みなさん、こんにちは!
ゴールデンウィークはこれまでで一番のんびりぼんやり過ごした。
楽しく美味しく過ごした。
そして、ほのぼののほほんと、過ごした。笑
がんばらないことにしていた。
そのため、あとスペインに出発まで一週間になってからの今、
ものすごい忙しくなってきた。
サンチャゴ完全踏破はこちら
最近、時々、全く思いがけない方々に
ブログ読んでます
って言っていただき、そのたびに反省する・・・
自分ではブログやっていますって宣伝はしていないので
(これはおすすめブログではないため)
でも長く読んでくださっている方々にはいつもありがとうございます
今後ともよろしくお願いいたします
*
一昨日、広島の実家から2枚の絵が届いた。
これは私が小さいときから
玄関に飾ってあった絵なのだけど、
もう20年くらい前には別の人の絵になっていて
これらの絵はずっと倉庫にしまってあって、
家族の記憶からも目からも遠ざかっていた。
絵のことを特に注目したこともなかった。
特に思いをもって見たことはなかったけど
こうして東京のうちにくると結構いい絵だっていう気がする。
大きさもかなりあり、大きい方は縦が額入れて90センチくらい。
この花も横幅70センチくらい。
これは私の父が昔、描いた絵。
私の父は今、杖をつかないと歩くのが大変なことになっているけど
ずーっと仕事で忙しくしてたし基本、動いているのが好きで
細かいことにも気がきく人だった。
小さいころは私と弟を連れて絵を描きに行ったりしてたけど(弟は絵心ゼロ)
ずーっと描いてなくて、最近、体が少し自由じゃなくなってから
また絵を描いている。
母は、お茶が趣味で優雅で美人風、だけど
父にはなんでも遠慮なくズバズバいうしそんなに優雅ではない。笑
そんな母も、父より今はしっかりしているし、いろいろ父の面倒も見ているし
新聞を読んであげたり、ストレッチをしたり、散歩に付き合ったり。
夫婦って長い目で見て面白いなって思う。
母もしっかりしているといっても物忘れというか言葉忘れがひどくなってきているけどね。
こんな感じ
母 あの長い野菜、えーと
私 白ネギ?
母 ちがう
私 ごぼう?
母 違う、えーと、緑の細い・・
私 ニラ?
母 あ、そうそう。もうやだあ。
みたいな。笑笑
この広島の夫婦(私の両親)、80代半ばにさしかかるとこ、最近、父が昔に描いた
四つの油絵をどうするか論争になっていたらしい。
二人は終活中。
母はもう捨てて、て言ってて、父は
そんな捨てるなんて、
て感じだったらしい。といっても見ることもなく
しまいっぱなしだったのよ、何十年も。
ので、じゃ、東京に送ってって言って
届いたの。
玄関でダンボールを開けて、しばらく眺めていて、
ふと、この花の絵の裏に
ローマ字で
To ●●●●●● from ●●●●●●
1968年4月 シネラリア
って書いてあるのを見つけたの。
それは
結婚前の旧姓の母の名宛の父のサイン。
なんとまあ、父が母のために描いた絵だった。
それを二人とも忘れていて
母なんて捨てるとか・・・
それを伝えると、父は感涙していたらしい。(父も涙もろい)
母は言わないけど、きっと母も泣いたはず。
まったく、すごいドラマを経てきたような感じ。
玄関先でしばらくぼーっと絵を見ていた、私。
そして、こうして改めて絵を見ると
違って見えるし、素敵だと思う。
シネラリアの花は冬でも元気に咲き
花言葉はいつでも喜び・希望・快活など、らしい。
今度二人に花を贈ろう
今日はこの写真、絵の写真とサインの部分をカラープリントして
広島に送りました。笑
もういっこの絵は、広島の妹背の滝の絵だそう。
そして、そこにも行ってみようと思った。
推古天皇の由緒あるとこだとか、夫婦滝があるとか・・・
面白いね。母も言ってた、
なんとまあ、娘の家でね・・・・って。
物事は見る目を変えると、本当に見方が変わるよね。
旅先でもいつも思うけど
このときも思った。
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