ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

不思議なハートの力00074-1回戦対牧野-

2021年05月10日 23時30分13秒 | 不思議なハートの力(自作小説)「R指定はありません」

不思議なハートの力00074-1回戦対牧野-

--1回戦対牧野(副将戦)--


(浪速剛剣道場VS枚野海剣館)試合の副将戦。
浪速が赤、牧野が白である。

副将:浪打剛 (なみうち つよし)VS相手方副将(名前は、省略する)が始まった。

両者は礼をする。


浪速(なにわ)の副将は、浪打剛である。
道場の主(あるじ)の息子である。
浪打は、身長は、そんなに高くないが、神海(しんかい)よりは少し高い。
男子の身長が伸びるのは中学生の後半からである。

相手も同じぐらいの背丈(せたけ)である。
体格は、丸くて太い。
浪打は、ふと思った。
(太りすぎ?動けるのか?)

竹刀を交(まじ)える。
「ドォ ドォォ ドン ドン」
相手は、素早い。
(体格は、見た目ごまかしか?)
(力も強い)
(押し負ける)
(離れ際(ぎわ)を気を付けて)
声がする。真菜美の声である。
浪打は、とっさに竹刀を振る。
そして、相手の離れ際の面を防いだ。
相手は、間合いをまた詰める。
(場外は、まずい)
(回り込まなければ)
浪打は、すんでに竹刀をかわした。
そして、足をすり右に進める。
(右に回り込めた)

相手と距離(きょり)が空く。
浪打の間合いである。

左足を踏(ふ)み鳴(な)らす。
「バシィーーー」
「メェーーン」
赤い旗が3本上がる。

浪打の『波打ち面』である。
解説する。
浪打は、竹刀を頭上に構えた。
そして、飛び込む。
何故か、竹刀が胴まで下がる。
相手は、胴を狙(ねら)ってると思い注意が下に動いた。
竹刀は、右から波を打つ。
(いや、左か?)
(スムーズな流れ)
気付くと浪打の竹刀は、相手の頭上あった。
「メェーーン」
(きれい。竹刀が波みたい)
朋子は、見とれた。
(あ!だめ!私には神海君がいる)

試合は、まだ、1分ある。
今度、すぐさま、浪打は、銅を決めた。
「ドォォォオ」
赤が3本上がる。

つづく。 次回(やっと見れる!神海の剣技)


#不思議なハートの力 #不思議なハート #自作小説 #真菜美 #朋子 #神海 #剣道大会 #波打ち面 #浪打

 

 

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波打つ面。

2021年05月10日 22時37分09秒 | 不思議なハートの力(自作小説)「R指定はありません」

浪速の副将の技です。

「波打つ面」

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0300_南の地球宣言(001)裕也の冒険-水子の奮闘(01)-

2021年05月10日 22時00分59秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0300_南の地球宣言(001)裕也の冒険-水子の奮闘(01)-


--水子の奮闘(ふんとう)(01)--

水子ちゃんは、全世界を走り回った。
水子ちゃんは、もともとは、地縛霊(じばくれい)です。
裕也が好きである。
裕也は、水子のお父さんに成ってくれるからである。
隠れて、水子は、一緒に寝ていたりする。
そして、福運を分けてくれる。
ある時、寂(さび)しく路地に座り込んでいた水子に声が聞こえた。
「水子ちゃん。仏道修行してみませんか?」
裕也は、いつも定期的に水子を集める。
そうして、集まった水子は、興味のあるお仕事に就き、
奇麗な服を着て、髪をセットする。

今回の裕也は、水子に何をお願いしたのか。
「今度は、神様の端末を世界中の国に配ってきて」
水子は、勇んで世界中に散った。
グッド・バンクに就職した女の子たちである。
光の粒が各国の大統領室に現れる。

光が飛び回っている。
それが、一か所にとどまり光が強まる。
「ポォォン」
(女の子?)
白いワンピの女の子、毛は茶色いショートヘヤー。
髪の毛の端は、くるっと少し巻かれている。
足は、裸足である。
大統領は、恐る恐る声をかける。
「どこから来たの?」
「私の名前は、アンダルです。
 神様の使いをしています。
 神様や仏様の助けが必要時は、ないですか?」
アンダルは、率直(そっちょく)に尋(たず)ねる。
「頼りたいこともないわけではないが、
 お金?
 財政の援助とか出来るの?
 お金だよ?」
「はい。分かりました。
 金塊(きんかい)で良いですか?」
アンダルは、楽しそうに笑顔で答える。
「ほんとう?
 じゃー。お願いできる」
大統領は、喜んだ。
「国の規模から、
 1臆ドルぐらいの金塊(きんかい)を融資できます。
 利息は、ありません。
 神様のお金ですから。
 では、取ってきます」
アンダルは、そう言うと姿を消した。
暫(しばら)くして、また、現れた。
「ボォワン」
腰のベルトに何かがぶら下がっている。
ポケットぐらいの何やら装置を取り出した。
その装置には、小さな窓の画面があり何かが映っている。
その画面をタッチし選ぶと横にあるボタンを押した。
「ビュゥゥーーゥ」
装置の頭の部分からレーザーの様な光が出る。
そして、部屋の隅を照らした。
その光の中から積まれた金塊が現れる。
「ワンダフル。素晴らしい。
 ありがとう。
 アンダル」
アンダルは、まだ、部屋にいる。
何かほかにお願いしたいことが有るみたいだ。
「東の宇宙の神様との連絡用の端末を設置したいのですが、
 よろしいですか?」
「いいですよ」
大統領は、上機嫌である。
それに、神様と連絡が出来るのは有難かった。
「オフィース机1台分です。
 どこに置けば良いですか?」
アンダルは、丁寧に尋ねる。
「じゃ。そこに置いてくれ」
部屋の入口の横を指さした。
アンダルは、装置を指さされた方に向け、
画面からOAテーブルと機器を選びボタンを押した。
物質亜空間保存移動装置(ぶっしつあくうかんほぞんいどうそうち)である。
レーザが出て、その光の中からOA機器がテーブルに設置されたテーブルが現れた。
大統領は、少し驚いた。
青い石板のコンピュータ。
光がその中を回路に沿って筋を描きながら動く。
アンダルは、少し操作した。
「大統領をお手をお借りできますか?」
大統領は、近づいて来た。
近くで見ると尚(なお)不思議である。
(一見、普通のコンピュータに見えるが、石?
 何の石?)
「ここに手を置いてください」
アンダルは、大統領にキーボードらしき板の上を指した。
そこには、手の形が浮かび上がっていた。
「両手を置いてください」
アンダルは、丁寧にお願いする。
大統領は、両手を置いた。
不思議である。
石の冷たさが伝わるが、何か人間味のある柔らかい感触(かんしょく)である。
画面には、国名と大統領の名前が表示された。
「画面の文字をを読んでください」と音声案内がある。
大統領は、文字を読んだ。
「登録は完了です」
端末のコンピュータには、アイ(目)とイヤー(耳)とスキャン(接触読取り)の装置が付いている。
アンダルは、微笑(ほほえ)んで、そして消えた。
G20の国には、既に端末は配られている。
(だが、旧型やったちゃうの?)

つづく。 次回(水子の奮闘(02))

#裕也の冒険 #自作小説 #南の地球宣言 #裕也 #水子の奮闘

 

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