水素水って、何なの? その1
今、世の中は「水素水」について、
人気沸騰中です。
そこで、
あらためて水素水とは一体何なのか?
書いてみました。
出だしは、少し、難しいかもしれません。
お許しください。
先ず、水に水素は含まれているのか?
という問題です。
結論から言いますと、
ほとんどの水に水素は含まれていません。
それはこういう理由からです。
大気中の空気は、
窒素が78.1%、
酸素が20.95%、
アルゴンが0.9%、
二酸化炭素が0.04%で
水素は、0.00005%です。
普通、水に溶け込む空気は、
大気分圧に比例しますから、
ほとんど水には含まれないと言うことです。
しかし、
例外があります。
水素を30気圧ぐらいで圧入すると、
一定の水素を水に溶け込ませることが出来ます。
最大1.6ppmまで可能とされています。
それ以上は不可能とされ、
2.0ppmとか3.0ppmという事はありえません。
又、
それも一定期間の残存で、
暫時、空気中に抜け出ていきます。
水素は世界で一番小さな原子ですから、
やがては水素風船でも萎んでしまうわけで、
ほとんどどんな容器でもなくなってしまいます。
最終的には、0.0005%になるという理屈です。
<水素自動車は水素タンクが重要>
もうひとつの例外は、
水の酸化還元電位が低い(マイナス)と、
電気力で水素イオンを保つことができます。
その場合は、
電位が高くなると同時に、
普通の水に戻ります。
地下水の場合、
酸化還元電位が低い(マイナス)場合があります。
この場合、
水素が含有していることが考えられますが、
水素そのものと言うより、
炭酸水素ナトリウム等のような化合物が含まれていますから、
炭酸水素イオン等のような形で、
電離していると考えられます。
温泉が体に良いのは、
炭酸水素イオン等のようなイオンが多く、
良く温まるからですが、
同時に、
還元電位(マイナス)で、
身体を疲れた状態(酸化状態)から、
還元状態に引き戻してくれるからです。
難しい話ですみません。
酸化と還元という化学用語は、
難しく感じると思いますので、
言い換えると分かり易いかもしれません。
酸化と言う事は、老化を意味します。
還元は若返りです。
必ずしも正確とは言えませんが、
簡単に言うとそういう事です。
地球の表面では、
何でも最終的には酸化(老化)していく運命です。
酸化して、
エネルギーを生み出し、
やがて、
崩壊していくようになっています。
水も地球の表面では、
酸化状態にありますが、
地下に潜り、
地下水となって湧き水となります。
すると、
還元されて、若返ります。
湧き水が美味しくて、
健康に良い水になる理由があります。
それは、水が若返り、
身体も若返らせる力を持つからと言えるのです。
ルルドの水とか、
奇跡の水とか言われる有名な水は、
そうした理由があると言われます。
実際、
水道水では、
水に浸した鉄は、やがて錆びますが、
特定の地下水では、
ほとんど錆びないケースがあります。
本当に、びっくり現象があるのです。
水素の力は、還元力(若返り力)にあります。
水素水に鉄を浸しても、
なかなか錆びることがありません。
人間の身体は、
不思議な力を持っていまして、
水道水でも、
一旦、身体の中に取り込まれますと、
還元力(若返り力)のある水に変わります。
つまり、
健康な身体の生体水は、
アルカリ性を示し、
還元(若返り)水です。
どうして、
このようになるかは、説明は難しいですが、
生きているという事は、
そういう力があるという他ありません。
目には見えないですが
生命エネルギーが、
働いているからだと思います。
間違いなく、
健康な人の身体の生体水はアルカリ性で、
還元(若返り)水です。
血液もそうです。
生きているという事は、
身体の内部では、
還元(若返り)作用が常に働いているのです。
これが全くなくなったら、
一直線に酸化(老化)が進みます。
つまり、
すぐに、身体が朽ち果てる方向に向かうことを意味します。
困ったことです。
その為に、
SOD(スーパーオキサイドディスミュターゼ)酵素や、
生体水を常に還元(若返り)状態に保つ作用が、
働いているというのは驚きです。
これを生命エネルギーと言わないで、
何と呼ぶのでしょうか?
地球も同じで、
内部には還元(若返り)作用が働いているとしか思えません。
地下水が美味しいのも、
温泉が疲れを取るのも、
同じ理由なのかもしれません。
地球も確かに生きているのです。
これから、
水素が水に含まれていたら、
- どんな効果があるのか?
又、 - それは可能か?
- 一体全体、「水素水」って、何なの?
- 水素水を作るためには、
どうするの?
と言ったことに触れて参りたいと思います。