やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

キルギスのお花&キルギスの抑留兵

2024-07-17 15:09:30 | 中央アジア

 

今回のキルギスのお花ツアーのあと、旅日記を昨日作り終わったと思ったら

来週からはもうモンゴル

山をはさんだキルギスの向こう側って感じ。

行くところはモンゴルの西の端

アルタイ山脈のふもとなんだけど、

キルギスの天山山脈の支脈のテルスケイ・アラトー山脈や

クンゲイ・アラトー山脈のアラトーはアルタイ山脈のアルタイと

きっと同じ語源なんじゃないかと思うし

似たようなお花も見れるのではないかと思う。どちらにしても

アジアの大陸の真ん中・・・

今度は6泊のトレッキングとテント泊。楽しみしかし

準備はまだこれから。

旅日記は簡素化していいことになり、楽に作ろうと思っていたけど

今回のキルギスまでは花の名前がたくさんで

その花の名前の記載は、ツアーに参加いただいた植物学者の先生に見て確認いただくという

貴重なものになった。図鑑があるわけでもなく、学名と現地の通称など

私には難しすぎるけど、せっかくまとめたのでここでも

旅日記から切り取ってご紹介するね。

シソ科、ナデシコ科、キク科などなど似ている花もたくさん。

オリジナル中央アジア花図鑑じゃ。

でも読めるかな?

 

スペルがたとえばiとaを間違えているとか

属を族と書いていたなどたくさんたくさん訂正もしていただいた。

現地には現地の植物の先生も一緒で、日本にはないお花がほとんどなので

学名でたくさん教えていただいた。けど、私はローマ字とカタカナで書き取り、ほとんど

意味不明のメモが残っただけ・・・

日本の先生はちゃんと学名であとから調べなおしてくださったりした。

標高は3000~3800mくらいまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

★後日訂正した箇所★

Shumalhaisenia nidulans シュマールハウセニア ニュドランス→Schmalhaisenia nidulans シュマールハウセニア ニドュランス

Ranunculus alberti→Ranunculus albertii

カリアンセマム アルタビクム→カリアンセマム アラタビクム

アンドロサセ フェッツェンコイ→アンドロサケ フェドツェンコイ

セイヨウユキワリソウ→ Primula algida

Cerastium bungeanum→Cerastium seratoides

Potentilla sp. →Potentilla nivea

カリアンセマム アルタビクム→カリアンセマム アラタビクム

Gagea →Gagea sp.

ナデシコ科→Silene sp.

ランの仲間→ラン科 アオチドリの仲間 Coeloglossum viride

Euphorbia alatavica→Euphorbia altaica

Rhodiola lienarifolia→Rhodiola linearifolia

キバナノカワラマツバ→セイヨウカワラマツバ

シソ科不明種→Phlomoides oreophila

Primula turkestanica→Primula algida

リンデロフィア・スティロサ→Lindelofia stylosa

ヨモギ属(Artemisia) →ヨモギの仲間(Artemisia cercidium)

オミナエシの仲間 Patrinia→オミナエシの仲間 Patrinia sp.

Phromides oreophilla→Phromoides oreophilla

イソマツ科 Androsace sericoe→サクラソウ科トチナイソウの仲間Androsace sericea

キタダケソウの仲間→キタダケソウの仲間 Callianthemum alatavicum

キンポウゲ科 リュウキンカの仲間→キンポウゲ科不明種

ケシの仲間 Lagotis sp. →ケシの仲間 Papaver croceum

オオバコ科ウルップソウの仲間 Papaver croceum→オオバコ科ウルップソウの仲間 Lagotis sp.

 

 

これもほんの一部。

印象的だったのは、あちらの先生が

キルギスの花の種類は約3500種とおっしゃったの。

そしたら日本の先生が、日本には7500(7800だったかな?)

と。😳

日本も小さな国なのに、この植物種の数ってすごすぎると思いませんか。

繊細な日本の四季を自慢に思った。。笑

 

先生はマーモットのことをデブネズミと呼び、笑

ほとんどの動物が食べれるか食べれないか、笑

とか、お花に詳しくていらっしゃるのに全く情緒のない面白すぎる話をされたりして

もう私は笑いっぱなしだし、その植物観察のために先生がこれまで海外で

ワイルドなテント泊をしながら過ごしてこられたことなど、こんな先生に勉強を教えてもらったら

植物の勉強が好きになるわ、と思った。

どうしてこういった色になるとか、どういう土壌でこうなるとかね・・・。

ちなみに私はずーっと旅日記を作っていたわけでもない。

机に向かって集中するのは苦手なので一日1時間とか2時間とか、

あとはネットフリックスで映画を見まくって、真夜中2時とか3時まで起きてて一人で笑ったり泣いたりして

朝は4時に起きてすーの散歩にいってお弁当を作ってから

午前中は二度寝して、また昼に起きて活動・・・夕方から飲んで・・・

ていうなんかの動物みたいな生活をしていた。

アフロから夏モードに髪型を変えたすーさん。

 

三連休のときは天気が悪くて山に行くはずをやめて

美味しいまわらないお寿司屋さんに家族でいったりした。

そしたらもう来週モンゴルということになっていたの。

 

この前、ていうか数か月前かな、はーたんと夜に

「ラーゲリより愛を込めて」という二宮君演じるシベリアに抑留されていた

兵隊さんの映画を見て、二人で号泣していた。

戦争が終わったのにまだ過酷な状況で強制労働をさせられ、希望なんてものを

持つのが難しくなるだろう苦しい状況・・・

今回キルギスのイシククル湖の南の小さな村、タムガというところの民宿に泊まったの。

お母さんとお父さんはとても穏やかで優しくて日本人が大好きなのって言ってた。

なんとあまり知られていないけど、ここは第二次大戦のあとに日本兵が抑留され

療養所を作ったのだって。2年くらいいたみたい。

そのときの日本兵には地元の人たちが(このへんではサクランボやアンズの木がたくさん植えてあるのだけど)

そうした果物などをこっそり差し入れしたりしてたらしい。

その元ソ連の施設は今も民宿の隣に残っていた。

そのときの「ミヤノさん」とかジャーナリストの「ナガサワさん」そして

現地の娘さんと恋に落ちて子供もできた方の話など・・・

をお母さんから聞いた。

ミヤノさんは80代になってからまたこのタムガ村に帰ってきて

一軒一軒、当時お世話になった家を訪ねて歩いたのだとか。そのときの人たちは亡くなっていても

その子供さんやお孫さんたちがいるって。

そうしたお話を現地でお母さんから聞いたときは、

ラーゲリの映画と重なって、しばらく涙が止まらんかった。

空気が綺麗で自然豊かで、人も優しくて、でもみんな日本に帰りたかっただろうなあって。

ずいぶんと遠いなあ・・って。でも

地元の民間の人たちにあたたかく接してもらったりそんな時間もあったんだなあって。

民宿の庭にもサクランボがたくさんなっていて。とても話が心に染みた。

ここの兵隊さんたちは全員無事に帰ったらしい・・・

この話がとても心に残ったのでいろいろ調べていたらそのミヤノさんていう方らしい方が

本を出していらっしゃことがわかった。たぶん同じ方だと思う。

つきなみな意見かもしれないけど、戦争をしてはいけない。

そうだ、最近、日本もドローンの攻撃隊を任天堂が作ればいいのにとか

私はあらぬことを考えていたの。ちょっと日本は無防備すぎないかな、とか。

引きこもってるゲーマーたちが軍人になって操作すればいいって。

こうした話を今回、メンバーたちに話したら

なんて考えだ、絶対に戦争ではなんの解決にもならないから」って強く言われてはっとしたの。

軍隊なんかもってはいけないって。

この話は長くなるのでこのへんにしておくけど、ちょっと目が覚めた。

どんな状況になっても戦争では解決にならない。そんなふうに胸をはって言おう。

 

さて。15時だ。買い物してこよう・・・

自分の準備のほか、塾の見学とか大学の見学とかいろいろ予定がぎっしり・・・

 

 

 

 

 

 

 

 


日本にはない花~キルギス

2024-07-07 23:44:47 | 中央アジア
キルギス。中央アジアの真ん中にある
国土の9割が山の美しい国
キルギスの最低標高が450mなんだって。(最高はもちろん天山山脈最峰のポベータ7439m)

1991年に旧ソ連から独立した。
好きすぎる国、いろいろとこれまでも「ここが一番好き」と書いたけど
やっぱりキルギスかも

英語のガイドさんも良かった。そこは重要。


ご参加の若いお客様(私よりはるかに自然豊かな中で成長された山小屋の方)
が、ソンクル湖で訪問したユルト(移動できるテント)で(たくさんの家畜と共に)生活する
遊牧民の7人家族を訪問したことを
「子供時代を思い出した」とおっしゃっていたことが印象的だった。そんな子供時代を過ごせることが
すごい。
私より20も若くして、日本にもまだ、 このような豊かな自然の中で幼少期を過ごされた
そういう方がいるのだと。
その方が最後のアンケートに「遊牧民の文明に頼らない生活が高山植物と同じように尊い」と
書いてくだったことや、
上山さんのお陰で自分もキルギスが好きになりました
という言葉が、本当に嬉しく、ありがたく、(その方だけでなく皆様も)
ありがとうしかない。

和やかで楽しい優しい、知識豊富ないいメンバーの皆さまでした。(これも大切)

ユルト

ヤギ、羊、馬、牛、ヤクの放牧が
あちこちで見られた。
特に馬はこの国では共存というくらい大切。



今回は(過去にいった天山山脈イニルチエク氷河のツアー)のような
いきなり天山山脈の核心部と氷河の世界と7000m峰の山々がある
のではく、
その世界を遠くに見る旅だった。
改めて、そのときのツアー(たとえばこちら)がなんと贅沢だったことかと思ったのと、
今回は今回で、キルギスの奥深い歴史と文化をたくさん知ることができたので
本当に思い出深いいい旅になった。(過去ツアーはこのブログから見れるよ)
遠くに白い天山山脈の山々を見て、あそこに立っていたんだという・・・感慨。
この気持ちをどう表すよ、という・・・・・(過去にご一緒した方にはわかるかな)
遠くに天山山脈(過去ツアーはあの白い山並みの中、氷河の上をテント泊で歩いた)

今回は日本の植物学者の先生の(上山がいるからお願いしたとの)ご依頼で実現した
贅沢な旅だつたの。先生とは過去で何度か
ご一緒させていただいた。辞書みたいな豊富な知識と
面白い過去の世界の植物調査のテント生活のお話と
私が思うに、ほとんど野生児というか野獣かよ、笑
ていうような面白くてワイルドなワイルドすぎる
「こんな先生だから植物の世界が面白いんだわ」と
思わせていただける魅力的な先生

勉強熱心なお客さん方と現地の
ロシア語しか話せないキルギスの植物の先生との会話も
私からしたら学名とびかう外国語みたいな刺激的な世界だった。

キルギスの植物の先生 観察中

まじで全員の日頃の行いがいいから
天気にも恵まれたのか、というくらい
奇跡的ないい天気だった。
車に乗った瞬間に土砂降りとか、宿についたら雨とか。
外にいるときはずっと晴れていて、
あ、この前のスペインのときも到着したら土砂降りとかあったら
私の行いがいいのか
これは3800mで普通は寒くて風が強くてそんなに長くいられないところだけど
無風で穏やかで、ランチをした。
楽園というか、雲上の極楽、という雰囲気だった。

今回のお花でタイトルになっている「トロリウス・リラキヌス」はこちら
キンポウゲ科(キンバイソウ族trollius)
日本にはなくて、純白というか青みがかった透き通るような花びらがとても綺麗


それが群生していた。(場所はがんばってあちこち探した)


それよりレアなのは、乱獲(薬草になるとか)で見つけるのが難しくなっている
サウスレア インボルクラータ
トウヒレン属だけど、まったく別物って感じ



先生はこれを一番喜んでいらっしゃった。

私が感動したのは宇宙人のような
シュマル ハウゼニア ニュドランス
キク科のあざみ




その他
お花は無数に咲き乱れ、美しく、景色が奇跡のようだった。

日本に帰ってきて、この湿度高い異常な暑さと
電車の中とか人混みとかごちゃごちゃした東京の現実の中で
信じられない美しい世界にいたんだわと
しみじみ・・・





見る花はほとんど
日本にない花



つづく












キルギスより

2024-06-30 19:02:01 | 中央アジア
みなさんこんにちは!

わたしはいま、キルギスの旅の途中。

広いな、中央アジアの真ん中。
交錯するいろんな歴史と文化。

山と誰もいない美しい景色と
たくさんの花。

美味しいごはん。














今朝、
キルギスに抑留されていた日本兵の話を聞いた。
とても心に残った。

やはり、日本人として
誠実に優しく生きるべきと
こんな遠い国の人々と接していて感じる。
ここに連れて来られた旧日本兵さんたちの
心が、年月を超えて、キルギスのおばあちゃんから私たちに
伝わった。
あたたかい気持ちになった。

そんなこともまた書くね。

毎日いろんな標高や環境のお花をたくさんみて
氷河の山々を眺め
心洗われてる。


細切れでインスタに写真もあげてるよ🇰🇬






もうすぐキルギス 疲労回復法

2024-06-20 15:12:17 | おもう。
スペインから帰国して約一か月も休みだったので
ゆっくりしていたよ

スペインではフレッシユオレンジジュースがとっても美味しい&私の巡礼手帳のスタンプ

丸ごとのオレンジを絞ったもの。飲みたい!

いろんなことがあったこの休み期間なのだけど
(体育祭や飲み会やごはん会も)
体調も崩して四日間連続寝ていたことがすごい自分の中では
インパクトあり、過ぎてしまうと面白かったなと思う。
こんなに寝れるんだと思って。
やはり寝ることが疲労回復と思った。

いろいろとやりたいことがあるのに、体がついてきてくれないのは
残念と思ったけど、体の声は大切にしなきゃと思う。

たまたま癌検診とか腎臓の定期健診もあったので
病院にも何度か行ったけど、何も異常なかった。
風邪のような症状があったけど風邪としても
軽すぎるし、コロナではなかったし、
更年期のホルモンも調べてもらったけど
まだそういうホルモンの乱れもないし、腎臓も正常なので
ただ疲れていたのだと思う。

みなさんの疲労回復法はなんですか?

私はアロママッサージもブーム。
隠れ家的なすてきな時間、すてきな担当の方。
あと、
お風呂、よもき蒸し、ヨガ、お散歩、
心地よい時間何も考えず大切にする
美味しいものを食べまくる。笑

この前の日曜日はひとりだったので
大好きな国産黒毛和牛の分厚いやつを
赤ワインを飲みながら焼いて食べた

塩とこしょうで
弱火でじわじわ焼きながら






うまくて泣いていいですか、って感じ。
とろける柔らかさ。笑

*

最近のすーはアフロヘア


うちの母に写真を送って見せたら
「面白い髪形ね。かつらかぶってるみたい」って

ある夕日が綺麗だった日







今は、キルギスのツアーの準備中

成田→ソウル→カザフスタン1泊→陸路でキルギスへ
キルギスには6泊の予定
高山植物保護協会様のツアーで、
先生と一緒に歩けるのがとても楽しみ。





サンティアゴ巡礼を振り返りつつ 旅に深い思い

2024-05-31 17:04:01 | おもう。



みなさん、こんにちは。
今日は雨。朝からもっとサンチャゴの旅日記作りを進めたかったけど
もう夕方になる。パソコンに向かってるのはつらい。集中力ない。
ほんと大変。
そろそろヨガでもしようかな。笑

*

みなさんも、たまには誤って食事中、
手にしていたビールを全部、座っている膝や腿とか(パンテーまで濡らすほど)
こぼすとか、
冷蔵庫の上のほうから取ろうとした汁物のお皿を
肩からかぶってしまうとか
ありますか

やはり、ありますよね

帰国してからこんな感じ。笑

落ち着こう!

このあとのツアは6月末に
日本高山植物保護協会様の設立35周年イベントとして
カタログには出さずに作らせていただいた特別ツアーに
同行予定です
初夏のキルギスに「トロリウス・リラキヌス」などの超可憐な
いろんな花が咲き乱れているのを見に行きます。
高山植物保護協会の会長の先生とご一緒して
逆にこちらがたくさん教えていただくことになりそうな感じで
とても光栄。現地ガイドさんもいるし
たくさん花の写真を撮ってこようと思う。一眼レフもっていかなきゃ。

そのあとはモンゴル・パキスタン・またスペインと続き、
秋には知床のツアーも計画中。

知床はずっと長く一緒に来てくださった方からのご依頼。
そのため、特別に作っているし、(パンフに出していない)
今年に間に合わせるために
秋のスペインからの帰国後四日目という時期に設定した。
(普通は帰国してから最低1週間くらいはなんの予定も入れたくない)
私にとっても異例で特別。
80代も半ばになられた彼が、引きこもりがちなこの数年を経て、
人生最後のツアー参加になると思うので・・・」なんて
おっしゃるの。今の計画を見て
わくわくします、心置きなく楽しもうと思います
と。
70代前半の頃からいつも、その年齢でもあきらめることなく、頑張ればできる
と示し続けてきてくださった。さすがに80を越え、
一年一年、前のようにはいかないね。今年は86。
気力を出すのも大変なのかもしれないのに
人生最後のツアをと私に声をかけてくださる、その思いにこたえたいし
そんなふうに言っていただけることに感動をいただいている。
旅がただの旅をこえるほど、深いいろんな発見が毎回あるように
私も勉強続けて感性をフルに動かしたいなあって思う。

(まあ、ただ一緒に食べて飲んでギャハハと笑っているだけかもしれない。笑。たぶんそう)

でも、最後とは言わせない。
ずっとこれからも、行けるところにご一緒したい
彼の気持ちに寄り添いつつ、90になってもどんな可能性があるのか
見ていきたい。
(自分がその年齢になったとき、そんな気力を持ち続けていられるのか謎)

あまり歩かないけど、少し歩いて、笑、登山も入れてみた
紅葉の特別知床ツアーにご興味のある方はご連絡ください
小人数ですごく楽しいと思う。もうイメージできる。

ご協力いただいた知床サライのモリタさんありがとうお久しぶりに
お会いできるの楽しみ。

*

4月のツアのとき、南フランスで買ってきた
ジゴンダスの赤ワインが最高に美味しかった。


これはリピートだ・・・

*

サンチャゴの道 スペイン
ナバーラのかわいい町 シラウキ






この景色。
歩きながら頭がすっきりしていくの
わかるよね。

がんばろ、また。

(パソコンに向かい仕事。笑)






サンティアゴの道 サン・ジャン・ピエ・ド・ポーからの始まり

2024-05-26 14:34:08 | ヨーロッパ
スペインのマドリッドからドバイを経由して
昨日、帰国しました。

サンティアゴの巡礼の道は人気ですね
世界中から多くの巡礼者(今では巡礼者というよりバックパッカーや観光客・・・ま、歩けば巡礼かな)
が来るけど、ツアーでフランスの道を完全踏破というのはなかなかやっていないけど
西遊旅行はやっています。

(今日の文章はですます調)

その始まりのサン・ジャン・ピエ・ド・ポー(フランス側)から
ピレネー山脈の国境を越え、スペイン側に入り
ピレネーからナバーラ州の牧草地や麦畑に赤いポピーの咲く
のどかな景色の中を歩くのです。

景色はのどかですが、歩きはなかなか大変です。
特に普段歩いていない方にはつらいと思います。

今回はピレネーをやっと越え、歩けなくなってしまった方もいらっしゃって
(ケガでもないのにここまで歩けない方は初でした)
改めて、普段から歩いておくことは大切だし、
体力を維持していくことは大変って思いました。

サンティアゴの巡礼の道は
とても深く素敵だけど、自分で歩くには覚悟
(と日頃のトレーニング)が必要です
毎日20から30キロ歩きます。

いい天候や美しい空気の中で、自分がこうして「今歩けている」
ことに感謝しかありません。
人は、心地いいときに「ありがとう」って口にしてしまうものだと
これまでも思っていたけど、改めて思いました。

*

ちよっとですます調で書いてみたけど
また普通に戻るね。笑

旅はスペインのバスク、ビルバオから始まり、
フランス側~スペイン側に戻ってきて
ナバーラ州を歩いたけど、このあたりは(ピレネーを挟んだ両方)「バスク」という
独特の言葉を持った独特の文化のあるところ。
スペイン側とフランス側にまたがる、バスクの文化を感じつつ、
諸行無常・栄枯必衰・沙羅双樹の花の色・盛者必衰
みたいな平家物語のあの冒頭の詩のような
ナバーラ王国の歴史も垣間見ていくの。

ローラン、シャルルマーニュ、ナポレオン、過去の英雄と言われる人たちのことにも
思いを馳せ、(この区間で登場する)
パンプローナではヘミングウェイの男っぽい人生と彼の生き方も
思った。

町ごとにある教会をのぞき、
中世の美しい芸術に触れ、
美味しいものを食べ、ワインを飲み、
もっともっともっと時間が欲しいって思った

そうして日本の日常生活では考えることもなく
思うこともないところから美しい刺激を取り入れて
ほんとに豊かな心にしなければもったいないと思った。

今日は日曜日の午後で
家にすみれちゃんと二人。
まだ、報告書も書いてなくて、
これから旅日記作りもあるけど、
大切なこともいろいろと考えた。
気づかされた。

みなさん、旅に出よう

それから、一緒に仕事をするガイドさんの協力は大切だし、
一緒に暮らしていく人、
一緒に生きていく人、
なんでもだけど、パートナーは大事、
そういう人とは心地よく「協力しあう」ことが本当に大切で
ひとりでは何もできないことが多いし、
ひとりで抱えてもいけないとも思った。

どうしてこの考えを思ったかはすべて書くことはできないけど
大切なことなので
書いておきたいと思った。
つまり、一緒にいる人はとても大切だなあと。

日本の山にも久しぶりに登りに行きたいな~と
久しぶりに思った。
でもあまり人が多くないところね。




ピレネー山脈のブナの森

ロマネスク(この道を歩いていると一瞬でこれが素晴らしいロマネスクの門だとわかるようになる)


顔なしみたいでかわいかった




プエンテ・ラ・レイナの町

王妃の作った橋




ナバーラの紋章になっているサンチョ7世がもたらした戦利品の奴隷の鎖 相手のイスラムは奴隷をつないで人間の縦にしていた

なんかどうでもいいかもしれないけど
勉強してて、ナバーラ王サンチョ3世のときにはすごい強くて国が大きくなり
7世は身長が2m20センチもあり、子供がいなくて跡継ぎがいないため
イベリア半島側のサンチョの王は終わって
ナバーラはフランス側のブルボン朝に変わったとか
東京に帰ってきたらどうでもいいことを、旅先では本当に深く
感動して、しみじみと感じることができるの。
この7世の棺のそばに、この鎖も飾ってある。


サンジャンピエドの教会のかわいい彫刻 なんかめちゃかわいくて
通る度にじっと見てしまった。宿泊していたので何度か行ってみた。

イラーチェのワインの泉(ワイナリーのサービスで蛇口から🍷が出てくる)
とこにライブカメラ設置してあり、リンクを送った相手が見ることができる
はーたんと日本の親友に送っておいて
映像を撮ってもらった
15分ほどいたけど、撮影ありがとう。
これははーたん撮影


































カミノ デ サンティアゴ サン ジャンから

2024-05-15 17:12:15 | ツアー予定
スペインに行ってきます!成田空港に向かってる。
(今月もまた)ドバイから、マドリッドから
北部のビルバオへ。
そして、フランス側サン・ジャン・ピエ ド・ポーに行き、
サンティアゴの道の完全踏破に向け、巡礼出発!
今回のツアはそのパート1
ピレネー山脈を越え、スペインのナバーラ州を
歩きます。だいたい1日15kmから23kmくらい。
こちら

西遊旅行のツアーは、巡礼路フランスの道の完全踏破を
パートに分けてサンティアゴ デ コンポステーラまで
800kmを歩きます♫

自分の内面と向き合いつつ、
宗教、歴史、建築などなどたくさんの見どころ
美味しい料理にワイン。
とても深い巡礼の旅。

特に今回は、バスク地方という
独特の文化も感じつつ。(バスクは言葉も全然違う)

前にここを歩いたのは6年前。
日本人と初めて歩くガイドさんと、
言い合いになりつつも、(彼らにとって日本人の感覚は独特だから)
(時間前に集合することが理解できないとか)
(日本人は挨拶も淡白で冷たいと思われるとか、ハグもしないし)
話し合いと説明で理解し合い
最後は
前世では自分たちは兄妹(姉弟か)だったと言われるほど打ち解け
感動的な旅になった、そんな思い出がある。
スピリチュアル的にも、教会の雰囲気や空気まで感じるような
いろんなことを教えてもらった。

今回は、去年も一緒に歩いた別のガイドさん。

違うメンバー、違う天気、
どんなドラマになるかな。楽しみ!





ゆりも咲いて綺麗。はーたんのくれたお花
毎日水を変えてと、花瓶にメモを貼っておいた。笑






美しいもの 

2024-05-14 00:02:55 | おもう。
朝、起きるの超苦手。
目覚めた時
いろんなことはダメって気がする。笑
自分には無理で、辛すぎて、現実見たくなくて
もうちょと寝ていたい。笑

そんな今朝、目覚まし鳴って、
半目で
携帯見たら、
南米を旅してる、若い彼から、笑、写メールきてた。

おはよう、ヒトミ、ワラス行ったことある?
ここは世界一美しい場所の一つだと思う
と。

写真が何枚かあって、それで目が覚めた。

ペルー。

(これから弁当作りの主婦)

ぼー、




美しい
あ、まだ生きてたんだ、よかった

と、返信した。



生きてるって
なんだと思ってるの?と。彼

笑いから始まった今朝だった、

彼はベネズエラのツアーでガイドしてくれてた1人。
ヨーロッパと南米の血を引く20代の彼、生い立ち的に恵まれていると思うし
大変だとも思うけど、考えもしっかりしてる
面白い人だった。蟻をすりつぶして腕に塗って虫除けだとか
アリの巣に手を入れて集まった蟻を食べるような、ヨーロッパの男の子とは
違う一面もある。
哲学の話でエンドレスに盛り上がり、
人生とは、と、年齢差感じず話すことができた。
突き放しても向かってくるような熱があるような。

私は哲学を話すのが大好きなので面白かった。
ボートで川を移動しながら
ギアナ高地の景色みながら。
私が年上風に知ったふうに人生観を話しても
覆い被せるようにこたえてくるような、力のある子だった。

去年末から一年かけて、南米全土をバックパックで一人旅してる。
バイトを探しながら、あてのない旅だと言っていた。

お父さんはとても心配していた。(お父さんはガイドさんのボス)
わかるわ。

でも、若いうちに時間を考えず、先のことも考えない
そんな冒険の旅をできるって、幸せと思う。南米だし。

生き方はひとつでない
と言うのは簡単で、実際は、いろいろと勇気がいると思うの。
受け入れられるような、受け入れられないような。

かわいい男前の顔してるから、男の子だろうと
レイプされたり、全て奪われるんじゃなかろうかと。

だから今朝、メールみて
生きてたんだ、て。笑
彼も何言ってるの、と、笑っていた。いや
まじで。

行ったことのない場所も告げてきて
やったあ、ヒトミが行ったとこより2メートル標高高くて勝った
みたいなイラッとする文もありつつ、笑
2.3年待ってね、一緒に行けると思う
て言うのよ。
どうゆことー?わたしと旅をするのかな?笑
なぜ、2、3年なんだろう?笑


シャキッと目が覚めて
わたしも、世界の美しいものを追っていこう
と改めて思った。刺激的な。違う文化の違う世界。


また、
この見た美しい世界のことを
もっとうまく伝えれたらいいのに、とも。

すごい美しい世界がある、
全然違う価値観がある
てことは、
どんなふうに、生き方につながるのか、て。

心、自由に、何かを追い求めることは
幸せだよね。



























1人で過ごした母の日

2024-05-12 23:45:12 | おもう。

朝からはーたんはディズニーシーに遊びに行き
夫も試合からの飲み会で
わたしは1人で過ごしていて
1人って自由でマイペースで楽ちんだなあ

としみじみ

とりあえずご飯作ってあげなくてもいいとか
自分のことだけできるとか。

たまにはいいものじゃ。

ていっても、明日からのお弁当の準備とか
たくさんのシャツのアイロンとか
スーツケース送ったりなんじゃかんじゃしてる。
本当に自由というのはないかもしれないけど、
本当に癒しの時間というのは強制的に作ってる。
ヨガの時と、アロママッサージとか!
頭も空っぽにして。それが、
普段なら夕飯作らなきゃとかになるときでも、
できるから、なんか、楽。

夕方長女りーも鉢植えのカーネーションを持ってきてくれたので
うちはめちゃ華やかになってる!
かわいい嬉しい!


2人の娘からのお花をそれぞれ並べ

育ってくれてありがとう!
と思うわ。

ずーっと見ておきたい。



昨日、記事で書いた
紫砂壺(しさこ)なんだけど、
乾かしてもなんか、中の底が砂っぽく
ザラザラしてる。なんでだろう?




最近はアフロのすーさん


この3女はあまり散歩も好きでなく、笑
外出も好きでなく
家が一番大好き。家じゃないと寝ないし、
玄関前で離してもドアに向かって走っていく。


そのため、わたしも休日は
お家で過ごすのが大好きなの。笑

昔の自分からしたら考えれん。






開壺(かいふー)して養壺(やんふー) 紫茶壺(しさこ)

2024-05-11 17:15:06 | おもう。
昨日ははーたん(高校二年生)が人生花束を買って
プレゼントしてくれた
はーたんはしゃぶしゃぶのお店で(不定期で)アルバイトしてる


帰りに買ってきてくれたらしく
わたしは感動いたしました

ジャージにボサボサ頭で仕事していた昨日

かわいい~・・・なんてかわいいお花。いい香。


うちの娘たちは二人とも、私がお花とプチ園芸が好きなことを
知っている・・・
玄関前では小さかったブーゲンビリアがもう2m越えで
大きくなってたくさん花が咲いているし、
佐渡島からきたオドリコソウや
青ヶ島からきたリュウゼツランも元気。
小笠原諸島からきたハカラメも越冬して元気。
友達にもらった観葉植物たちもみんな元気。
白い丸い栄養がめちゃ、爆発的によくきいてて、それを置いてるだけなんだけど・・・爆

仲良しの友達にも教えてあげたとこ。笑


*

テーブルのこの花束がかわいいので
来週、スペインに行かずに
ずっと家にいたいなあ・・・なんて。


*

今朝、ニュースで、大谷翔平さんに贈られた南部鉄器と同じのが
すごい品切れになるほどになっているとやってて
南部鉄器は素敵だけどね・・・て思ってて、(私も昔から憧れはある)
ふと、
思い出したの。

私もなんか台湾で昔、買ってきたいいやつ持ってるじゃない?と。

出してみたの。


箱には
(なんて読むのかしらないけど)

鯉躍龍門蓮子壺

と書いてある。


これは紫砂壺(しさこ)という中国の茶壷(ちゃーふー)
結構いいお値段だったけど、使い始めに煮沸しないといけないとか
私はけっこうすぐにお皿を割って壊してしまうので
使うのが面倒でずっとしまっていた・・・・
このことはこのブログに書いたのも覚えている。何年前だろう、7、8年前かな?

やっぱ使ってみようかなあて思って
かいふーしてみた。開壺と書く。
一時間、茶葉とかサトウキビとかと煮るの。
そのまま冷めるまで置いとく。

洗剤は使わない。

そして使い込んでいくごとに味が出てきて
磨きがかかって美しくなるらしいの。それを

やんふー
というらしい。やんふーは養壺と書き、
育てていく感じね。
言葉がいちいち素敵。

この壺には見えない無数の穴があいてて、水は漏れないけど
空気は通すし、お茶の香りを吸着するのだって。


楽しみたいなあと思う。

今日はかいふー記念日。笑


(のんびりしているように見えるかもだけど
明日はスーツケースを空港に送らなければいけないのに
何もまだ、ひとつも用意してないし、めっちゃ忙しいの)


ある方のご依頼で10月に知床、
来年の6月にプライベートヨットのスピッツベルゲン スバールバル諸島を
計画しています。
よろしくお願いいたします

今年はスペインのあとは、キルギス、モンゴル、パキスタスン、スペインなどが決まっています。

いつも誘ってくださったり、いろいろいただいたり
皆様には感謝です。何もお返しができていなくて申し訳なく思っているけど
心からありがとうの気持ち。





父と母のこと

2024-05-08 15:14:11 | おもう。


みなさん、こんにちは!
ゴールデンウィークはこれまでで一番のんびりぼんやり過ごした。
楽しく美味しく過ごした。
そして、ほのぼののほほんと、過ごした。笑
がんばらないことにしていた。

そのため、あとスペインに出発まで一週間になってからの今、
ものすごい忙しくなってきた。

サンチャゴ完全踏破はこちら



最近、時々、全く思いがけない方々に
ブログ読んでます
って言っていただき、そのたびに反省する・・・
自分ではブログやっていますって宣伝はしていないので
(これはおすすめブログではないため)
でも長く読んでくださっている方々にはいつもありがとうございます

今後ともよろしくお願いいたします

*

一昨日、広島の実家から2枚の絵が届いた。



これは私が小さいときから
玄関に飾ってあった絵なのだけど、
もう20年くらい前には別の人の絵になっていて
これらの絵はずっと倉庫にしまってあって、
家族の記憶からも目からも遠ざかっていた。
絵のことを特に注目したこともなかった。

特に思いをもって見たことはなかったけど
こうして東京のうちにくると結構いい絵だっていう気がする。
大きさもかなりあり、大きい方は縦が額入れて90センチくらい。
この花も横幅70センチくらい。


これは私の父が昔、描いた絵。


私の父は今、杖をつかないと歩くのが大変なことになっているけど
ずーっと仕事で忙しくしてたし基本、動いているのが好きで
細かいことにも気がきく人だった。
小さいころは私と弟を連れて絵を描きに行ったりしてたけど(弟は絵心ゼロ)
ずーっと描いてなくて、最近、体が少し自由じゃなくなってから
また絵を描いている。
母は、お茶が趣味で優雅で美人風、だけど
父にはなんでも遠慮なくズバズバいうしそんなに優雅ではない。笑
そんな母も、父より今はしっかりしているし、いろいろ父の面倒も見ているし
新聞を読んであげたり、ストレッチをしたり、散歩に付き合ったり。
夫婦って長い目で見て面白いなって思う。

母もしっかりしているといっても物忘れというか言葉忘れがひどくなってきているけどね。

こんな感じ

母 あの長い野菜、えーと
私 白ネギ?
母 ちがう
私 ごぼう?
母 違う、えーと、緑の細い・・
私 ニラ?
母 あ、そうそう。もうやだあ。
みたいな。笑笑


この広島の夫婦(私の両親)、80代半ばにさしかかるとこ、最近、父が昔に描いた
四つの油絵をどうするか論争になっていたらしい。
二人は終活中。
母はもう捨てて、て言ってて、父は
そんな捨てるなんて、
て感じだったらしい。といっても見ることもなく
しまいっぱなしだったのよ、何十年も。

ので、じゃ、東京に送ってって言って
届いたの。

玄関でダンボールを開けて、しばらく眺めていて、
ふと、この花の絵の裏に
ローマ字で
To ●●●●●● from ●●●●●●
1968年4月 シネラリア

って書いてあるのを見つけたの。
それは
結婚前の旧姓の母の名宛の父のサイン。

なんとまあ、父が母のために描いた絵だった。

それを二人とも忘れていて
母なんて捨てるとか・・・

それを伝えると、父は感涙していたらしい。(父も涙もろい)
母は言わないけど、きっと母も泣いたはず。

まったく、すごいドラマを経てきたような感じ。
玄関先でしばらくぼーっと絵を見ていた、私。
そして、こうして改めて絵を見ると
違って見えるし、素敵だと思う。

シネラリアの花は冬でも元気に咲き
花言葉はいつでも喜び・希望・快活など、らしい。

今度二人に花を贈ろう
今日はこの写真、絵の写真とサインの部分をカラープリントして
広島に送りました。笑

もういっこの絵は、広島の妹背の滝の絵だそう。

そして、そこにも行ってみようと思った。
推古天皇の由緒あるとこだとか、夫婦滝があるとか・・・

面白いね。母も言ってた、
なんとまあ、娘の家でね・・・・って。

物事は見る目を変えると、本当に見方が変わるよね。
旅先でもいつも思うけど
このときも思った。








いっぱいありすぎ とりあえず休憩

2024-04-30 19:46:45 | おもう。
みなさんこんにちは
いま、羽田空港に向かってる。

ゴールデンウィーク、もー
全然やる気なし子、人の多いとこにはどこにも行きたくない。
渋滞とか人混みとか,頑張るとか
今の私には無理

旅日記を、めちゃ、自己満足級に頑張って作り
花や文化をまとめ、景色をいっぱい振り返り
南フランスの美しい旅が終わった。
美味しかったし、
長い歴史を感じたのが面白く、人間がどんなふうに
生きてきたかっていうのは考えさせられるものがあった。

ブログにたくさん書きたいと思っていたけど
2回振り返る余力と時間が
なかった
この夏、秋、来年と、先のツアーの計画のこといろいろやることあり。

それもだし、
オンとオフを大切にしようと思ってて
(病気もしたし、若くないし、体は思うようについてこないし)
いろいろ、休むためのツールを探していた。
瞑想は苦手なわたしも、憧れはある。
ゆっくり過ごすなんてちょー苦手だけど
あれもこれもたくさん
やることがありすぎるから、
ちょっとは休まんと、次のことを落ち着いて考えるともできなくなる。
癖のように先のことを考えて
段取るのも
休憩。

隠れ家的マッサージのところに行って
神の手のリンパマッサージをしてもらって
至福の時間を過ごして、
たくさん水を飲むように言われ、
ソルフェジオ周波数のことを知り
よもぎ蒸しのことを知り
興味が尽きない精神的な世界。

面白いと思うのは、
いや面白くないんだけど、
脳が働けっ、動けって体に指令を出しても
眠くて寝ようよ
となる。笑


南仏の、わたしたちのホテルの裏
ヴェゾン ラ ロメーヌ


皆さんもよい休日を!

次のツアーは
サンティアゴ巡礼完全踏破パート1
バスク ピレネー
楽しみ!5/15から
満席以上の満席でもういっこ、ツアー。
人気添乗員君と一緒なの。
こちら

世界で一番空気が澄んでるとこのひとつ。
そして、
サンチャゴも、深い!!!!!!




では。離陸しまーす

(羽田から国内線)





























ボンジュール ドバイ経由で

2024-04-19 15:11:32 | ヨーロッパ

みなさん、ボンジュール

このボンジュールもボンジュールというわけでなく
ボンジュ~て感じで。(どんな感じか?笑)

フランス語の響きはいいなあ。とても難しいけど。
フランスもフランスではなく、フガンスて感じなのね。
ガはほとんど発音しない的。

一昨日の夜遅くに(飛行機が遅れて)
フランスのニースから、あの洪水のドバイ経由で帰国。日本でもニュースになったかな?
ドバイは12時間で2年分の雨が降ったのだね。
中東では雨が降ると、みな窓を開け、喜びで外に出るけど
今回はびっくりだったと思う。
エミレース航空の客室乗務員の女性たちも、あの制服のまま
ふくらはぎまで水につかりながら歩いていた。
ドバイ空港内も雨漏りしていたり、全便で遅れたりキャンセルだから
混乱していた。

私たちは成田行で遅れてでも出発することができたけど、
日本に帰ってきてから、関空へ帰るはずだったお客さんたちがあのあと、
フライトキャンセルになり、24時間以上ゲートにいたうえ、
まだ帰国できてないとのこと。(一度ホテルに泊まり、今夜から明日には帰ってこれそう)
本当にお疲れだと思う。

私たちのスーツケースもまだ届いていない・・・

成田空港ではドバイからスーツケースが来ない乗客多発で、(私たちも全員)
すごい列で手続きを待ったのだけど、
聞かれる項目が多いし、(連絡先、中身、スーツケースの特徴、暗証番号など)
一人ひとり時間かかるため、
最終電車に乗れないかもと思ったほど。
ひとりの若い白人女性が手続きのあと、首を振りながら
「もたもたしてくっそ腹立つわ」と英語で言いながら歩いて行った。

日本に来た観光客の人たちも、スーツケース届かなくて
みな大変だろうと思うわ。

*

ということで、私は南仏から帰国したけど
まだ帰って来られていないお客さんたちがいらっしゃるので落ち着かない。

人も帰って来られないのだから
スーツケースもまだ時間がかかるのかもしれない・・・

*

思った通りの大好きなフランスだった。

おしゃれな村や建築や美味しい料理も大好き。

ゴッホの過ごした修道院(精神病院)に行けたのも感激だった。
印象派がどんなものなのか、ゴッホが見た世界とはを改めて知った。
もともと、彼の『夜のカフェテラスの絵』が大好きで、ゴッホのことも
調べたことあった。
一番部屋に、いや、二番目に、いや、四番目に「家にほしい絵

一番ははーたんの描いた絵(今家にいっぱい飾ってある)
二番は去年亡くなってしまいびっくりショックだった、セネガルの画家ドウツの絵 大好き
三番は名も知らない忘れられない、ナミビアで見た町の風景の絵。売られてたの、大きくて買えない
四番はゴッホの夜のカフェテラス

(どうでもいいことをたくさん書いてる・・・)

*

この南仏ツアーはあまり観光客が行かない
村から村のトレイルや、リュベロン地方の山の中を歩いた。

先史時代、ローマ時代から中世・・・と歴史も感じた。

美しいゴルドの村

セレブがたくさん家を持っている フランスで最も美しい村に認定されている村のひとつ

教会の中の
ロマネスクの回廊


ロマネスクのイエス


ロマネスクが好き・・・

ずっと私たちについてきて一緒に歩いた犬のクッキー


毎回美味しかった料理 今、腹回りがきつい


夜のヴェゾン・ラ・ロメーヌ
ある通り


プロヴアンス最高峰のモン・ヴァントウにも登った


葡萄畑を歩き、その土地のワインを毎日飲んだ


1904年にノーベル文学賞を受賞したフレドリック・ミストラルが
「パリを見たら次はカシ」(カシを見ずしてフランスは語れない的な意味)と言ったカシにも泊まった


あまり観光客は行かないと思う ジゴンダスの村 そしてこの村のワイン ジゴンダスも飲んだし、お土産に買った




また続きを書くね























一年先のことを考えることができる

2024-04-08 01:56:49 | おもう。
ママは明日からフランスだから
て、娘たちに伝える(このときのBGMがあるとしたらシャンソン的
エディット・ピアフとか、ジョルジュ・ブラッサンスみたいな)

まあ、なんと、かっこいい響きよ。笑
と、はーたんと笑っていた。何度でも言ってみたい。

もう一度言っていい?

ママ、明日からフランスだから。
(キッチンで料理しながらワイン飲みながら言う)


出発前夜
この感じに慣れることはないと思う。
(猛烈な勢いでお弁当の用意とか料理したものを冷凍とか
アイロンとか掃除とか洗濯とか、すべての布団のシーツとか交換とか
換気扇の掃除とか普段しないことまでするとか、
ツアーの資料の整理とか、)休む時間ない(からこそその時間を作る闘い)
(これで泣いたこともあった過去には)
もうすぐ、西遊旅行にきて(西遊だけで)100回目の添乗になるけど
この眠れないような(寝るけど)切ないようなやめられないような緊張しすぎるような
自分ってバカて思いつつ普通でないて思いつつ・・・

ツアー出発前は、向かう方向と
やってることの落差が大きい不思議な変な
感じ。

私は好奇心が強く、普通でなくても怖くなく、
勉強好きな自分に、笑
ただ、

よかったね、
と言ってあげたい。笑
そして探求心が旺盛なことに、

おめでとう。笑。

*

去年はIga腎症がわかったし、治療の副作用があるかもしれなかったので
先のツアーのことを考えることができなかった。
春には夏以降のツアーを一度全部キャンセルした。
結局ステロイドの副作用がなくてツアーに行くことができたのだけど、
今年は、
来年のことも考えることができる

来年、2025年のノルウェーの冬のオーロラヨットツアと
6月にはスバールバル諸島のツアも急に進んで
催行することになった。1年以上先のツアーのことを
決めるのは初めて。

未来のことを考えることができるのは
ありがたいこと。


*

さて。
そして。明日からは南フランスのツアに行ってきます。

明日からの南フランスツアーは、
ワインも予算についているの
ランチもディナーも地元ワインを頼んでお客様方に飲んでいただき、
私も飲んでいいってことになっている
お客様に差し上げる旅日記にワインの味をちゃんと報告できるように頑張ります。笑

雨上がりの芝生をかけまわる子犬のおしっこ
とか
若いイチジクとイチゴが春の野原で出会ったハーモニー
とか
美しい紫いろのビロードのドレスをまとった貴婦人が微笑んだ瞬間
とか

聞いたようで聞いたことがないオリジナルのワインの味の感想を
記録していこうではないか・・・・

それだけではないけど、
ロマネスク修道院や、
ゴッホ、
シトー派、
ローマ時代の遺跡に地中海
フランス料理、歴史
美しい村の景色。
はあ、まじで行く前から好きすぎて悶絶。
フランス語のサウンドにも
やられるよね、素敵で。

*


今日の夕方、はーたんとすみれと桜のお花見散歩




わざとこういう写真を二人で撮ったの。
桜に焦点、顔ぼかす。
日が暮れるときだったので、途中から
ライトアップ!桜。
iPhoneで。
面白かった。今日も。(はーたんとは笑いばかり)
よかった~お花見できて











忘れられない窓からの景色No.1

2024-04-02 11:45:51 | ヨーロッパ
みなさんこんにちは!

3月に行ったグリーンランドのホテルの窓からの景色
人生で一番心に残った『窓からの景色』だったと思う。

これまで、世界中に泊まりいろんなホテルの部屋からの眺めというのが
記憶にある。というか、実際はほとんど(記憶)ない。笑
添乗員はだいたい眺めのない部屋なので、隣の家の壁とか
屋根の上とかがほとんどなの。駐車場とか、よくて、道路が見えたりとか。
個人で行ったところも、見下ろす夜景とか見渡す限りの山々とか
あったかもしれない。もちろん、日本海とか太平洋とか
海の景色も素敵だったかもしれない。アフリカも素敵だったと思う。
もちろんヒマラヤ山脈の眺めも素晴らしかった。

でも、グリーンランドのイルリサットの街のホテルの
(3泊できた)部屋からの眺めは忘れることないと思う。
グリーンランドを思い出す時、まず、その窓からの衝撃的な美しさを思う。
Hotel Hvide Falkという、1970年代にできたグリーンランド最初のホテル。意味はホワイト ファルコン、白いハヤブサ。
外は-20度でもそれ以下でも、室内は床暖房でポカポカ。
そのポカポカの部屋の窓の向こうは氷山の漂う白い海。

初めて部屋に入ったとき、曇っていて薄っすら暗い部屋だったけど
外もほぼ白と灰色だった。溜息出た。




めちゃグリーンランドじゃんと思った。
氷山は動くので数時間で景色変わるんだけど
世界の熱の部分から切り離された非現実的な世界。
凍てつく世界とはこれよね、という
シンとした美しさ。(そして部屋はポカポカ、ここ重要)

客室


これはクルージングボートで沖から見た私たちのホテル
大きい建屋の前にある2棟の赤い建物の、私の部屋は右端。





思い出しても浄化される気持ちになる景色



ここで生きていくのは大変なこと。あまりにも大変で
身を投げていたという場所がここ イルリサットの街外れのセルメルミュートという海岸


このあたりからは先史時代の遺跡も見つかっている
グリーンランドには約4500年前には人が渡ってきて住み始めたの。

クジラやアザラシやセイウチ、
トナカイやジャコウウシやホッキョクグマを狩り、
犬ぞりの犬たちとともに生きてきた
何も無駄がない暮らし

今はすごいスピードで氷が融けているので
昔は冬には氷の上から狩りをしていた場所も今は
船でないと移動できなかったりするみたい。
地球の長い歴史の中で、何度も絶滅しかけ、
実際絶滅してきた動物たちもいることを思ったりする。
人間もそんなに長くないと思ったりする。大きな自然の力
地球の力、それ以上の力に何か飲み込まれていくような壮絶な感じの
風が吹いていた。

温暖化とかグリーンランドの資源をめぐっての大国の思惑に
これから翻弄されていくことになるのだろうけど
それはそのまま、人類の未来につながっているのだと思った。


*

世界遺産のイルリサット・アイスフィヨルド
は、氷河から溶け出す氷山の量が半端なくすごい。本体の氷河から離れて
60kmだったか70kmだったかを一年かけて流れてきているたくさんの巨大な氷山の間をクルージングした。
その光景は
イルリサットの町からも見えるわけ。
ここから流れ出した氷山があの客船タイタニックを沈めたんだとか。

島に見えるけど、氷山。巨大な塊が浮いて流れている(流氷ではない)










イルリサットの町


船ではライフジャケットを身につけなかったんだけど
いらないの?って聞いたら
落ちたらどうせすぐに死ぬからいらない
ってことだった・・・冗談ではないのだろうね。
船を操縦していた明るくて若いクルさんも狩猟をするのだと言っていた。
ホッキョクグマの毛皮のズボンを履いている写真を見せてくれた。


*

犬ぞりの歴史もあなどれない。
この子たちはペットではなかった。
極地で人が生きていくのに、探検していくのに、欠かすことのできない存在。

お客さんにいただいた写真

めっちゃ力強く、たくましかったわ。走りながらウンチしてたし
そのウンチを食べてたし、
雪の上で平気で寝てたし。(うちのすみれさんと全然違い過ぎる)


グループでおとなしく静かに落ち着いて休憩してる子たちや、
私のソリの犬たちは休憩のときもみんなガヤガヤ交尾したりケンカしたりしていた。








犬ぞりを操るマッシャーさんと(犬ぞりを扱う人をそう呼ぶ)すべてお客さんからいただいた写真です

私、下はウールのタイツの上に冬用ズボン、ダンウパンツ、その上に冬用オーバーパンツ
上はダウン二枚の間に冬用のハードシエル、その下もフリースや薄いジャケット・・・
マイナス30℃でも大丈夫。(外ではいいけど部屋の中では耐えられない装備。笑)

本気で1時間がんばって走ってくれた犬たちにもありがとう。
これからも人間と共に力強く生きてほしい。

体験ソリとかそういうレベルでない迫力があり、
お客さんたちもみなさん感動していらっしゃった。

そうだ、お食事も最高だった。
トナカイの肉とかオヒョウとか羊とかエビとかすべて
おしゃれで美味しくて、食べるのが楽しかった。でももちろん
物価はとても高い。
行きも帰りもコペンハーゲンでも宿泊したのだけど、
(グリーンランドもデンマーク領だけど自治権を持っている)
デンマークのパンが大好きになり、
日本に帰ってきてからタカキベーカリーのパンを買いまくっている。
パンってこんなにおいしいものだったのね・・・・


*

さて、来週から南フランスなので
今週は頭を切り替えて準備に入っていきます
フランス、大好き。一番好きかも・・

(一番が何個あるのだ・・・)


(昨日までの一週間は
筋トレとヨガとたくさん食べて寝て、マッサージとかしてもらったり、めっちゃ食べて、寝て、笑、とうとうアロマオイルも買いそろえたり
はーたんとすみれとイルミネーションの公園を散歩したり、はーたんの彼氏にも会ったり
いい香りとか音楽とかあと、本も読んで昼寝とか・・・昼から飲み会とか・・・外でビクニックして飲み会とかいろいろ)笑

*

南フランスのあとは、5月スペイン サンティアゴのピレネー越え
6月はキルギスに御一行様ツアー調整中
それからモンゴル 7/23~8/2
モンゴル最果ての花園を求めて
アルタイ山脈タバン・ボグドの大地を歩く

こちら

8月はパキスタンなどです。

去年の12月から南米ベネズエラ、チリ、アルゼンチンから北極圏のグリーンランドまで
行ったり
来たりしてた。
すごい旅だったけど、めっちゃうまく日常もこなしてて(でも肩こりとかギシギシ)
友達によくそんなふうにできるねって言われるの。笑(いや、ひそかにメンテしてます)


では、また、
西遊旅行のツアで
お会いできるのを楽しみにしています。