」
上杉氏「官房
機密費はあって当然なんです。
問題はジャーナリズム側に渡る事は世界中でやってはいけないルールなんですね。公的法人とか公職についている人間だったらまだしも、メディアの人間がそういう権力からもらってはいけないわ
けです。」
辛坊氏「・・誤
解を招くんで少なくても、私の知る限り一人もいません。私ももらってない。」
上杉氏「いや、、それは、ひとりひとりが、、それは私の知る限りでって取材、、」
辛坊氏「上杉さ
んの言い方だと、まさに野中さんと同じようにみんなもらってる。自分はフリーのジャーナリストだからもらってないけども、新聞記者やテレビの記者はみんな
もらってるっていう風に取りますよ、そりゃ。」
上杉氏「そーんな事、一言も言ってないじゃないですかー。」
辛坊氏「そういう風に取れますって!」
上杉氏「取れないですよ(取れるって!) もらってる人が多いと、、」
辛坊氏「もらっ
てる人が多い! (指差しながら) 分かった! 名前言って貰おう。名前言って貰おう」
上杉氏「出しますよ。」
田原氏「ちょっとちょっと下らない。(ざこばに)そんな事言っちゃ困るよねぇ。」
辛坊氏「言って
みて、名前、ハッキリ誰と誰がもらってるって。」
上杉氏「リストで言うのはっ、危険なんです。」
宮崎氏「だって、上
杉さんが知るわけないでしょう。」
辛坊氏「だって、もらってる人がいるって言ったんだもん。」
上杉氏「いやリ
ストはあるとっ! でリストで言うのはこれジャーナリズムっておかしいですよね。」
辛坊氏「リストに載ってる人は本当にもらった、、」
上杉氏「まだ発言中です。 だーから今言おうとしてんじゃないですか。聞いた方が良いですよ、人の話は。
リストを出る、そのあとにそれを政府がもしかして都合の悪いジャーナリストを陥れる為に名前載せる可能性もある。
更には官房長官が抜いたために、帳尻合わせるために人の名前を使う可能性もある。
こういう名前が可能性があるからそこは出さないです。た
だ今回は野中広務さんっていう官房長官をやった人が直接渡した人が証言したんでこれ証拠になるわけですね。
ですから野中さんは、言いたいのは中途半端にもらってない人を言うんじゃなくて、もらった人を自ら言うのが国、そしてメディアの健全な、、」
勝谷氏「だからね、国会で証人喚問するべきですよ。ちゃんと。官房長官としてカネを配ったのだったら、これ我々の税金なんですから、アナタ本当に配ったんです
か、誰ですか、名前が出た人がいたらまたその人も呼んだらいい。アナタは本当にもらったんですかと、宣誓をして、それで証言をするべき。」
辛坊氏「その通りだと思う。これ本当にもらってる人間がいたとすりゃあね、大問題ですよ。」(上杉を指差しながら)
田原氏「大問題であるよりも、僕は官房機密費は必要だと思ってる。一番大事なのは何かって、情報提供者ですよ。
つまりいろんな人が情報を提供しに来るわけだ、ねっ、そして役職も何もない人が『ありがとう』ってお礼言うじゃない。基本的に官房機密費ってねぇ、
三宅さん。情報提供者にあると。今はほとんどは実は官房機密費はどうなっているか。議員たちの海外旅行するだけの餞別ですよ。」
勝谷氏「だから、これをヘタに歪めちゃうと警察や検察の裏金を作って、情報収集者に渡したじゃないですか。あん
なの逆に本当に捜査が必要だったりなんかすれば、ちゃんとそれはやればいいわけ、、」
田原氏「勝谷さん、勝谷さん、僕は彼が言うみたいにね、民主党内部になったんだから一回止めてみるのも手だと思
う。止めてきてもしね、止めてみて不便だったら申し訳ない国民の皆さん、こういう不便な事出てきたと。だからまたやりますと、ねっ三宅さん、折角内閣替
わったんだから。」
三宅氏「それ是非やったらいいと思うんだけどね、あのー、内閣にはね、政治上やっぱりその公にできないカネってあるん
ですよ。ねっ。
例えば在留外国人がテロリストに誘拐されました。いう風な時にねっ、その例えばイスラムの聖職者が来て斡旋してるとか言うでしょ。それを待ってると
か、報道でそういう事になってる。だけどねぇ、話し合いで釈放するようなら最初っからそんな????ないですよ。大体そういう時はね、政府が、、」
田原氏「・・僕はね、やっぱり自民党内閣がけしからんと思うのは、自民党内閣が、、」
三宅氏「ちょっ
と待ちなさいよっ、ちょっと待ちなさいっ、アンタちょっと待ちなさい。アンタしょっちゅう『ちょっと待て』っちって、、(ス
タジオ爆笑)
そういう時に、釈放されるには必ずね、カネが動くん
ですよ。そういうのは表ざたに出来ないカネだから。」
上杉氏「三宅さん、あの官房機密費があるのは当然だって、コレ全員一致してるんですよ。問題はそのお金がマス
コミに渡るのが問題で、
例えばアメリカでも、5ドルルールとか2ドルルールとかありましたよね、手島さん。要するに記者が公権力から2ドル、例えばスターバックスのコーヒーとか3ドルまでならいいけどそれ以上の金銭・物品供与を受
けたら、これジャーナリズムとして失格なんでそれでオワリ。
まさに官房機密費っていう国民の税金をマスコミ側の人間が何十万円単位で もらった瞬間に本来はその場でですね、筆を折るか番組を降板するか、、」
宮崎氏「その通り、、」
三宅氏「あのねぇ、ちょっとね、記者とかね、我々評論家のように自由業と一緒に混同してもらっちゃ困るんだ、
これ。
記者はビタ一文だってもらっちゃいけませんよ。会社
から給料もらってるんだから。ねっ。評論家っていうのはね、その色んな不特定の事で稼いでいるわけですよ。講演もします
よ。ねっ。講演して謝礼もらって悪いですか。」
上杉氏「あっ、それ対価はいいんですよ。意味のない、無意味な、、」
三宅氏「それはねぇそのー、全部一緒こたにしてね、言われても困るんだよ。評論家って言うのは別にそりゃ、なー
んにもなくてだよ、お金もらって『よろしく』なんてもらってるのはいかがわしい話でしょ。だけども講演なんかもらうの当たり前、、」
金氏「この際ね、私も言っておかないとね、金さんもらってるかもらってないかって言ってあのー、推測されるんで、ハッキリ言っときますけれども、
そのー、そういうお金をね、一度ももらったことないで
す。残念ながらっ。私はまだそれだけ影響力がないって言う風に見なされたのかも知れませんけど、
ただ、2回ね、公邸で夕食をご馳走になったとはあります。それは新聞にも出てる事だし別に秘密でもなんでもないですけれども、
残念ながら、まだ私は小物だと思われたらして一銭ももらうチャンスがありませんでした。」
勝谷氏「先生、仰るとおりで、恐らくフリーランスの人間にとってはですね、それがより一層、バレたらそこでオワ
リなんですよ。」