予防接種
先日ポリオの予防接種のことを書きましたが、小学校の頃にはクラスごとに講堂に並んで順番に注射を打っていたことを思い出しました。ただその頃には注射を打たれて泣くような歳でなかったので、おとなしく打たれていました。でも正直なところ注射は嫌でしたね。
腕をまくって自分の番を待っている時のドキドキ感というか憂鬱感、皆さんも経験しませんでしたか?本当は嫌なんだけど見栄を張って、注射なんてなんてことないさ。って顔で並んでいませんでしたか?
それから後二、三人ってなったときに、腕に消毒をされましたね。その後あっという間に自分の番になって、チクリとやられました。消毒液は大概透明の消毒用のアルコールでしたが、時々茶色のヨウドチンキの時もありました。
当時子どもたちの間では「消毒液が透明の時は痛くないけど茶色の時は痛い」という噂がまことしやかに囁かれていました。また注射の前に腕をパチパチ叩いたり、打ったところを揉むと痛くないという噂もありました。腕を揉むのはかなり大きくなるまでやっていた気がします。
一方消毒液の色によって注射の痛さがちうというのは、どうだったかは覚えていません。ただBCGの注射が一番痛かったのは間違いないです。BCGは今では赤ちゃんの時にハンコのような注射をペタンと押されるだけなのですが、私が子供の頃は肩に注射をしていました。
ですから私たちくらいの年代の人の肩には、今でもその跡が残っていると思います。さてこのBCGの注射の前はツベルクリンの注射をしますね。その注射はほとんど痛さは感じませんね。そしてそれが陽性になれば、もうBCGを打たなくてもいいのです。
ところが私はなかなか陽転しなくて、小学生の間は毎年BCGを打っていました。確か六年生の時にハンコ注射に変わり、やっと陽転した覚えがあります。ですから私の腕にはハンコ注射の跡もあります。
BCGは一学期の修了式の後に居残りさせられて、注射を打たれていました。痛いし打ったところが膿んで、ひと夏それが続いていました。我が生涯であの注射が一番痛かった思っていました。
ところが最近その一番が変わってしまいました。もうお分かりですね。コロナのワクチン接種ですよね。あれは痛かった。しかも半年に一度何度も打ちましたね。打った途端中指の先まで激痛が走りました。そ後熱は出るし、腕が上がらないくらいの痛さが一週間くらい続きました。
それでも当初はホッとしたのもですね。でももうあんな注射は懲り懲りなのですが!