このところの国際政治は、
新たな地平を求めて、
群雄割拠、喧(かまびす)しいこと著しい!
そこで、
門外漢なれど、
異説小論である!
脚光を浴びているのは、やはり、プーチンであろう。
ウクライナ騒動は、観るところ、国際金資本勢力がその傀儡を使って、非合法政権を樹立した構造であるが、いち早く見抜いたプーチン閣下が、合法政権であるヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領を匿い、クリミアを電光石火のごとく分離独立させた。
当然、国際金資本勢力がプーチンを悪者扱いにする。
が、
オレクサンドル・トゥルチノフ大統領代行が、非合法政権であることには変わりはない。選挙で選ばれたのはどちらか考えれば、明らかだろう。
それを洗脳しているのは、西側マスコミメディアである。
ウクライナは内戦に至るか瀬戸際であるが、ウクライナ政府軍が大挙して東部地域に軍事作戦をすれば、間違いなく、プーチンはロシア軍を投入するであろう。大義名分はロシア住民を保護するというものである。
翻って、極東では日米韓の連携は危うくなっており、今や、中米韓の集団安全保障が裏で進んでいるようにも見える。日本包囲網である。
表向きは、オバマ大統領の訪日を受けて、日米韓の連携を強めたように見えているけれども、経済的に後押しして、中国を世界第二位に育てたのは、他ならぬアメリカである。米国債を購入する条件に、世界工場として中国経済を後押ししたのである。
勿論、その中には日本も含まれる。
つまり、
日米は、中国を経済支援した立役者だ。それに追随しているのは、韓国であるが、韓国は寧ろ、強くなった中国経済に頼りに縋っている感じである。
いずれにしても、アメリカ経済は、中国無くしては成り立たないので、本音は中国に面を切って対抗出来ない。韓国は昔の朝貢外交を中国に対して復活している。
そう言う構造である。
本当に米国は日本を守るのか? 守ることが出来るのか? 疑問である。
日米安全保障条約は、日本を守るとは一言も明言していない。
第五条 各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する。
又、日米共同声明は、領有権を権原とした防衛を約してもいない。施政権を権原として、防衛を検討すると約している。
まことに、薄氷を踏む関係がそこに見受けられる。
プーチンは、もっと積極的だ。北方領土を返還するかも知れない。
それは、クリミアを事実上、ロシア圏に併呑したことに関する世界世論に対する格好の反論になるからであり、日ロの平和条約に飛躍的進展になるからだ。日ロが平和条約で結ばれ、日本がロシアの極東経済を飛躍させると、ロシアと中国の離間策としては最善の策となるであろう。
そうすれば、ほとんどロシアと陸続きの北朝鮮の脅威など胡散霧消する。
北朝鮮は、ロシアにとって東洋のクリミアと化すからである。
この時、日本は本気で北朝鮮に拉致被害者の返還請求をすれば、暗黙の強い要求となるであろう。韓国の北朝鮮統一など出来る筈はない。あまりに高負担であるばかりでなく、今回の客船沈没事件で推察されるように、まるで社会体制、統治体制が脆弱であることをさらけ出した。
日本は、米国を頼らず、独自外交を展開すべき時に来ている。
集団安全保障も重要であるが、米国が真からそれを望んでいるとは思えない。米国にとって、経済問題が最重要課題であるから、中国が最重要課題なのである。その中国に繋がる韓国と集団安全保障が実現すれば、笑い話であるが、日本は元々米国に占領されているから、日本は占領されたも同然となる。
これが、国際金融資本の本音かも知れない。
アメリカは、国際金融資本の傀儡国家である。中国も多分にそうである。日本も実質的に相当浸食されている。
プーチンのロシアは、唯一、それに正面から対抗している伏が観られる。
EUは、既にそれに基づいて仕組まれた国家群であろう。しかしながら、その屋台骨は甚だ許ない。すぐにでも分裂離合集散するかも知れない状況にある。そう言う情報である。
昨今、ロシアの声が、ネット上で人気である。それは一貫して親日的である。勿論の事ながら、プロパガンダであろう事は分かっていても、一つのメッセージがある。
領土問題でも、一貫して、かつてのソ連侵攻を合理的に論説しているが、その上で、返還と言うことになると、領土的野心が無いとの証明になる。私は、外向的布石であると観ている。
これは、衝撃的な世界的政治変革になるだろう。プーチンなら、出来ないことではない。
諸々の情報を元に、走り書きに纏めてみた。
<script type="text/javascript"> // </script>【転載開始】ウクライナ軍、スラヴャンスク攻撃開始
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© Photo: RIA Novosti/Mikhail Voskresenskiy
スラヴャンスク自衛団より2日早朝、ウクライナ軍による攻撃が開始されたとの報告が寄せられた。
自衛団広報担当がリア・ノーボスチに明かしたところによれば、ウクライナ軍が複数の検問を同時に攻撃し始めた。
「ロシア24」テレビによれば、市上空にウクライナ軍のヘリが認められた。間欠的にサイレンが鳴る。攻撃の開始を住民らに知らせているのである。自衛団幹部によれば、地上部隊からも上空部隊からも銃砲が発せられている。
人的被害については報告されていない。
リア・ノーボスチ、ロシア24
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